シリーズ放送スタート50周年を記念して製作された映画『シン・仮面ライダー』がついに本日より全国最速公開(一部劇場を除く)、18日より全国公開に。本作では、主演の池松壮亮はもちろん、浜辺美波西野七瀬が演じる女性キャラクターにも熱い注目が集まっている。

そこで今回は、すっかり若手俳優の登竜門となった「平成~令和仮面ライダー」シリーズに出演しブレイクのきっかけをつかんだ女性キャストをまとめてみた。日曜の朝、いわゆる“ニチアサ”を彩ってきた『仮面ライダー』女優たちを見ていこう(なお、『仮面ライダー』シリーズはすべてテレビ朝日系にて放送)。

【写真】『仮面ライダー』で話題を集めた女優たちをイッキ見!

■『仮面ライダー電王』松本若菜

 いまやドラマや映画に欠かせない女優の1人となった松本若菜。彼女の記念すべき女優デビュー作となったのが、佐藤健主演のシリーズ第8作『仮面ライダー電王』だ。時間改変を企てる侵略者・イマジンと仮面ライダー電王こと野上良太郎(佐藤)の戦いを描いた本作で松本は、良太郎の姉・野上愛理を演じた。本作への出演後、数多くのテレビドラマや映画にバイプレイヤーとして出演。
2022年4月期放送の『やんごとなき一族』(フジテレビ系)で見せた怪演が話題を呼び、同年7月期放送の『復讐の未亡人』(テレビ東京系)では初主演を務めるなど、ますます存在感を放つ女優となっている。

■『仮面ライダーキバ』高橋ユウ

 瀬戸康史主演のシリーズ第9作『仮面ライダーキバ』に出演していたのがモデルとしても活躍する高橋ユウ。1986年と2008年の2つの時代を舞台に、人間の生命エネルギーを吸って生きるファンガイア族と人類の戦いを描いた本作。高橋は腕利きのファンガイアハンター・麻生ゆりを演じてアクションにも挑戦した。本作出演後はモデル、女優と並行してタレントとしてバラエティ番組にも進出。2018年7月には『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、当時交際中だったキックボクサーの卜部弘嵩から公開プロポーズを受けて結婚。
2人の子どもをもうけている。

■『仮面ライダーディケイド』森カンナ

 平成仮面ライダーシリーズ10周年にして平成仮面ライダーシリーズ10作目となった『仮面ライダーディケイド』でヒロインを務めていたのが森カンナ。平成仮面ライダーシリーズの歴代ライダーの登場に加えて、同時期に放送されていた『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)ともクロスオーバーした本作で、森は仮面ライダーディケイドこと門矢士(井上正大)を支える光夏海を演じた。本作への出演後も女優としてキャリアを重ね、2021年にはバスケットボール日本代表の馬場雄大と結婚した。

『ドライブ』『ゼロワン』に出演して羽ばたいた女優たち

■『仮面ライダードライブ』内田理央

 『仮面ライダードライブ』で主人公・泊進ノ介(竹内涼真)とバディを組む女性警察官・詩島霧子を演じていたのが内田理央。タレントとして活動していた彼女は、本作でヒロインを演じたことがきっかけとなり女優としてステップアップ。
2016年には映画『血まみれスケバンチェーンソー』で初主演を果たすと、2019年には人気ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)にも出演。主演を務めた2020年1月期スタートのドラマ『来世ではちゃんとします』(テレビ東京系)はシリーズ化される人気作となっている。

■『仮面ライダードライブ』馬場ふみか

 竹内涼真が主演を務めた平成仮面ライダーシリーズ第16作目『仮面ライダードライブ』に出演していたのはモデルとしても活躍する馬場ふみか。人類の滅亡をもくろむ謎の人工生命体ロイミュードとライダーの戦いが描かれた本作で馬場が演じた役柄は、ロイミュードの幹部・メディック。当初は悪役として登場しつつも、のちにライダーと共闘するという複雑なキャラクターを、馬場はテレビドラマ初出演ながらも見事に演じきった。本作終了後、馬場はグラビアデビューなどを経つつも女優として映画やドラマ、舞台などでキャリアを積み、今年の1月期ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)では主演を務めた。


■『仮面ライダーゼロワン』井桁弘恵

 令和に入って初の仮面ライダーとなった『仮面ライダーゼロワン』に出演していたのは、現在放送中の『おしゃれクリップ』(日本テレビ系/毎週日曜22時)で山崎育三郎と共にMCを務めている井桁弘恵。人工知能搭載型人型ロボット「ヒューマギア」をめぐってライダーがサイバーテロリスト組織と戦う本作で、井桁は仮面ライダーバルキリーとして戦う刃唯阿を演じた。本作への出演後、ドラマやCMなどテレビでの露出が増えた井桁。3月28日からは主演ドラマ『私がヒモを飼うなんて』(TBS系/毎週火曜24時58分)もスタートする。