女優の清野菜名と俳優の松坂桃李がダブル主演する映画『耳をすませば』より、8月8日の「世界猫の日」にちなみ、猫のムーンの場面写真が解禁された。

【写真】実写映画『耳をすませば』猫のムーンの場面写真

 1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛漫画『耳をすませば』。

読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に思いを寄せていくけなげな姿が共感を呼び、1995年、スタジオジブリがアニメ映画化しヒットした。本作はそんな伝説的漫画を実写化。漫画・アニメ映画で描かれた中学時代の物語はもちろん、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が加わった。大人になった月島雫を清野菜名が、天沢聖司を松坂桃李が演じ、中学時代の二人には安原琉那、中川翼が抜てきされた。監督は平川雄一朗。

 猫のムーンを演じたのは、『ねこあつめのの家・蚤とり侍』(2019)や『コーヒーが冷めないうちに』(2019)、『ねことじいちゃん』(2019)に出演したタレントねこ・ぽんず。ムーンの座をオーディションで射止めたぽんずは、数々の作品でその愛らしさを発揮してきたベテランねこ俳優だ。オーディションでは10匹以上の猫の中で唯一完璧に演技をこなし、天才猫ぶりを披露したという。

 安原琉那が演じる読書が大好きな中学生の月島雫は、父が忘れたお弁当を届けるために乗った電車の中で猫のムーンと出会う。ムーンに導かれるように「地球屋」にやってきた雫は、そこで人生を変える体験をする。

 そんな雫の人生にとって大切なきっかけとなった猫・ムーンの場面写真が解禁。8月8日は「世界猫の日」といわれ、「人間と猫の友情を深め合うと共に、猫に安全な生活を提供することを誓う日」と定められている。
雫を演じた安原は、ぽんずに慣れるためにカメラが回っていない時間もぽんずと過ごすことが多かったという。

 場面写真では、てくてくと雫を誘うように歩を進めるムーンの姿やカゴの中でひと休みする姿など、愛らしい姿と何かを悟っているような落ち着いた表情が印象的。原作に忠実な演技を披露してくれたぽんず(ムーン)の出演シーンも見どころだ。

 映画『耳をすませば』は、10月14日より全国公開。

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