食品チェーン店やコンビニで、次々と大盛りメニューが発売され、今年8月には牛丼チェーンの「すき家」から通常の6倍の牛肉を使用した「牛丼キング」がリリースされたり、一方では量で他を圧倒する「ラーメン二郎」やその亜流店が続々オープンしたりと、とかく大容量グルメが世間を賑わせているこの頃。そんな時代にすっかり慣れてしまった感もあった自分だが、久々に鈍っていた感覚を呼び覚ます一品が現れた!

10月22日、マイクロソフト「Windows 7」の発売を記念して、バーガーキングが世に送り出した、その名も「Windows 7 WHOPPER」がそれだ!名前からは想像つかないそのルックスについては、まずコチラを参照してほしい。
どうですか! なんですか! これは!

落ち着こう。この商品、「Windows 7 WHOPPER」は、Windows 7の7にちなみ、7枚のビーフパティをバンズ挟み込んだ期間限定メニュー。各店舗で一日先着30名に限り、777円で提供する(定価は1450円)。バーガーキングのサイトによれば、ビーフパティ1枚が約113gだというから、単純計算でも肉だけで791g。恐ろしすぎる!

とりあえず、食べてみるしかない。このメニューが販売開始された10月22日、早速私は、バーガーキング渋谷センター街店をたずねた。
ネット界隈でもすでに相当騒がれていた一品だけあって、ひょっとして行列ぐらいできているのでは? とワクワクしたが、店内はいたって落ち着いた雰囲気。ネット上で見かけたのが、あまりにインパクトのある商品画像だっただけに「デマなのかも?」と一瞬不安になったが、レジの横に告知ポスターが貼られていてホッとする。

勇気を出して注文してみると「777円でご提供させていただいているのは先着30名様となっておりまして、現在は定価の1450円となりますがよろしいですか?」と店員の方。私がお店をたずねたのは19時半を過ぎた頃だったので、この点、十分覚悟はできていた。

それほど待たずに商品は運ばれてきた。ぱっと見た感じ、思ったより小さく思えたが、手に持ってみるとズシリと重い。


足早に家に持ち帰り、まず眺めてみる。家のはかりで重さを確認すると827g。そりゃあズッシリ重いわけだ。包装紙上部にはWindowsのロゴ入りのシールが貼られている。中身を取り出してみると、大げさでなく、ちょっとした小動物がひょっこり出てきたような雰囲気が。これは……たじろぐ。
350mm缶と比較してみると画像のような感じ。高さはおよそ10cmほどあった。直径はおよそ11cmぐらいか。

意を決して食べてみて、まず当たり前なのだが、口を大きく開いてあんぐり食べることは物理的に不可能。私の場合「持ち帰り」だったので、皿の上に乗せてナイフとフォークで食べていくことができたが、店内で上手に食べることは果たして可能なのか!? いやしかし、これはなかなか食べ切れない。量ももちろんだが、中層部は肉の味が一本道で延々続くため、相当肉に餓えし者でないと厳しいかもしれない。
自宅のマヨネーズやケチャップやその他調味料で味付けを変化させながら食べられる分、持ち帰りで食べるのに向いている気がした。半分食べる前に降参し、明日の朝ご飯にすることに。なんて量なんだ!

渋谷店の店員の方によると、「Windows 7のファンの方などが開店から並んでご注文されましたが、その後少し落ち着いて、夕方前に先着30名様に達しました」とのこと。お得な777円で食べたい! という方は午前~お昼過ぎまでには手に入れておくべきかもしれない。

確実に「メガグルメ史」に残るであろう、バーガーキングの「Windows 7 WHOPPER」の販売は10月28日まで。大食い自慢も、話題を先取りしたいあなたも、バーガーキングへ急ごう!
(スズキナオ)