ウクライナのフェミニスト運動“FEMEN”の共同創設者で、裸の胸にスローガンを描き花冠を掲げて権力に立ち向かったオクサナ・シャチコの31年の生涯を描く映画『OXANA/裸の革命家・オクサナ』より、短くも壮絶な人生を駆け抜けたオクサナが自身を語る本編映像が解禁された。
【動画】オクサナ・シャチコの“信念”が伝わる本編映像
アーティストであり活動家、そしてトップレスによる抗議で知られるフェミニスト活動団体“FEMEN”の共同創設者であるオクサナ・シャチコ。
オクサナを単に英雄としてではなく、迷い、傷つき、立ち上がり続けた“ひとりの人間”として描き、芸術と抵抗のあいだで生きた彼女の軌跡をとおして、自由とは何か、闘うとはどういうことかを観る者に問いかける、今の時代にこそふさわしい作品が誕生した。
このたび解禁された本編映像は、オクサナという人物を知るうえで非常に重要なシーンとなっている。アーティストとして初の個展を開く日に、オクサナが31年の人生を振り返り、自身について語る姿から、その揺るぎない信念が伝わってくる。
ウクライナからフランスへ亡命したオクサナ。自ら創設したFEMENを離れたことで、「戦いの場を失った戦士では?」と問われると、「FEMENは理念です」と迷いなく答え、「活動家は匿名であるもの。エゴも栄光もない。誰もがFEMEN、誰でもFEMENになれる」と、揺るぎない意志をのぞかせる。
さらに、芸術の役割について尋ねられると、「芸術は革命です」と、活動家であり芸術家でもあるオクサナらしい言葉を口にする。
自身の肩書については、「わからない、ここにいるのは私、あるいはFEMEN。私とFEMENかも。その2つは切り離せない。
そして、「私は永遠にFEMEN」と言い残し、取材は締めくくられる。初の個展というアーティストとして喜ばしい日でありながら、このあと彼女が下す胸を締め付けるような大きな決断は、観る者に強い余韻を残すだろう。
権威主義が再び力を増し、人権が脅かされる現代において、オクサナたちが掲げたスローガンは、当時以上に鋭く響く。世界が再び揺らぐ今、本作は私たち自身に問いかける。自由とは何か。闘うとはどういうことか。そして、どこまで自分を賭けられるのか。オクサナの短く激しい人生は、その問いを静かに、しかし確かに観客へ投げかける。
映画『OXANA/裸の革命家・オクサナ』は、5月22日より全国公開。
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