7月14日に東京・後楽園ホールで開催されるプロボクシング興行「Lemino BOXING フェニックスバトル」の対戦カード発表会見が11日、都内で行われ、メインイベントのスーパーフェザー級(58・9キロ以下)10回戦にWBA世界同級5位・堤駿斗(26)=志成=が出場することが発表された。対戦相手は未定。

 堤は昨年12月27日、サウジアラビア・リヤドで当時のWBA同級正規王者ジェームス・ディケンズ(英国)に挑戦する予定だったが、試合2週間前のスパーリングで眼窩(がんか)底を骨折したため試合が中止となった。昨年8月16日にサウジアラビアで2016年リオ五輪代表のカイス・アシュファク(英国)を3回TKOで下して以来11か月ぶりのリングとなる。「昨年12月は大きなチャンスを逃してしまって落ち込む時期もあったが、しっかり練習して自分のボクシングをレベルアップさせることにつとめていた。今回の試合でまたみなさんに期待してもらえるような試合をしたい」と意気込みを語った。

 今回の試合が“世界前哨戦”となる。現在、世界ランクはWBA5位、IBF8位、WBO12位につける。興行を主催する大橋ジムの大橋秀行会長(61)は、堤を「次のボクシング界を背負っていく選手」と期待し、「この7月14日の試合で勝利を収めて、また世界につながっていく試合になると思う」と話した。志成ジムの二宮雄介代表も「世界に出ていく試合として位置づけていただけたら」とし、対戦相手についても「世界ランカーをベースに考えている。元世界チャンピオンクラスを呼ぼうと思っている」と明かした。

 堤は昨年12月に目の手術を受けた後、今年2月から練習を再開。4月から実戦練習を開始している。「対戦相手はまだ決まっていないが、どんな相手でも判定ではなくしっかり倒して、今の4団体の世界チャンピオンにプレッシャーをかけられるような勝ち方をしたい。

見ているボクシングファンの方々にも『もう世界以外ないだろう』『前哨戦はもういいんじゃないか』と言ってもらえるような内容をお見せしたい」と世界挑戦へアピールする快勝を誓った。

 興行の対戦カードは以下の通り。

 ▽スーパーフェザー級10回戦

WBA同級5位・堤駿斗(志成=8戦全勝5KO)―対戦相手未定

 ▽ウエルター級8回戦

東洋太平洋同級13位・野上昂生(大橋=5勝3KO1敗)―東洋太平洋同級7位・湯場海樹(YUVAX=13勝8KO5敗2分け)

 ▽スーパーライト級8回戦

日本ライト級4位・アオキクリスチャーノ(角海老宝石=19勝12KO13敗2分け)―菊池音央(志成=6勝4KO2敗)

 ▽53キロ契約8回戦

日本スーパーフライ級2位・重里侃太朗(志成=8勝2KO1敗2分け)―チョンラティ・スィーラット(タイ=12勝8KO5敗1分け)

 ▽ライト級8回戦

日本同級7位・川口高良(協栄=10勝6KO1敗1分け)―日本スーパーフェザー級13位・梶野翔太(角海老宝石=6勝4KO1敗1分け)

 ▽64キロ契約8回戦

WBOアジアパシフィック・スーパーライト級13位・由良謙神(志成=5戦全勝4KO)―ラッタコン・タッサウォン(タイ=25勝15KO21敗1分け)

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