愛らしい外観で今もファンが多い「ワーゲンバス」が、最新の電気自動車(EV)になって帰ってきました。今回は、アイドルグループ「≒JOY」の村山結香さんと山田杏佳さんと一緒に、自然豊かな三浦半島の城ヶ島公園を目指すドライブツアーへ出かけました(ニアジョイ・村山結香&山田杏佳が最新EV「ID.Buzz」で行く、城ヶ島の絶景と地元メガ盛りグルメ旅)。
旅の相棒に選んだのは、フォルクスワーゲン「ID.Buzz Pro Long Wheelbase」です。三浦半島へ向かう高速道路やアップダウンのある道でも、電気自動車ならではの静かでスムーズな加速のおかげで、車内は終始リラックスした雰囲気に包まれていました。二人の楽しい会話も弾み、移動そのものが楽しくなる乗りやすさを実感できました。お腹も心も満たされた旅の様子は別の記事で読んでもらうとして、本稿ではこのクルマの魅力をお伝えします。
ID.Buzz Pro Long Wheelbaseの特徴
ID.Buzz Pro Long Wheelbaseは、EV専用のプラットフォームで作られた7人乗りのミニバンです。ボディーサイズは全長4965×全幅1985×全高1925mmで、車両重量は2720kgとなかなかのビッグサイズです。なお、車両本体価格は997万9000円(標準モデルは888万9000円)です。
床下に大容量の86kWhリチウムイオンバッテリーを搭載しており、一回の充電で走れる距離は554km(WLTCモード、世界統一燃費基準)を確保しています。後輪を駆動するモーターは最高出力286PSを発揮し、大人数で乗ってもしっかりと走れる性能を持っています。しかも、今のところ唯一の「EVミニバン」というレアさもあるのです。
ID.Buzz Pro Long Wheelbaseのスペック概要
フォルクスワーゲン「ID.Buzz Pro Long Wheelbase」は、スタンダードモデルを延長したロングボディー仕様になっています。
ボディーサイズ 全長4965×全幅1985×全高1925mm ホイールベース 3240mm 車両重量 2720kg パワートレイン リア電気モーター、89kW 最高出力 286PS(210kW)/3581~6500rpm 最大トルク 560N・m(57.1kgf・m)/0~3581rpm トランスミッション 1段固定式 駆動方式 後輪駆動(FR) 電費 173Wh/km(WLTCモード) 価格 997万9000円~
ID.Buzzの魅力 その1
ワーゲンバスを思わせる個性的なデザイン
最大の特徴はやはり往年の名車である「ワーゲンバス」の面影をしっかりと感じさせる、丸みを帯びた親しみやすいデザインでしょう。若い人も映画などで見たことがあるかもしれません。大きなフロントのロゴや、特徴的なツートーンカラーの組み合わせは、どこを走っていても周囲の目を引きます。
もちろん見た目だけでなく、空気抵抗を減らす最新の工夫も盛り込まれており、EVとしての走行効率を高めています。
ID.Buzzの魅力 その1
広々とした室内と多彩なシートアレンジ
標準モデルよりホイールベース(前輪と後輪の間隔)を長くしたことで、3列目まで大人がゆったり座れる広い室内空間を実現しています。両側には電動のスライドドアがついているため、乗り降りも簡単です。
また、乗る人数や荷物に合わせてシートを自由にアレンジでき、後方のシートを折りたためば最大2469リットルという広大な荷室が生まれます(3列目シートを外すこともできます)。これならツアーのお土産や大きな荷物も楽々と積み込めますね。また、1~3列目の全部にUSB Type-C端子があるので、車内の全員がスマホを充電できるのはうれしいポイントです。
ID.Buzzの魅力 その3
EVならではの力強く安定した走り
大きく重たいボディーですが、アクセルを踏んだ瞬間から力強いトルクが出るEVの特性により、坂道でもすいすいと進みます。三浦半島のようにアップダウンが多い道では本当に助かります。重たいバッテリーを車体の底に配置しているため、重心が低く、カーブを曲がるときも車体がふらつきません。
これもEVの特徴ですが、静粛性が非常に高く、高速道路を走っていても風の音やタイヤの音が抑えられているため、後部座席の人とも普段通りの声の大きさで会話を楽しめます。運転手だけでなく、乗る人全員が疲れにくい快適な乗り心地です。
ID.Buzzの気になる点 その1
ボディーサイズが大きめ
全長が4965mm、全幅が1985mmもあるため、日本の一般的な乗用車と比べるとかなり大柄です。ライバルのアルファードと比べると、全幅が約130mmも広くなっています(ただし全長は30mmほど短い)。今回ドライブした三浦半島の細い路地や、すれ違いが難しい道では少し気を使います。
また、全高も1925mmあるため、高さ制限が1.8mや1.9mに設定されている古い屋内駐車場や、機械式の立体駐車場には入らないことがあります。普段よく使うお店の駐車場や、ご自宅の駐車スペースに収まるかどうか、あらかじめ寸法を確認しておく必要があります。コインパーキングなどでは、だいたい頭が少しはみ出します。
ID.Buzzの気になる点 その2
車両本体価格が高額
EV化の影響もあり、ID.Buzz Pro Long Wheelbaseの車両本体価格が997万9000円と、約1000万円という価格は決して気軽に購入できる金額ではありません。電気自動車の購入をサポートする国の補助金や、税金の優遇措置を受けることはできますが、国産EVほど優遇されておらず、初期費用は結構高くなります。
ただし、長距離を走る場合などはガソリン代に比べて電気代の方が維持費を抑えやすい面もあるため、長く乗ることを前提に全体の費用で検討するのが大切です。
なお、1950年から1979年にかけて販売された初代ワーゲンバス(Type II、T1)の場合、現在は中古市場で500万円前後となっています。クラシックカーゆえの流通台数の少なさ、維持費や修理代を考えると、新車のID.Buzzと大差ないかもしれません。もちろん、ワーゲンバスを購入する人はすべて覚悟の上で買うと思いますが。
ID.Buzzの気になる点 その3
充電環境の確認が必要なこと
1回の充電で最大554km走れるため、今回の三浦半島ツアーのような日帰りドライブであれば途中で充電する必要はほぼありません。6人乗車、エアコンオンで走って東京に戻ってきた時点で20%以上バッテリーは残っていました。
しかし、自分で所有することを考えると、自宅に普通充電器を設置できるかどうかが、日々の使い勝手を大きく左右します。
ただ、充電器を検索してくれるアプリなどもあるので、こうしたサービスを積極的に利用しましょう。正規ディーラーの充電器を使うのもいいかもしれません。
【まとめ】新しい時代の家族や仲間を支えるEVミニバン
ID.Buzz Pro Long Wheelbaseは、単なる移動手段を超えて、クルマに乗ること自体をワクワクする体験に変えてくれる特別な1台です。村山さんと山田さんも、その快適な車内空間と静かな走りで「いつもよりおしゃべりに夢中になっちゃった」と、今回体験した魅力を教えてくれました。
大きめの車体や価格設定、充電環境の準備など、購入前に確認すべき点はいくつかあります。しかし、お金に余裕があって、多人数で出かける機会が多く、家族や仲間との会話を大切にしたい人や、キャンプなどのアウトドアでたくさんの荷物を積みたい人にはオススメです。
唯一無二の個性で愛着の湧くデザインと、最新EVの力強く環境に優しい走りを両立したこのクルマは、大人数での移動を変えてくれるかもしれません。
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