女優の橋本愛が主演するドラマ『家庭教師のトラコ』が、日本テレビ系にて7月より毎週水曜に放送されることが決まった。橋本は地上波民放連続ドラマ初主演。



【写真】合格率100%を誇る伝説の家庭教師・トラコを演じる橋本愛

 脚本・遊川和彦×プロデュース・大平太の『家政婦のミタ』コンビが今作で新たに描くのは、謎の家庭教師トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子供を救う個別指導式ヒューマンドラマ。

 橋本が演じるのは「合格率100%を誇る謎の家庭教師」。『同期のサクラ』『35歳の少女』で遊川・大平コンビとともに歩んできた彼女が、満を持して主演として謎多き伝説の家庭教師トラコを演じる。

 根津寅子(橋本)は、3つの家族の生徒に合わせ、風貌を変えて登場する家庭教師。無駄なお金の使い方を嫌というほど見てきた彼女には、大いなる野望があった。そのために街の権力者たちの子息の家庭教師をし、コネを作り、お金をためていく。いつも携えているキャリーバッグには大金が詰まっているといううわさも? 生徒には対等。だが、母親にはなぜか異常に厳しい。まるで娘が母親に反抗するように…。

 演じるにあたり、橋本は「今回のお話で面白いと思ったのは、トラコが実は、『家庭の教師』であるというところです。ただ単に勉強を教えるだけではなくて、家庭そのものにアプローチしていく姿がすごく面白いなと思います」とコメント。3つの生活レベルの全く違う家庭に、それぞれ違うキャラで切り込む、橋本の演技が見どころとなる。


 脚本を務める遊川は、橋本について「彼女の演じる『家庭教師のトラコ』は、まるで真夏の太陽のような強烈さと、草原を吹きぬける風のような爽やかさと、真夜中の海のような底知れぬ謎を秘めて現れます」と期待の高さを表現。大平プロデューサーは「今は一日も早く、愛さんが演じるトラコの魅力を視聴者の方に届けたいです」と意気込みを語った。

 新水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』は、日本テレビ系にて7月より毎週水曜放送。

※橋本愛、遊川和彦コメント全文は以下の通り

◆橋本愛

Q今回の作品に出演が決まった時の印象は?
A遊川さん、大平さんの作品に参加させて頂くのは、「同期のサクラ」「35歳の少女」と合わせて3回目になるので、気兼ねなく、いろんな意見を交わせるような安心感があります。作品もオリジナルで、既存の「家庭教師」というイメージからは想像できないような人物像で、多角的に色んなことが描かれていきます。トラコ自身も成長しつつ、触れ合う人たちの心や環境が変わっていくというストーリーは、誰かにとっての小さな希望になるかもしれないと思ったので、この作品で力を尽くしたいなと思いました。
 
Q主演については?
A今まで、主演の方の大変さを目の当たりにしてきたので、体力勝負への身構えこそありますが、それも楽しみたいなと思います。いつもは結末からの逆算でお芝居を組み立てることが多いのですが、今回は大まかな見通しはありつつも、細かいところで何が起きるかがまだわからない状況なので、自分自身、今までになく地に足がついていない感覚で、真っ白な空間に飛び込むような、そんなチャレンジ的な部分があります。

Q今回のトラコの役どころについては?
A私自身、家庭教師の方とお会いしたことがないのですが、今回のお話で面白いと思ったのは、トラコが実は、「家庭の教師」であるというところです。ただ単に勉強を教えるだけではなくて、家庭そのものにアプローチしていく姿がすごく面白いなと思います。
 
Q「正しいお金の使い方」とは?
Aトラコ自身は、お金そのものは、ただの物であり、中立なものとして捉えているのではないかと思います。
正しい使い方かどうかは、使う人側の問題。
どういう人の心をもって、どういう使い方をすれば、幸せなお金の使い方が身につくのか?トラコの独自の教えによって子供たちは、いつのまにかその正しい使い方を知ることになるんです。

Q視聴者へメッセージをお願いします
A トラコは、3つの家庭の生徒に合わせて風貌は変わりますが、根っこの部分は変わりません。プライベートな部分は序盤、謎に包まれたまま進んでいくと思いますので、視聴者のみなさまには、いろんなキャラクターに変身するトラコ自身の本心、本性の部分を、想像しながら見て頂きたいなと思います。
トラコが、それぞれの家庭、生徒に対して、どのように向き合っていくのか? 
見ている方にとって、トラコが、「こんな人がいたらいいな」って思ってもらえるように頑張りたいと思います。

◆脚本家・遊川和彦                  

女優、橋本愛は今ぼく達の想像以上のスピードで成長している気がしてなりません。そんな彼女の演じる「家庭教師のトラコ」は、まるで真夏の太陽のような強烈さと、草原を吹きぬける風のような爽やかさと、真夜中の海のような底知れぬ謎を秘めて現れます。そして最後には、このドラマを見てくださった人誰もが、トラコにまた会いたくて、そばにいたくて、離れたくなくて、空を見上げ「トラコー!」と叫ばずにはいられなくなる、そんな物語になればと思っています。

◆プロデューサー・大平太             

2年前、ある撮影現場で橋本愛さんの演技を見たときに、「いつかこの女優を主演にしたドラマを創りたい」と遊川さんと話しました。
まさかこんなに早くそれが実現するとは思いませんでした。
今は一日も早く、愛さんが演じるトラコの魅力を視聴者の方に届けたいです。

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