スマホ/PC向けコマンドRPG『崩壊:スターレイル』とアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』コラボが2025年夏ごろに開催されます。
『崩壊:スターレイル』は2023年にリリースされたスマホ/PC向けコマンドバトルRPGで、『原神』『崩壊3rd』『ゼンレスゾーンゼロ』などでも知られるHoYoverseブランド(COGNOSPHERE PTE. LTD.)のひとつ。
アニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』は、ゲーム『Fate/stay night』(遠坂凛ルート)をアニメ化した作品。2004年から今も変わらずゲーム・アニメ問わずサブカルチャー全般で現役の名作とあって、その影響や功績は計り知れません。
実際に『崩壊:スターレイル』も『Fate』に影響を受けたことを明言しており、そういった経緯も含めてコラボに踏み切ったと思われます。そもそも、HoYoverse(およびmiHoYo)が手がけるゲームではコラボが少なく、かつては『崩壊学園』×『ダンガンロンパ3』といったコラボが行われたものの、ファンにとっては“『崩壊:スターレイル』がコラボを行う”という時点で驚きです。
さらに8月21日には「Gamescom」にてコラボに関する新動画も公開され、大きな話題となっています。ここでは“アーチャーらしき声”もちらり……。
そこで本稿では、『崩壊:スターレイル』×『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』がどのようなコラボとなるのか、普段はゲームライターとして記事を書いている筆者が予想……という名の妄想を走らせてみます。『Fate/stay night』ファンは『崩壊:スターレイル』がどのようなゲームなのかを知る一助として、『崩壊:スターレイル』ファンは来るべきコラボにおける予想の下準備として、ぜひチェックしてみてください!
◆『Fate/stay night』と『崩壊:スターレイル』
本稿執筆段階では、どのようなコラボになるかは全体的に未発表ですが、ゲームとアニメのコラボである以上、『崩壊:スターレイル』側に現れる形で『Fate』キャラが登場することでしょう。まずは『崩壊:スターレイル』と『Fate』IPの類似点、影響について考えていきましょう。
『崩壊:スターレイル』というゲームのストーリーを大雑把にいうならば“宇宙を渡る列車に乗って訪れる各文明世界にまつわる(「星核」絡みの)事件を解決していく”というもの。物語のキーとして「星神(アイオーン)」「星核」というものが存在しています。
この「星神」というのは、ありていに言うならば“各概念におけるトップクラスの存在”のようなもので、「壊滅」「記憶」「調和」といった“運命”を司ります。『崩壊:スターレイル』世界に登場しているキャラは、皆特定の“運命”を歩んでいて、深い繋がりがあります(主人公たちは「開拓」の星神アキヴィリが残した「星穹列車」に乗っていますが、現在「開拓」の星神「アキヴィリ」は生死不明)。
もちろん“星神”をあまり意識しないキャラも多くいますが、それぞれの派閥となると方向性が顕著になります。たとえば「記憶」派閥の「ガーデンオブリコレクション」なら“世界に起こった事象を記録する”という方向に、「壊滅」の「反物質レギオン」なら“世界を壊滅させることを重視する”という物騒な派閥になるわけです。また、星神の許しを得たごく少数の者は「使令」と呼ばれ、とても強い力を行使できます。ちなみに、“その運命であるかどうか”と“星神を信仰しているかどうか”は別。禁欲を重んじるばかりに「愉悦」の星神アッハに寵愛された「弔伶人」などもいます。
『Fate』世界で重要となる概念は、もちろん「セイバー」「バーサーカー」などの“クラス”でしょう。バーサーカーなら狂化が付与されるなど、英霊の座から各クラスに応じた部分を強調し召喚されるとあって、『Fate』キャラの性格も割とクラスに依存しています。これも『Fate』世界が理解しやすい理由のひとつでしょう。
概念のトップである「使令」「グランドクラス」という存在も含めて、“所属するクラス、歩む運命によってキャラの方向性がある程度予測”できるというのは『Fate』と『崩壊:スターレイル』に共通する要素と言えるです。
また、一部の『崩壊:スターレイル』ファンの間で「Fateの影響を受けている!」と囁かれているのは「クラーラ」というキャラクターです。
クラーラが必殺技を放つときにいうセリフは「助けて、スヴァローグ!」というもの。これが『Fate/stay night』で強烈な印象を残す、イリヤの「やっちゃえ、バーサーカー!」を想起させます。(基本的に)箱入り娘という点も似ています。
ただしクラーラおよびスヴァローグと、イリヤ&バーサーカーの性格は真逆です!イリヤが積極性を持ち、バーサーカーが話の通じぬ存在であることとは逆に、クラーラは内気かつスヴァローグは忠実に命令を執行するロボット。さらに言うなら、スヴァローグは何世紀も前から「ロボット的な合理主義で文明を維持する」ことに心血を注いでいます(だからこそ話が通じない面はありますが)。
しかしこの“徹底的に真逆”な在り方も、逆に両者の存在を意識させてくれます。もしコラボで「イリヤ&バーサーカー」と「クラーラ&スヴァローグ」が接点を持つとしたら、どういう展開となるのかが気になる所ですね。
◆どのような形でのコラボになるかを推察(妄想)!
続いては、どのような形でコラボが行われるかについて想像を走らせてみます。改めてになりますが、本稿は(ある程度の論拠・推測をベースとしてはいるものの)筆者の想像ベースなのでご注意ください! 聖杯戦争の“英霊の正体は誰だ!的な論争”と似たコラムとして読んでもらえれば幸いです。
とはいえ、今回のコラボは『崩壊:スターレイル』の公式予告番組「Ver.2.4「風起雲湧、相見える鋒鋩」」で発表されたこと、そしてアニメである『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』とのコラボなため、『崩壊:スターレイル』ゲーム内で行われる可能性が高そうです。
前述したように“『崩壊:スターレイル』ゲーム内でコラボを行う”というのは初めての試み。あくまで一部のコラボとなるか大々的なものとなるかは不透明ですが、筆者の個人的な感想としては『崩壊:スターレイル』はコラボに適したストーリーラインを持つと考えます。
その理由のひとつは、主人公たちが様々な文明世界、惑星を旅しているということ。ただしこれは、リリースから1年以上経った今でも(作り込みの凄まじさから)まだ4つの世界しか実装されていないことや、惑星や宇宙ステーションという形で描かれることから、コラボのために新しく“世界”を構築するのは相当なリソースを投入しなければならないでしょう。しかし、「Gamescom」で公開された動画では“崩れかけている謎の星”が強調されており、これも気になる所ですね。
筆者がコラボしやすいという最大の理由は「ゲーム内に内包しやすい装置が山ほどある」という点です。『崩壊:スターレイル』は「ゲーム内で開発された没入型ゲーム」のようなものもありますし、高度な演算によって疑似的に世界を体験するという技術もある世界です。
2月ごろには“夢の地”「ピノコニー」という新たな世界も登場しました。ここは眠った後「もうひとつのピノコニー」が夢の中に存在するという設定。この中には「さらに別の夢を再現する」という装置もあり、以前主人公は「ゴミ箱が人の代わりに生活する夢」などに入ったりもしました。
もちろん『Fate/stay night』と『崩壊:スターレイル』がコラボである以上、ある程度の力技は必要不可欠ですが、それでも『崩壊:スターレイル』は受け入れる土壌がしっかりとある作品と言えるでしょう。
もし、上記のような形で「舞台も再現される」ならば、冬木市の出現にも期待が持てます! 2025年夏まで時間はあるし作れそう……ステージ移動制なので、衛宮邸やアインツベルン城などの内部が歩けたらそれだけで楽しそうです。少なくともマップが再現されれば“門から離れられない設定”かつ公式ネタも多いアサシン(佐々木小次郎)も助かるはず!
続いてはバトルシステムについて考えてみます。『崩壊:スターレイル』は、バトルでも「運命」ごとにクラス分けされています。「巡狩」なら単体の敵に高火力を出せるアタッカー、「壊滅」なら高い攻撃能力と生存能力を持ち、自傷キャラなども印象的です。「虚無」ならデバフ主体で戦うというように特徴が決まっているわけです。
プレイアブルキャラとして『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』キャラが登場するなら(コラボだからこその限定“クラス”として「セイバー」「アーチャー」などが個別で登場する可能性も含め)、「アーチャーは自分の身を犠牲にしそうだから「壊滅」かもしれない!」と、どのクラスに分類されるかも想像の楽しみになり得ます。
実は、『崩壊:スターレイル』には「愉悦」という運命も存在しています。『Fate』ファンなら愉悦と聞いて想像するキャラクターもいるでしょう。この「愉悦」を司る星神「アッハ」「面白かったら何でもあり」という精神で、「模擬宇宙」などで運命の祝福を得ることができます。ギルガメッシュが「愉悦」の運命と相性の良い存在として現れたら面白いかもしれませんね。
コラボにおける悲しみは、『崩壊:スターレイル』はキャラクターの表現に力を入れるため、キャラ追加の頻度が少ないという点です。じっくりやり込むタイプのゲームですから、キャラ更新の頻度に不満を持っている人は少なめでしょうが、コラボとなると話が違います。
参考として、新たな世界「ピノコニー」が追加されたVer.2.0では星4キャラ1体、前後にわけ星5キャラ2体が実装されました。もし『Fate』からプレイアブルキャラが登場するとしても、多くて3、4キャラになるのではないでしょうか。別の可能性を考えると『崩壊:スターレイル』は主人公を始めとして「別の攻撃スタイルに変わる」ということもあります。主人公がアーチャーやセイバーの戦闘スタイルになるなどという形もあり得るかもしれません。
しかし、「Gamescom」で公開された動画では『崩壊:スターレイル』主人公たちが乗る星穹列車に謎の赤い光が衝突……「アーチャー」と思われる声が「マスター」と口にしました。これを“素直に受け取る”と、プレイアブルとしてアーチャーが追加されるとみて良いかもしれません。
なんにせよ、ファンの想像の種になる今回のコラボ。2025年の夏までにアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』を見返すもよし、ゲーム『崩壊:スターレイル』を始めるのもよしでしょう。気になる続報を待ちつつも、議論に花を咲かせてみるのも一興です。
『崩壊:スターレイル』は2023年にリリースされたスマホ/PC向けコマンドバトルRPGで、『原神』『崩壊3rd』『ゼンレスゾーンゼロ』などでも知られるHoYoverseブランド(COGNOSPHERE PTE. LTD.)のひとつ。
1年足らずで全世界1億ダウンロードを達成するなど、日本をはじめとし大きな人気を博しているゲームです。
アニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』は、ゲーム『Fate/stay night』(遠坂凛ルート)をアニメ化した作品。2004年から今も変わらずゲーム・アニメ問わずサブカルチャー全般で現役の名作とあって、その影響や功績は計り知れません。
実際に『崩壊:スターレイル』も『Fate』に影響を受けたことを明言しており、そういった経緯も含めてコラボに踏み切ったと思われます。そもそも、HoYoverse(およびmiHoYo)が手がけるゲームではコラボが少なく、かつては『崩壊学園』×『ダンガンロンパ3』といったコラボが行われたものの、ファンにとっては“『崩壊:スターレイル』がコラボを行う”という時点で驚きです。
さらに8月21日には「Gamescom」にてコラボに関する新動画も公開され、大きな話題となっています。ここでは“アーチャーらしき声”もちらり……。
そこで本稿では、『崩壊:スターレイル』×『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』がどのようなコラボとなるのか、普段はゲームライターとして記事を書いている筆者が予想……という名の妄想を走らせてみます。『Fate/stay night』ファンは『崩壊:スターレイル』がどのようなゲームなのかを知る一助として、『崩壊:スターレイル』ファンは来るべきコラボにおける予想の下準備として、ぜひチェックしてみてください!
◆『Fate/stay night』と『崩壊:スターレイル』
本稿執筆段階では、どのようなコラボになるかは全体的に未発表ですが、ゲームとアニメのコラボである以上、『崩壊:スターレイル』側に現れる形で『Fate』キャラが登場することでしょう。まずは『崩壊:スターレイル』と『Fate』IPの類似点、影響について考えていきましょう。
『崩壊:スターレイル』というゲームのストーリーを大雑把にいうならば“宇宙を渡る列車に乗って訪れる各文明世界にまつわる(「星核」絡みの)事件を解決していく”というもの。物語のキーとして「星神(アイオーン)」「星核」というものが存在しています。
この「星神」というのは、ありていに言うならば“各概念におけるトップクラスの存在”のようなもので、「壊滅」「記憶」「調和」といった“運命”を司ります。『崩壊:スターレイル』世界に登場しているキャラは、皆特定の“運命”を歩んでいて、深い繋がりがあります(主人公たちは「開拓」の星神アキヴィリが残した「星穹列車」に乗っていますが、現在「開拓」の星神「アキヴィリ」は生死不明)。
もちろん“星神”をあまり意識しないキャラも多くいますが、それぞれの派閥となると方向性が顕著になります。たとえば「記憶」派閥の「ガーデンオブリコレクション」なら“世界に起こった事象を記録する”という方向に、「壊滅」の「反物質レギオン」なら“世界を壊滅させることを重視する”という物騒な派閥になるわけです。また、星神の許しを得たごく少数の者は「使令」と呼ばれ、とても強い力を行使できます。ちなみに、“その運命であるかどうか”と“星神を信仰しているかどうか”は別。禁欲を重んじるばかりに「愉悦」の星神アッハに寵愛された「弔伶人」などもいます。
『Fate』世界で重要となる概念は、もちろん「セイバー」「バーサーカー」などの“クラス”でしょう。バーサーカーなら狂化が付与されるなど、英霊の座から各クラスに応じた部分を強調し召喚されるとあって、『Fate』キャラの性格も割とクラスに依存しています。これも『Fate』世界が理解しやすい理由のひとつでしょう。
概念のトップである「使令」「グランドクラス」という存在も含めて、“所属するクラス、歩む運命によってキャラの方向性がある程度予測”できるというのは『Fate』と『崩壊:スターレイル』に共通する要素と言えるです。
また、一部の『崩壊:スターレイル』ファンの間で「Fateの影響を受けている!」と囁かれているのは「クラーラ」というキャラクターです。
彼女は白髪赤目の少女で、最高レアにも関わらず彼女自身に戦闘能力はありません。主に攻撃を行うのは巨躯のロボット「スヴァローグ」で、外見はもちろん、“保護者(庇護者)に守られた少女”という点で『Fate/stay night』のイリヤに似ていると話題になったのです。
クラーラが必殺技を放つときにいうセリフは「助けて、スヴァローグ!」というもの。これが『Fate/stay night』で強烈な印象を残す、イリヤの「やっちゃえ、バーサーカー!」を想起させます。(基本的に)箱入り娘という点も似ています。
ただしクラーラおよびスヴァローグと、イリヤ&バーサーカーの性格は真逆です!イリヤが積極性を持ち、バーサーカーが話の通じぬ存在であることとは逆に、クラーラは内気かつスヴァローグは忠実に命令を執行するロボット。さらに言うなら、スヴァローグは何世紀も前から「ロボット的な合理主義で文明を維持する」ことに心血を注いでいます(だからこそ話が通じない面はありますが)。
しかしこの“徹底的に真逆”な在り方も、逆に両者の存在を意識させてくれます。もしコラボで「イリヤ&バーサーカー」と「クラーラ&スヴァローグ」が接点を持つとしたら、どういう展開となるのかが気になる所ですね。
◆どのような形でのコラボになるかを推察(妄想)!
続いては、どのような形でコラボが行われるかについて想像を走らせてみます。改めてになりますが、本稿は(ある程度の論拠・推測をベースとしてはいるものの)筆者の想像ベースなのでご注意ください! 聖杯戦争の“英霊の正体は誰だ!的な論争”と似たコラムとして読んでもらえれば幸いです。
とはいえ、今回のコラボは『崩壊:スターレイル』の公式予告番組「Ver.2.4「風起雲湧、相見える鋒鋩」」で発表されたこと、そしてアニメである『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』とのコラボなため、『崩壊:スターレイル』ゲーム内で行われる可能性が高そうです。
邪推ですが、2025年夏頃という1年以上前というタイミングでの発表も「開発期間」と捉えることもできるでしょう。
前述したように“『崩壊:スターレイル』ゲーム内でコラボを行う”というのは初めての試み。あくまで一部のコラボとなるか大々的なものとなるかは不透明ですが、筆者の個人的な感想としては『崩壊:スターレイル』はコラボに適したストーリーラインを持つと考えます。
その理由のひとつは、主人公たちが様々な文明世界、惑星を旅しているということ。ただしこれは、リリースから1年以上経った今でも(作り込みの凄まじさから)まだ4つの世界しか実装されていないことや、惑星や宇宙ステーションという形で描かれることから、コラボのために新しく“世界”を構築するのは相当なリソースを投入しなければならないでしょう。しかし、「Gamescom」で公開された動画では“崩れかけている謎の星”が強調されており、これも気になる所ですね。
筆者がコラボしやすいという最大の理由は「ゲーム内に内包しやすい装置が山ほどある」という点です。『崩壊:スターレイル』は「ゲーム内で開発された没入型ゲーム」のようなものもありますし、高度な演算によって疑似的に世界を体験するという技術もある世界です。
2月ごろには“夢の地”「ピノコニー」という新たな世界も登場しました。ここは眠った後「もうひとつのピノコニー」が夢の中に存在するという設定。この中には「さらに別の夢を再現する」という装置もあり、以前主人公は「ゴミ箱が人の代わりに生活する夢」などに入ったりもしました。
もちろん『Fate/stay night』と『崩壊:スターレイル』がコラボである以上、ある程度の力技は必要不可欠ですが、それでも『崩壊:スターレイル』は受け入れる土壌がしっかりとある作品と言えるでしょう。
もし、上記のような形で「舞台も再現される」ならば、冬木市の出現にも期待が持てます! 2025年夏まで時間はあるし作れそう……ステージ移動制なので、衛宮邸やアインツベルン城などの内部が歩けたらそれだけで楽しそうです。少なくともマップが再現されれば“門から離れられない設定”かつ公式ネタも多いアサシン(佐々木小次郎)も助かるはず!
続いてはバトルシステムについて考えてみます。『崩壊:スターレイル』は、バトルでも「運命」ごとにクラス分けされています。「巡狩」なら単体の敵に高火力を出せるアタッカー、「壊滅」なら高い攻撃能力と生存能力を持ち、自傷キャラなども印象的です。「虚無」ならデバフ主体で戦うというように特徴が決まっているわけです。
プレイアブルキャラとして『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』キャラが登場するなら(コラボだからこその限定“クラス”として「セイバー」「アーチャー」などが個別で登場する可能性も含め)、「アーチャーは自分の身を犠牲にしそうだから「壊滅」かもしれない!」と、どのクラスに分類されるかも想像の楽しみになり得ます。
実は、『崩壊:スターレイル』には「愉悦」という運命も存在しています。『Fate』ファンなら愉悦と聞いて想像するキャラクターもいるでしょう。この「愉悦」を司る星神「アッハ」「面白かったら何でもあり」という精神で、「模擬宇宙」などで運命の祝福を得ることができます。ギルガメッシュが「愉悦」の運命と相性の良い存在として現れたら面白いかもしれませんね。
コラボにおける悲しみは、『崩壊:スターレイル』はキャラクターの表現に力を入れるため、キャラ追加の頻度が少ないという点です。じっくりやり込むタイプのゲームですから、キャラ更新の頻度に不満を持っている人は少なめでしょうが、コラボとなると話が違います。
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の英霊、登場キャラクターすべてがプレイアブルになるということは考えづらいでしょう。
参考として、新たな世界「ピノコニー」が追加されたVer.2.0では星4キャラ1体、前後にわけ星5キャラ2体が実装されました。もし『Fate』からプレイアブルキャラが登場するとしても、多くて3、4キャラになるのではないでしょうか。別の可能性を考えると『崩壊:スターレイル』は主人公を始めとして「別の攻撃スタイルに変わる」ということもあります。主人公がアーチャーやセイバーの戦闘スタイルになるなどという形もあり得るかもしれません。
しかし、「Gamescom」で公開された動画では『崩壊:スターレイル』主人公たちが乗る星穹列車に謎の赤い光が衝突……「アーチャー」と思われる声が「マスター」と口にしました。これを“素直に受け取る”と、プレイアブルとしてアーチャーが追加されるとみて良いかもしれません。
なんにせよ、ファンの想像の種になる今回のコラボ。2025年の夏までにアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』を見返すもよし、ゲーム『崩壊:スターレイル』を始めるのもよしでしょう。気になる続報を待ちつつも、議論に花を咲かせてみるのも一興です。
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