『アジアのメジャー』と称される今大会は、最新の世界ランキングや直近のツアーでの戦績を基に、『選ばれし者』のみが出場を許されるエリートフィールドで、2013年からはセントーサGCにて開催している。この会場は、シンガポール市街と橋でつながったレジャースポット、セントーサ島に位置する。


日本勢からは笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳、そして今大会がLPGAツアーメンバーとしてのデビュー戦となる渋野日向子、国内ツアーから上田桃子が参戦。開幕を直前に控えた日本勢の最新インタビューが現地より到着した。

・今すぐ読みたい→
巨人・小林誠司に「最後通告」か 二軍でも結果残せずいよいよ「トレード候補」の声も https://cocokara-next.com/athlete_celeb/seijikobayashi-stand-on-the-edge-05/

笹生優花

通称『アジアのメジャー』で渋野日向子がツアーメンバーデビュー...の画像はこちら >>

Getty Images

Q.まずはシンガポールに入って心境のほうはいかがですか?
「暑いですが、すごくゴルフ場も綺麗ですし、楽しくゴルフができるんじゃないかなと思います」

Q.1カ月ほど試合がなかった中で、何か調整や修正した部分はありますか?
「特に部分、部分ではなく全体的に、いつも通り準備をしてきたという感じです」

Q.シンガポールに入ったのはいつですか?
「月曜日です。それまではフィリピンでゆっくり出来ました」

Q.このコースを回ってみてどのあたりが難しいとか、気になる部分はありましたか?
「ティーショットが難しいんじゃないかなと思います。グリーンもやっぱり難しいと思うんですけど、ティーショットをしっかり打っていきたいなと思います」

Q.今週は66人が出場の大会で、選手の数も少ない中でのコ・ジンヨンとリディア・コという非常に楽しみなペアリングですが、ペアリングに関して思う事はありますか?
「本当に尊敬する2人の選手なので楽しみながら、いろいろ学べたらなと思います」

Q.今週に向けて一言お願いします。
「楽しんで、良いゴルフができるように頑張りたいと思います」

畑岡奈紗

通称『アジアのメジャー』で渋野日向子がツアーメンバーデビュー!「HSBC女子世界選手権」日本勢の大会直前インタビュー

Getty Images

Q.1カ月試合が空いた中で、どのような調整をしていましたか?
「クラブテストや3試合やってみて、なかなか思うようにいかなかった部分を重点的に練習してきました」

Q.思うようにいかなかった部分はアプローチなどですか?
「そうですね。特にショートゲームとピッチング9番の距離が他のクラブに比べると短めに飛んでしまっていて。そこの距離が合わせられないと、なかなかチャンスにつかないと思ったので、そこの練習をやってきました」

Q.ところ変わってアジアですが、この大会はアジアのメジャーと言われるくらい世界ランクの高い選手が集まっています。

特にこの大会に特別な思いなどはありますか?
「いつもタイとシンガポールでの試合はすごく楽しみにしているんですけど、その度にこのグリーンや芝質にやられている部分があります。今週からの2週間は、2桁アンダーで4日間を終われるようにするのが目標です」

Q.このコースは3回目だと思いますが、コースの特徴はどのあたりですか?
「ティーショットで池が絡んでくるホールもたくさんあります。それ以外のホールもティーショットの狙い目を絞って打たないと難しくなりますし、グリーンも日に日に硬くなってくる印象があります」

Q.17番などショートホールで池が絡むホールもありますが、その辺で気をつけなければいけないところはありますか?
「17番は昨年よりも距離も伸びて、長いアイアンでのティーショットになるので左の池も気になります。あとは、なかなかグリーンに止めることも風の向きによっては難しくなると思うので、しっかりスピンが効いたボールを打てるようにしたいなと思います」

Q.今週の意気込みをお願いします。
「暑い中ですが、目標の4日間2桁アンダーに乗せて終われるように頑張りたいです」

古江彩佳

通称『アジアのメジャー』で渋野日向子がツアーメンバーデビュー!「HSBC女子世界選手権」日本勢の大会直前インタビュー

Getty Images

Q.久しぶりの試合ということで、どのような調整をしてきましたか?
「特に何かしたわけではないんですけど、日本に帰ってしっかり自分のリズムとか、良い状態にちょっとでも戻せたかな、という練習ができたかなって思います」

Q.フロリダで2戦を戦ってみて、改めてアメリカツアーのイメージって変わったりしましたか?
「うーん……わかんないです(笑)。あんまり変わってないかな」

Q.この大会は世界ランクの高い選手がたくさん出ていますが、自分が出場することで戦う上での刺激みたいなものはありますか?
「選んでもらっているというか、人数が少ない中に居るからには、ちゃんと頑張らないとな、と思わせてくれてると思うので、しっかり自分のゴルフで頑張れたらいいなと思います」

Q.このセントーサ・ゴルフクラブは初めてですか?
「このコースにはアマチュアの試合で1回来ていると思うんですが、あまり覚えていなかったです。」

Q.覚えていない中でこのコースの印象は改めてどうですか?
「アップ・ダウンがあるかなと思うで、そこの距離感だったり、やっぱり暑くてちょっと飛ぶので距離感が本当に難しいかなと。そういう部分を明日から試合をやってみて、うまく調整できたらいいなと思います」

Q.フェアウェイのアンジュレーションは結構きついですが、セカンドショットの打ちやすさ等はどうですか?
「芝の感じは日本とちょっと似てるところがあると思うので、そこは違和感なくいけると思います。

あとは傾斜の対応をしっかり、今まで通りちゃんとできていければいいなと思います」

Q.このコースの中で気になる方や、ここはバーディが取れそうだなと思うところはありますか?
「えー(笑)……わかんないです」

Q.17番はどうですか?
「距離感も難しいです。それに多分フォローが多いと思いますが、バンカーを超えてのフォローなのでちょっと止まりづらいので、グリーン周りが特に難しいのかなという感じがします」

Q.では今週の目標、意気込みをお願いします。
「(予選落ちがなく)4日間戦えるので、じっくり初日から自分のプレーをしてうまく攻めて行けたらいいなと思います」

渋野日向子

通称『アジアのメジャー』で渋野日向子がツアーメンバーデビュー!「HSBC女子世界選手権」日本勢の大会直前インタビュー

Getty Images

Q.まずは最終予選の時に言っていた夢の舞台ということで、その夢の舞台に立てた心境を教えてください
「やっと開幕することができたので、楽しみな気持ちが大きいかなと思います」

Q.長めのオフだったと思いますが、どのような練習だったり、強化をしてきましたか?
「体力強化もしましたし、ゴルフの内容もしっかりグリーン周りだったり、ウェッジの精度だったりを練習してきました」

Q.去年の頭からスイング改造を行っていましたが、その辺で改めて得たものやさらに変えたものはありますか?
「変えたものは特にないですが、理想にまだ近づいていないので、それにだんだんと近づけるように。スイングに特化したトレーニングもしながら、力強いスイングができるように色々とやってはきましたけど、まだまだです」

Q.改めてですが、今シーズンどんな目標を持って取り組みますか?
「最初のほうは出られる試合が限られているので、出られる試合でしっかり結果を残してシードを取れるように頑張りたいです」

Q.このシンガポールのセントーサ・ゴルフクラブは去年も回っていて、なかなか思ったようなプレーができなかったと思いますが、今回改めて来てみて印象の違いはありますか?
「昨年は色々と改造もしながらだったので、なかなか自分の思うようなゴルフができていなかったんですけど、その時よりは少しは自分らしいゴルフができると思うので、その分練習ラウンドの仕方だったりは変わってきたと思います。グリーンもかなり難しいですし、距離もかなり長いので、どれだけパーオンできるか、グリーンと同じ段に乗せられるか、というのが大事だなと思いました」

Q.スコールなど天候も変わりやすいですが、その辺は自分の中で作戦や考えている事はありますか?
「まぁ、雨が降ったらどうしようもないので(笑)。とりあえずは最後まで上がりきれたらいいなっていう感じではあります。作戦も特にないですし。

今回は4日間を予選なしで戦えるので、初日から攻めていけるのでいいかなと思います」

Q.では改めて今週の意気込みをお願いします。
「初戦なので、とりあえずこのオフにやってきたことをちょっとでも生かせるように。念願のアメリカツアーの第1戦目で、1年間通して戦えるのが楽しみなので、スタートをしっかり頑張りたいと思います!」

上田桃子

通称『アジアのメジャー』で渋野日向子がツアーメンバーデビュー!「HSBC女子世界選手権」日本勢の大会直前インタビュー

Getty Images

Q.久しぶりのアメリカツアーへの出場を決めた経緯からお願いします。
「出場を決めたのはパナソニック(オープンレディス)で優勝して、この大会に出られると分かった時点で、来年出ようという事は決めていました。本来であれば、海外の試合は出られるチャンスがあればいつも出たいという気持ちでいるんですけど、やっぱり日本のメジャー大会とすごく日程が近いこともあって。私はまだ日本のメジャーが取れていないので、そこの第一目標を考えたときに、やっぱり出たくても出ないという決断をしなくてはいけないことが多かったんです。

今回は開幕戦と重なっているということで悩んだ事は悩んだんですけど、メジャーまでちょっと時間が空いていましたし、日本のメジャーを優勝するためにも、海外の試合で学ぶことや自分の力を知れるということで、出られる機会があったので出ようと思いました」

Q.熊本の地震復興に勇気を与えるという意味でも、ベテラン勢が外に出るということへの意識はありましたか?
「何歳になってもチャレンジし続けたいという自分の気持ちと、またそういう姿を見て年齢関係なく、まだ始めてない人も今から始めようかなと思ってもらえたり、そういう気持ちに少しでもなってもらえたら嬉しいなというのは心の片隅にはあります。まぁでも、自分自身がいくつになってもチャレンジしたいという気持ちの方が強いので、今も海外に来ているんだと思います」

Q.セントーサ・ゴルフクラブは何度も来ていると思うのですが、今回の先頭その印象はどうですか?
「私がセントーサを回ったのは多分このタンジョンコースではなく、セラポンコースだったので、今回のコースは初めてです。コース自体はすごくアンジュレーションがあって、ポジションによってボギーになっちゃう難しいホールになる日もあれば、同じホールなのにバーディが取れるようなホールになる日もあると思うので、ピンポジションがすごくキーになってくるかなと思います。それでもラフがないので、アメリカツアーの中ではスコアが出るということで、多少のリスクを背負ってもアグレッシブに行かなければいけないシチュエーションが多くなってくるかなと思います」

Q.難しいホールや気になるホールはこのコースの中ではどのあたりですか?
「3番はやっぱり難しいなと思っています。ロングホールも海外の試合なので、ピンを前に出したりツーオンを狙える時もあると思うんですけど、基本的にはツーオンするロングというのが少ない分、ロングでしっかりバーディをとっていきたいなと思っています。3番はティーショットをフェアウェイに置くのはなかなか難しいですし、グリーンも高低差があって(ピンが)見えない中でどういう球を打っていくのか、っていうのが難しいので、そこをしっかり何とかパーで終えられるといいなと思っています」

Q.日本の開幕戦と重なった今大会を選んだ今シーズン、どのように過ごしたいですか?
「久しぶりにこのシンガポールの大会に出られて、それが開幕戦になるということでワクワクする気持ちと、どういう1週間になるかなという不安も両方ある中で、良いシーズンの幕開けになるような結果をがんばって残したいと思います。

自分が練習してきたことをしっかり発揮して、自信になるような大会にしたいですし、シーズンを通して今年は(国内)メジャーで勝ちたいと思っています。その目標を達成するためにもこの大会に出たいと思ったので、その目標が叶うように頑張りたいなと思っています」

【WOWOW LPGA放送情報】
「HSBC女子世界選手権」
◆放送予定
第1日 3/3(木)午後0:30[WOWOWライブ]
第2日 3/4(金)午後0:30[WOWOWライブ]
第3日 3/5(土)午後0:30[WOWOWライブ]
最終日 3/6(日)午後0:30[WOWOWライブ]
※連日生中継&WOWOWオンデマンドにて『日本人選手専用カメラ』ライブ配信予定

◆開催コース
シンガポール セントーサGC

◆注目選手
笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、上田桃子、コ・ジンヨン、リディア・コ、パク・インビ、ダニエル・カン、キム・セヨン、ミンジ・リー、ブルック・ヘンダーソン、キム・ヒョージュ、パティー・タワタナキット、リオナ・マグワイア

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。