佐藤が17年連続のインディ500に挑む(C)Getty Images

 F1でも活躍した佐藤琢磨は、現役年数をまた1年増やした。米インディアナポリス・モータースピードウェイで開催されている伝統のレース『第110回インディアナポリス500マイルレース』にレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからエントリー。

エントリーは決勝出走台数ぴったりの33台で、大クラッシュなどマシンに問題がなければ、予選を経て5月25日の決勝にそのまま進む予定だ。

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 御年49歳。2021年を最後に米インディカーシリーズのシーズンフルエントリーはなくなったものの、インディ500は今回で17年連続17度目の出場。2017、20年と2度制覇を成し遂げるなど伝統のレースで大成功を収めた。4輪レースのデビューは1998年の全日本F3。オープンホイールのいわゆるフォーミュラレースのキャリアは実に29年を数える。

 そんな長いレース活動の中で、今年話題になったのがシューマッハー親子との2世代にわたるレース競演だ。チームメートの新人ミック・シューマッハーは元F1ドライバーで、父ミハエル氏がF1で7度ワールドチャンピオンになったレジェンド。琢磨もF1時代に全盛期のミハエル氏と戦い、2004年にインディアナポリス・モータースピードウェイで行われたF1アメリカGPで自身唯一の3位表彰台を獲得した際に優勝したのがミエハル氏だった。

 琢磨は4月末のオープンテストの会見で「彼からは父親のDNAを多く感じる。幸運にもマイケル(ミハエル)・シューマッハーと共に戦った経験があり、ミックと会って話すと、その話し方も偉大な人物でもある父親そっくり。マイケルとは最高の思い出ばかりだしね」と話した。

 フォーミュラの世界は活動期間が短くF1経験者で親子2人と一緒にレースをしたという選手は限りなく少ない。

 その中でミハエル氏とニアミスをしたのは中嶋悟・一貴の親子だ。悟氏のF1ラストイヤーだった1991年にジョーダンでF1デビューを飾ったのがミハエル氏。一貴氏も2007年にF1昇格を果たしたが、参戦した07~09年はミハエル氏がいったんF1を引退を宣言し、活動を休止していた時期で、メルセデスでF1復帰したのが2010年。すれ違いで半世紀以上ぶりの中嶋親子とのレースバトルは実現しなかった。

 ただし、07年11月のF1バルセロナ合同テストでミハエル氏が1年ぶりに古巣フェラーリのマシンに乗ったが、そのテストにはウィリアムズから一貴氏が参加。テスト会場での競演は果たした。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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