●76%が感じていた撮影の挫折という課題
発表会で特に印象的だったのが、同社が事前に実施したユーザー調査の結果だ。スマホ撮影について、76.3%が「うまく撮れなかった経験あり」、子ども・ペット・スポーツなどでは80%以上が失敗した経験があるという。安達晃彦・プロダクトプランニング本部長は、「80%近くが、その原因を自分の技術不足と認識している。ただ、実際にはカメラ性能に起因するケースもある。今回の製品で解決する」と説明した。
●ライカ×5倍光学望遠で誰でもプロ品質へ
Xiaomi 17T Seriesは、ライカ共同開発のトリプルカメラシステムが最大の特徴。特に上位モデルのXiaomi 17T Proでは、ペリスコープ式5倍光学望遠、最大120倍AIズーム、Leica Summiluxレンズを備え、遠距離や暗所でも自然な色味と高精細な描写を実現する。
写真と短い動画を組み合わせて瞬間のストーリーを残す「Leica Live Moment」も搭載。従来の静止画とは異なる表現を可能にする。さらに、4K 60fps 10-bit Log撮影、4K 120fpsスローモーション、3マイク高音質録音など、動画性能も大幅に強化している。
撮影性能に加え、日常利用の快適性も向上している。注目なのは、7000mAhの大容量バッテリーと100W急速充電(最短48分でフル充電)だ。また、アイケアディスプレーやIP68防水防塵、おサイフケータイ対応(Xiaomi 17T Pro)など、日本市場を強く意識した仕様も盛り込まれている。
記者会見では、呂暁露社長も登壇。「日本では、スマホの投入に力を入れている。グローバルの強みを生かして充実させていく」と述べた上で、「Xiaomi Store(直営常設店)を関西や関東で展開しており、7月中旬には名古屋にも進出する」と、さらにブランド認知度を高めていく意欲を示した。
Xiaomi 17T Seriesは、「記録の道具」から「感情を伝える体験」へと進化させた製品といえる。「撮れないのは自分のせい」というユーザーの心理をテクノロジーで解消しようとする姿勢が明確に示された。(BCN・佐相 彰彦)
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