ダイコク電機のグループ会社である箱根ガラスの森リゾートが運営する「箱根ガラスの森美術館」は、2026年8月に迎える開館30周年を記念し、2026年7月18日(土)から2027年1月11日(祝・月)まで、特別企画展「描かれたヴェネチアン・グラス~箱根ガラスの森美術館コレクション~」を開催する。
人類と共に、約4,000年の歴史を持つガラス。
○開館30周年を彩るにふさわしい、2つのビッグプロジェクトが実現
1. ダ・ヴィンチが描いた空想上の「幻の花器」を現代の名匠が再現!
レオナルド・ダ・ヴィンチが1475年頃に描いた《カーネーションの聖母》。そのかたわらに描かれた無色透明の花器は、当時の技術では実現困難な、ダ・ヴィンチの「空想上のガラス器」と考えられてきた。
本展覧会では、ガラス工芸史家ローザ・バロヴィエール・メンタスティ女史の監修と、ヴェネチア・ムラーノ島の名匠(マエストロ)ダヴィデ・フイン氏の特別協力により、この幻の花器を含む5点の歴史的作品を現代に再現・展示される。
2. 話題の美術史系VTuber「儒烏風亭らでん」氏による無料音声ガイド
本展覧会をより深く、楽しく学んでいただくため、学芸員資格を持つホロライブプロダクション所属のVTuber・儒烏風亭らでん氏が音声ガイドのナレーションを担当(10本・合計約15分)。
会期中、会場にて来場者自身のスマートフォンから無料で聴くことができる。
○展覧会構成(全5章)
絵画を通してヴェネチアン・グラスの誕生から黄金期、そして衰退と復興までのドラマをたどる。
■第1章:画家たちが恋したヴェネチアン・グラス
「描かれたガラス」の歴史をたどると、多くの画家たちがガラスという魔訶不思議な存在に魅せられ、その透明さや光の揺らぎを捉えようと絵筆を重ねてきたことが見えてくる。とりわけ彼らを強く惹きつけたのが、繊細優美で華やかなヴェネチアン・グラスだった。さあ、画家たちが恋したヴェネチアン・グラスの旅へでかけよう。
■第2章:ヴェネチアン・グラスの黄金時代(15世紀半~16世紀)
15世紀半ば高純度の無色透明のガラス「クリスタッロ」を創り出すことに成功したヴェネチアン・グラスは、ヨーロッパ王侯貴族の憧れの的となった。
■第3章:静物画の中のヴェネチアン・グラス(17~18世紀)
17世紀以降のネーデルランドでは、花や果物などの自然物と金属器やガラス器など人工物を組み合わせた「静物画(Still-life)」と呼ばれる絵画ジャンルが流行し、そこには「ファソン・ド・ヴェニス(ヴェネチア風)」のガラス器が盛んに描かれるようになった。本章では、当館のコレクションの中から「静物画」に描かれたヴェネチアン・グラスを紹介する。
■第4章:祝宴の中のヴェネチアン・グラス
東西貿易の要衝として繁栄したヴェネチア共和国では、さまざまな国からの要人をもてなすための饗宴が繰り広げられた。本章では、ヴェネチアの祝宴を描いた絵画とともに、当館のコレクションの中から祝宴を華やかに演出したヴェネチアン・グラスを紹介する。
■第5章:ヴェネチアン・グラスの衰退と復興(19~20世紀)
18世紀末ナポレオンのイタリア遠征によりヴェネチア共和国は終焉を迎え、ムラーノ島のガラス産業も存続の危機に直面した。そうした中、アントニオ・サルヴィアーティとヴィンチェンツォ・ザネッティの二人の救世主が現れ、ヴェネチアン・グラスの復活と近代化に大きな活力を与えた。本章では、ムラーノ島のガラス産業復活と近代化を象徴する19世紀以降のヴェネチアン・グラスを紹介する。
『描かれたヴェネチアン・グラス ~箱根ガラスの森美術館コレクション~』の詳細は特設サイトにて。











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