◆プロボクシング ▽フェニックスバトル・スーパーフェザー級(58・9キロ以下)1000万トーナメント準々決勝8回戦 松本圭佑―龍王(12日、東京・後楽園ホール)

 12日に東京・後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル156」の前日計量が11日、都内で行われ、「フェニックスバトル・スーパーフェザー級1000万トーナメント」準々決勝で対戦する元日本、WBOアジアパシフィック・フェザー級王者の松本圭佑(26)=大橋=と日本同級7位・龍王(28)=角海老宝石=がともにリミットの58・9キロでクリアした。

 松本は昨年3月に予定されていた日本王座の5度目の防衛戦で計量失格となり、日本ボクシングコミッション(JBC)から1年間のライセンス停止処分を受けた。

24年10月の中川公弘(ワタナベ)戦(2回KO勝ち)以来、1年7か月ぶりの復帰戦となる。無事に計量をクリアし「試合自体は空いているが、あまり久しぶり感がない。また試合ができるこの感覚が懐かしいなという気持ちと、そんなに鈍っていないなという気もしました」と話した。

 1階級上のスーパーフェザー級での復帰戦に向け、昨年9月から約1か月間、単身で渡米し合宿を敢行。実戦練習を重ねてきた。フェザー級時代は試合の1か月半~2か月前から減量に取り組んでいたが、今回は4か月かけて計画的に減量してきたという。「今回はすごく気をつけて調整してきたので、体調もすごくいい。それが動きの良さにつながれば、なおさら良かったと思えると思う。最後まで気を抜かずにリカバリーもしたい」と気を引き締めた。

 松本は父で元東洋太平洋・日本フェザー級王者の松本好二トレーナーとの二人三脚でU―15全国大会5連覇を果たすなど、プロデビュー前からフジテレビ系「ミライ☆モンスター」でもたびたび取り上げられた注目選手。昨年5月13日には、23年11月に結婚した妻・沙弥さんとの間に長女が誕生した。「本当にたくさんの方に迷惑をかけたり、心配される声もすごくたくさんいただいた。

何よりも家族、妻に1年間試合ができないということで迷惑をかけた。この期間中に子供も生まれて、明後日には1歳になるんですよ。成長した子供のためにも、という気持ちは強いですね」と決意を口にした。

 対する龍王は、2月のトーナメント1回戦で岩崎一輝(勝輝)を6回TKOで下して勢いに乗る。計量後のフェースオフでは、松本との距離を詰めてにらみをきかせた。「(松本が)仕上げてきたのだろうなと。それはひしひしと相手から感じた」と印象を語り、「ここから先は全部決勝だと思っている。1000万円という優勝賞金が設定されているが、どちらがそれにふさわしい男か。この試合は楽しみで仕方がない。龍王のボクシングをする。激しい試合になると思う」と気合をみなぎらせた。

 戦績は松本が12戦全勝(8KO)、龍王が12勝(7KO)3敗1分け。

 興行の全対戦カードは以下の通り。

 ▽日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦王者・池側純(角海老宝石=9勝3KO1敗3分け)―同級10位・大嶋剣心(KOD=9勝5KO4敗1分け)

 ▽スーパーフェザー級1000万円トーナメント8回戦

松本圭佑(大橋=12戦全勝8KO)―日本同級7位・龍王(角海老宝石=12勝7KO3敗1分け)

 ▽スーパーフェザー級1000万円トーナメント8回戦

日本同級3位・渡辺海(ライオンズ=16勝10KO3敗1分け)―日本同級14位・英豪(KOD=6勝2KO1敗)

 ▽スーパーフェザー級1000万円トーナメント8回戦

日本同級9位・福井貫太(石田=14勝8KO7敗1分け)―日本同級2位・木谷陸(KG大和=10勝5KO3敗)

 ▽ミニマム級6回戦

所龍太(DANGAN=1勝1KO)―ジョン・ドミニク・レドレス(フィリピン=4勝2KO2敗)

 ▽スーパーバンタム級4回戦

松本龍也(協栄=3勝2敗1分け)―今藤悠開(DANGAN郡山=2敗)

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