森保ジャパンにあって攻守の要ともなっていた三笘(7番)。彼の離脱はあまりにも大きく……(C)Getty Images

 やはり……と言うべきか。

来月12日の開幕が迫る北中米ワールドカップ(W杯)の日本代表の陣容に、三笘薫の名はなかった。

 5月15日、間近に迫ったW杯に臨む日本代表26人が発表された。5月9日のプレミアリーグ第36節のウォルバーハンプトン戦で大怪我を負った三笘は、選考外となった。

【動画】事態の重さを感じさせる苦悶の顔 三笘薫が負傷した瞬間

 無論、自力がなく外れたわけではない。4年前のカタールW杯でも躍進の立役者となった28歳の韋駄天は、むしろ森保ジャパンの中心。彼を起点に展開される攻撃の格でもあった。ゆえに左足のハムストリングを痛めての離脱には、無念さがにじむ。

 熟考を重ねた森保一監督も会見において「我々にとって(三笘が)大きな存在に間違いない」と断言。さらに「世界トップのリーグで素晴らしいプレーを見せていた。(代表にも)プラスアルファの力をもたらしてくれていたのは間違いない。三笘の怪我は最後までメンバー選出に影響を与えた」とも認めた。

 躍進が期待される日本のエースの選考外は、世界でも小さくない話題となった。

隣国である韓国のサッカー専門メディア『ベストイレブン』は、今回のラインナップを目の当たりにして「三笘の悲劇だ」と指摘。「ミトマの存在は日本サッカー界にとってあまりにも大きい。とくに今の代表チーム内で占める彼の地位はとてつもなく高いと言っても過言ではない」と離脱による影響を分析した。

 また、韓国のスポーツメディア『OSEN』も「日本から“日本のソン・フンミン”が抜けた」と報道。母国の絶対的エースの名を挙げ、三笘離脱がいかに重大な事態であるかを伝えている。

「最も衝撃的だったのは三笘の選考外だ。速いドリブルと強力なキック力で、サイド攻撃の起点となり、『日本のソン・フンミン』とも呼ばれる彼は、2022年カタールワールドカップで日本の核となる役割を背負っていた。しかし、今回は直近の試合でハムストリングを負傷。ワールドカップ期間中の復帰が絶望的なった。彼が抜けることで生じる“空白”に対する懸念も日増しに大きくなっていくだろう」

 果たして、日本は三笘を欠く状況をどう乗り切るのか。列強国であるオランダとのW杯初戦は、現地時間6月14日に行われる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

編集部おすすめ