趣里が主演を務める10月2日スタートの2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK総合ほか)に、小雪とメッセンジャーの黒田有が出演することが発表された。共に朝ドラ初出演となる2人は、趣里演じるスズ子の最愛の人村山愛助(水上恒司)の実家であり、日本有数の興行会社である村山興業の人々を演じる。



【写真】村山興業東京支社長を演じるメッセンジャー黒田

 連続テレビ小説第109作となる本作は、戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルに、満面の笑顔と底抜けの明るさをもつヒロインの花田鈴子(趣里)が、多くの困難を乗り越え、歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を描く。

 小雪が演じるのは、村山興業の社長で、女手一つで日本を代表する興行会社へ成長させた関西の女傑・村山トミ。水上恒司が演じる愛助はトミの一人息子だ。出演にあたり小雪は「スズ子にとっては大きな壁となる存在ですが、トミの抱擁力やポジティブなエネルギー、母としての深い愛も表現できればと思っています」と意気込みを語る。

 黒田が扮するのは、村山興業東京支社長の坂口。東京の支社長であると同時に、トミから愛助の東京での生活を面倒見るように言われている。
叩き上げの強面だが、実は情にもろい人物。黒田は朝ドラ初出演の心境を「おかんが必ず観ていたのが朝ドラでした。今回お話を頂きまして嬉しい反面物凄いプレッシャーを感じました」と明かしている。

 2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』は、NHK総合ほかにて10月2日放送開始。

※コメント全文は以下の通り

<コメント全文>

◆小雪

 主演の趣里さん演じられる福来スズ子が生涯愛した村山愛助の母であり、大阪の歴史ある興行を作られたやり手女社長 村山トミを演じさせていただきます。スズ子にとっては大きな壁となる存在ですが、トミの抱擁力やポジティブなエネルギー、母としての深い愛も表現できればと思っています。


 クランクイン前には、激動かつ華やかな戦前から戦後にまたがる日本の音楽、芸能業界のお話をいろいろお聞きし、改めてこの時代を生きる方々の力強さを学ばせていただきました。

 初の朝ドラ、そして大阪局での撮影ということで、とても緊張していましたが、演者の皆様スタッフの皆様に支えられ、温かな雰囲気で撮影に臨めています。「ブギウギ」の世界観を視聴者の皆様と共に堪能していきたいと思います。

◆黒田有

 おかんが必ず観ていたのが朝ドラでした。今回お話を頂きまして嬉しい反面物凄いプレッシャーを感じました。台本が覚えられるだろうかとかの不安もありましたが、何より他の出演者が豪華すぎます。


 私の役どころは、ヒロインとその恋人愛助さんを別れさせようとする役ですがその悪人に徹せられるか…。(脚本の足立紳さんに“当て書きしたので大丈夫です”とかなり失礼な事を言われました‥)

 久し振りのドラマ撮影と皆さんに迷惑をかけないかと気持ちが落ち着きません。そして、布団に入ると枕元におかんが立って俺に説教してきそうで夜もおちおち寝られないのです。

◆福岡利武(制作統括)

 村山興業も素晴らしいキャストになりました。

 社長であり、愛助の母であるトミは小雪さん。スズ子と愛助の大きな壁となる存在として、説得力ある方に演じてもらいたいと思いオファーしました。
そして、期待以上に、二人の壁として立ちはだかると同時に、その根底には母の愛情があるというキャラクターをとても繊細に演じていただいています。

 東京支社長の坂口は黒田有さん。現場叩き上げのなんとも言えない泥臭い佇まいを表現してくれています。エンタメの業界ど真ん中にいる大阪の男の味です。

 10月2日の放送開始まで、1週間をきりました。華やかなエンターテインメント業界の、歌と踊りが満載のドラマです。
歌手・福来スズ子の笑いと涙の物語が始まります。初回から、フルスロットルです!お見逃し無く!!