味噌、納豆、ヨーグルト、漬物――発酵食品は「腸にいい」とよく耳にします。しかし本当に、食べるだけで腸内環境は整うのでしょうか。
今回は「発酵食品を食べると腸内環境が整う」という噂について、22歳から49歳までのマイナビニュース会員401名にアンケートを実施しました。その結果、本当だと思う方が86%、嘘だと思う方が14%となりました。
回答者からは、「発酵食品で調子がよくなる」と実感する声がある一方、「効果を感じない」「それだけで改善するとは限らない」とする意見もありました。
では実際のところ、どうなのでしょうか。消化器内科医の中路幸之助先生にお話を伺ったところ、「積極的に取り入れたい食品だが、食事全体のバランスも大切」との答えが返ってきました。
発酵食品は腸内環境を支える心強い味方
中路先生によると、ヨーグルト・味噌・納豆・漬物・醤油などの発酵食品には、乳酸菌などの体に良い働きをする微生物が含まれているそうです。
実際に、発酵食品をよく食べる人では、腸内細菌のバランスに特徴が見られるという研究報告があります。また、ヨーグルトを食べることで、腸内細菌の種類が増えたとする報告もあります。
食物繊維との組み合わせが効果の鍵
一方、発酵食品に含まれる菌は、摂取をやめると数日~1週間ほどで便から検出されなくなるなど、効果が一時的な場合もあるそうです。種類や量、個人の腸内環境によって変化の幅も異なります。
腸全体の健康を考えるなら、野菜・海藻・きのこ・果物などの食物繊維との組み合わせが鍵。「発酵食品+食物繊維」をセットで日々の食事の基本として意識してみましょう。
○中路 幸之助(なかじ こうのすけ)
1991年、兵庫医科大学卒業。兵庫医科大学、獨協医科大学での勤務を経て、1998年に医療法人協和会に入職。2003年より現在まで、医療法人愛晋会 中江病院 内視鏡治療センターにて臨床に従事。専門はカプセル内視鏡・消化器内視鏡・消化器病。学会活動および論文執筆にも積極的に取り組んでいる。【資格・役職】日本内科学会 総合内科専門医・指導医/日本消化器病学会 専門医・指導医・学会評議員/日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医・学術評議員/日本消化管学会 代議員・近畿支部幹事/日本カプセル内視鏡学会 認定医・指導医・代議員/米国内科学会(ACP)上席会員(Fellow)
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