人気俳優の白石隼也が、31日、都内で初DVD『白石隼也 旅模様』の発売記念イベントを行った。

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 『仮面ライダーウィザード』で主役の操真春人を演じる白石が初めてのDVDに選んだのは、以前から1度は訪れてみたかったという瀬戸内海、尾道としまなみ海道への旅。
美しい風景や観光スポットはもちろんのこと、地元の人達とのふれあいや白石のプライベートな姿も楽しみながら、まるで2人で旅をしているような気分を満喫できる。

 「まず、マネージャーからDVDを作ろうかと言われましたが、どういう内容なのかよく分からず、僕が裸になってシャワーを浴びているようなものだったらどうしようかなと思いました(笑)」と、今回のDVDの発端を語る白石。「どこでも好きな場所に行って良いよと言われても、バラエティ的なノリかなと覚悟していましたが、いざ行ってみると本当に僕が旅をしているだけのDVDだったので、すごく楽しかったです」と、嬉しそうに振り返る。

 「映画などのロケでいろいろな地方に行かせてもらいますが、瀬戸内海は1回も行ったことがなかったので行きたいなと言ったら、スタッフさんが尾道を選んでくれました。尾道は景色が新鮮で、人もすごく温かく、古き良きものを残しつつ若いクリエーターの人たちがそこをうまく利用している街でした」と、撮影を通じて素晴らしい出逢いを経験したようだ。

 実は、予定されていたタイトルは「旅模様」ではなく「1人旅」。
「スタッフさんもすごく楽しんで、全然1人旅になっていない状況になってしまって。一番印象に残っているのは、ロープウェイの中で僕がガイドの女性といろいろ話をしているのに、後ろですごく騒いでいて、これじゃ1人旅にならないぞと(笑)。それぐらい皆リラックスして撮っていたので、当初の予定とは違いましたが、これはこれでありかなと」と、楽しかった撮影の思い出話は続く。

 白石がブレイクするきっかけとなったTVシリーズ『仮面ライダーウィザード』も、間もなく最終回を迎える。「『仮面ライダーウィザード』は僕が思っていた以上に深くて悲しいお話でしたが、子供向けの番組でこういう内容を放送することにはすごく意味があると思います。今見ている子供たちには分からないことがたくさんあると思いますが、10年後にもう1度見直してもらい、僕が演じる晴人の生き様から何かを感じてもらえたら、すごくうれしいですね。
冬に公開する劇場版の撮影が残っているので全て終わったわけではないですが、自分の中ではひとつの区切りがつきました。この1年、いろいろな経験をさせてもらって成長する機会を頂いたので、これをしっかりと今後につなげていきたいと思います」と、当たり役への想いを熱く語った。

 白石隼也の初DVD『白石隼也 旅模様』は、好評発売中。