「鬼滅」効果で映画館における消費が大幅増、10月後半の国内消費

「鬼滅」効果で映画館における消費が大幅増、10月後半の国内消費
10月後半の消費は「映画館」が大幅に回復、劇場版「鬼滅の刃」が貢献
       
 ジェーシービー(JCB)とナウキャストは11月18日、国内消費指数「JCB消費NOW」の10月後半(10月16~31日)、10月全体(10月1~31日)の速報値を更新した。

 JCB消費NOWは、プライバシーを保護した形で加工したJCBカードの取引データを活用し、現金も含む全ての消費動向を捉えた指数。
 2018年1月後半の前年比を基準に、消費がどの程度変化(増減)しているかをみると、「全総合」は新型コロナウイルス感染症の感染拡大前である1月後半と比較してマイナス5.7%となり、10月前半から下落幅が縮小している。「小売総合」がプラス3.3%、「サービス総合」がマイナス12.6%となり、どちらも10月前半から回復した。
 小売総合では、「アパレル(織物・衣服・身の回り品小売業)」や「家電(機械器具小売業)」の大幅な回復が寄与しており、アパレルが実店舗、家電がECを中心に回復するなど業種ごとにオフライン/オンラインの選択傾向が異なる。
 サービス総合では、「外食」がマイナス18.7%(10月前半はマイナス27.3%)、「娯楽」がマイナス12.5%(同マイナス29.2%)と大幅に回復した。「外食」の回復は「Go To イート」の影響など。「娯楽」の回復は、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の大ヒットが大きく影響している。
 なお、10月のJCB消費NOWに関しては、19年10月前半・後半に消費増税前の駆け込み需要の反動で小売・サービス業ともに減少したことから、20年10月前半・後半の数値が実体よりも強く見える可能性があることや、20年の10月前半で「体育の日」が「スポーツの日」となり、7月後半に移動したことから祝日が1日少ないという、特殊要因に留意する必要がある。
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