ウェザーニューズは5月13日、2026年の「梅雨入り・梅雨明け見解」を発表した。

○九州~東北の梅雨の期間は平年並か短い傾向

今年は沖縄・奄美で平年より早く、5月はじめに梅雨入りとなった。
一方、九州南部~東北北部の梅雨入りは概ね平年並となる見込みだ。梅雨明けは、全国的に平年並か平年より早くなるとみている。梅雨期間は九州北部・中国・近畿・東海・北陸・東北北部で平年より4日以上短くなる一方、沖縄・奄美では4日以上長くなると予想される。また、九州南部・四国・関東甲信・東北南部については平年並となる見通しだ。

昨年(2025年)の梅雨を振り返ると、5月は太平洋高気圧が日本の東から南で強まりやすく、梅雨前線の北上が早くなったため、沖縄~北陸では平年よりもかなり早い梅雨入りとなった。その後、一旦梅雨前線は沖縄から本州南岸付近に停滞しやすくなったが、6月上旬以降、前線は次第に北上して中旬以降は西日本から東日本付近に停滞しやすくなり、沖縄・奄美での早い梅雨明けと東北での遅い梅雨入りをもたらした。6月下旬になるとフィリピンの東海上で対流活動が平年よりも活発化した影響で太平洋高気圧が強まり、また偏西風が平年よりもかなり北寄りを流れるようになった影響で梅雨前線の活動が弱まった。このため、九州~北陸では平年よりもかなり早い梅雨明けとなった。その後、7月中旬にかけて太平洋高気圧の勢力がさらに北へ拡大したことで、東北でも平年を上回る早さで梅雨明けとなった。

今年は、5月はじめ頃から梅雨前線が沖縄付近に停滞するようになり、沖縄・奄美で平年より早い梅雨入りとなった。その後、太平洋高気圧の北への張り出しは平年程度に強まり、梅雨前線の北上も平年並になるとみられる。このため、九州南部~東北北部の梅雨入りは概ね平年並となる予想だ。
6月は本州から南岸付近に前線が停滞しやすく、前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい時期があり、梅雨前線の活動が活発になる。このため、全国的に強雨や大雨のおそれがあり、河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などへの警戒が必要となる。

6月下旬には太平洋高気圧に覆われるようになるため、沖縄・奄美では平年並の梅雨明けとなる予想だ。7月は、西日本の日本海沖から北陸・東北付近に前線が停滞しやすくなる。このため、西日本では7月上旬にかけて、北陸や東北では7月前半に強雨や大雨に注意・警戒が必要となる。7月半ばになると、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが平年程度に強くなり、九州南部~東北北部で順次、梅雨明けとなる見込みだ。
○6月半ばから7月前半は大雨災害に警戒

今年の梅雨期間の雨量は、沖縄・奄美で平年並、九州南部~東北北部で平年並か多くなると予想される。沖縄・奄美では5月下旬にかけて、周期的に天気が変わる時期があるものの、次第に曇りや雨の日が多くなる見通しだ。

6月上旬から中旬は湿った空気の影響で強雨や大雨となる可能性があるという。また、6月は日本の南で太平洋高気圧の勢力が次第に強まり、梅雨前線は本州付近に停滞しやすくなる。7月前半になると、太平洋高気圧は北への張り出しをさらに強め、梅雨前線は西日本の日本海沖から北陸・東北南部付近に北上する。西日本では6月半ば頃から7月上旬にかけて、東日本の太平洋側では6月下旬、北陸や東北では7月前半を中心に、強雨や大雨に注意・警戒が必要だという。


○各地方の梅雨入り・梅雨明け予想

今後は、九州南部で5月下旬、九州北部・四国・中国・近畿・東海・関東甲信で6月上旬、北陸・東北南部・東北北部で6月中旬に梅雨入りする予想。梅雨明けは、沖縄・奄美で6月下旬、九州・四国・中国・近畿・東海・関東甲信・北陸は7月中旬、東北は7月下旬となる見込みだ。

○各地方の梅雨の天気傾向

東北の梅雨入りは平年並、梅雨明けは平年より早い見込みだ。6月は梅雨前線の影響を次第に受けやすくなり、中旬から曇りや雨の日が多くなるとみられる。7月前半は強雨や大雨のおそれがあるため、河川の増水や土砂災害などへの警戒を呼び掛けている。

北陸は梅雨入り・梅雨明けともに平年並の予想。6月は梅雨前線の影響を次第に受けやすくなり、中旬から曇りや雨の日が多くなる。7月前半は強雨や大雨のおそれがあり、河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などへの警戒が必要だという。

関東甲信は梅雨入り・梅雨明けともに平年並の予想。6月上旬から曇りや雨の日が多くなり、6月下旬は梅雨前線の活動が活発化し、甲信を中心に強雨や大雨のおそれがある。河川の増水や家屋への浸水、土砂災害などへの警戒が必要とされる。

東海は梅雨入り・梅雨明けともに平年並の予想。
6月上旬から曇りや雨の日が多くなり、6月下旬は強雨や大雨のおそれがあるため、河川の増水や土砂災害などに警戒する必要がある。

近畿の梅雨入りは平年並、梅雨明けは平年より早い見込みだ。6月上旬から梅雨前線の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多くなる。6月下旬~7月上旬は梅雨前線の活動が活発化し、強雨や大雨のおそれがあるため、河川の増水や家屋への浸水、土砂災害などへの警戒が必要とされる。

中国・四国は梅雨入りが平年並の予想。一方、梅雨明けは中国で平年より早く、四国では平年並の見込みだ。6月上旬から梅雨前線の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多くなる。6月下旬~7月上旬は強雨や大雨のおそれがあり、河川の増水や土砂災害などに警戒する必要がある。

九州の梅雨入り・梅雨明けは南部・北部ともに平年並と予想される。5月下旬から梅雨前線の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多くなるという。南部は6月後半、北部は6月下旬から7月上旬には前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるため、梅雨前線の活動が活発化し強雨や大雨のおそれがある。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などへの警戒が必要とされる。
(九州北部は山口県を含む)

沖縄・奄美の梅雨明けは平年並の見込み。6月上旬から中旬は、梅雨前線の活動が活発化し、強雨や大雨になるおそれがあるため、河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに警戒する必要がある。
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