●クラウドからエッジまでつなぐAIエコシステム
「COMPUTEX TAIPEI 2026」の会場では、ADATAとともに、エンタープライズ向けストレージブランド「TRUSTA」、産業向け組み込みストレージ部門「ADATA Industrial」、ゲーミングブランド「XPG」、グローバルAIoTリーダーであるATrack Technologyが出展を行う。
ADATAは、2026年に向けた戦略として、活用シーンに基づいて性能レンジと機能設計を最適化し、ユーザー体験と製品差別化を向上させるという、製品の全面的な強化を発表する。
期間中は、AI開発者、ゲーマー、コンテンツクリエイター向けに設計され、さまざまな賞の受賞実績があるゲーミングメモリー「XPG NOVAKEY RGB DDR5」が展示される。また、ASUS ROGと共同開発した「NOVAKEY RGB DDR5 ROG CERTIFIED edition」を初披露する。
あわせて、現代のモバイルライフスタイルに向けた新たな外付けSSD「URBAN」シリーズの発表も行われる。同シリーズのラインアップには、従来モデルと比較してサイズが75%と小型化され、USB4における最大毎秒4000MBの高速アクセスに対応するとともに、直感的かつ安全なデータアクセスを実現するNFC対応セキュアロック解除機能を備えたURBAN TAPSAFE SSDが含まれる。
「XPG」は、先進的な水冷、空冷、インテリジェントファン制御ソリューションを備えた、次世代冷却ラインアップを発表する。同ラインアップには、6.7インチの曲面OLEDディスプレーを搭載する「LEVANTE VIEW PRO 360」をはじめとする、「MAESTRO VIEW 62DA」「MAESTRO INFINITY 62DA」といった空冷クーラー、1本のケーブルで最大7基のファンをデイジーチェーンによって接続可能で、独自の「Dynamic Breathing」ソフトウェアと統合することで、ファン速度とエアフローをスマートに最適化する「HURRICANE MAG PRO」ファン、統合モジュラー設計によって取り付けを容易にした「INFINITY」ファンシリーズを用意している。
さらに、新たなゲーミングPCケースおよびPC電源ユニット(PSU)として、Intelソフトウェアを通じて高負荷AIコンピューティング向けに「dual ASRock Intel Arc Pro B70 GPU」を駆動する「FUSION 1600W」、リアルタイム過負荷保護を備えたXtreme Power Guard技術を実装する「CYBERCORE III 1200W」、Razerとの強固なパートナーシップによって開発され、「Razer Core X V2」に完全対応する「CORE REACTOR III 1000W」も展示する。
なお、「XPG」はコーエーテクモゲームスと提携しており、会場内には「XPG」のゲーミングディスプレー「APERTURE A27F4」で楽しめる「仁王3」の限定体験ゾーンが設けられる。
「TRUSTA」は、「TRUSTA AI Scaler Extended Memory Solution」と、その中核ソフトウェアである「TRUSTA AI Scaler Toolkit」を発表する。
「TRUSTA AI Scaler Extended Memory Solution」は、ワークロードに応じてGPUメモリー、DRAM、SSDリソースを柔軟に割り当てられるハイブリッドアーキテクチャを通じて、ハイエンドGPUへの依存を大幅に低減させられ、AIのトレーニングおよび推論における導入コストを50%以上削減できる。
「TRUSTA AI Scaler Toolkit」は、柔軟な統合と規模に応じた導入を可能にするオープンアーキテクチャであり、5月28日から無料でダウンロード提供されている。
あわせて、最大15.36TBの容量を実現し、U.2、E1.S、E3.Sフォームファクターに対応するエンタープライズSSD「TD7P51 ECO PCIe Gen5」も展示する。同SSDは、Flexible Data Placement(FDP)技術の搭載、および最適化されたデータ配置によって、性能の一貫性を実現するとともに、運用効率を向上させる。
そのほか、ADATAは「Intel Innovation Pass Program」参加企業として、「ADATA AI Scaler Toolkit」とIntel Core Ultraプロセッサを統合したAIソリューションを展示する。同ソリューションは、「TRUSTA」のエンタープライズAI基盤をベースに、AI Scaler技術をPCプラットフォームへと拡張して、Intel搭載NUCやノートPCといったパーソナルデバイス上での、大規模AIモデルの効率的な実行を可能にする。また、「ADATA 4R CUDIMM」メモリーと組み合わせたIntel Z890マザーボードの展示も行う。
「ADATA Industrial」は、最大毎秒1万4800MBの読み書き速度を実現する最新の「Gen5 BiCS8 SSD」シリーズ、低レイテンシと高い信頼性が求められるエッジAI環境に最適化された高周波7200 MT/s DDR5 ECC DIMMを発表する。
あわせて、Advantechとの協業による、次世代OCP Edge-MHS edge server、および統合ソフトウェアソリューションの展示も行う。
ATrack Technologyは、産業グレードの耐振動性と広温度範囲対応によって、過酷な環境でも安定稼働して、大規模交通インフラ向けにリアルタイムのマルチチャンネル映像解析をサポートする、NVIDIA搭載の「VBOX-AI700 Series」を展示する。
また、堅牢なハードウェアとAI処理機能を組み合わせることで、管理効率と交通安全を向上する、4カメラ対応フリートレコーダー「AW700」と、オートバイ向けドライブレコーダー「AW100」の発表も行う。
ADATAはほかにも、NVIDIA NemoClawを搭載し、複雑な論理推論と文脈分析をリアルタイムで実行して人と機械の協働を再定義する、次世代AIエージェントと統合されたロボットアームをはじめとする、次世代統合AIエージェントを展示する。また、「NVIDIA Omniverse libraries」によるデジタルツイン技術「Real-to-Sim-to-Real」、ロボットと病院におけるHIS/ITシステムとの接続、NVIDIA Isaac ROSおよびNVIDIA TAO Toolkitを活用したAIモデル、ISO 13482認証を取得した双腕協働ロボット、AMR100 ロボット消毒システムといった、ロボティクス展示も行われる。
さらに、組み込み用途向けストレージとして、AI PCおよび高性能システム向けに設計されたPCIe Gen5x4インターフェースを採用することで、最大毎秒1万4000MBの読み出し、最大毎秒1万2000MBの書き込みを実現し、AIワークロード、大容量ファイル転送、高解像度コンテンツ制作を高速化する、新たなフラッグシップSSD「SM2P51H8 SSD」や、7.2×7.2mmの超小型eMMCストレージ、最大8533 Mbpsで動作する高速LPDDR5Xメモリーなども展示するとともに、省スペース化に貢献するePOPソリューションおよびAIスマートグラスへの採用事例も紹介する。
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