――ズバリお聞きしますが、どのようにすれば、うまくコミュ二ケーションがとれるようになりますか?
「話が上手な人を目指すよりも、まずは相手に『この人とは話しやすそうだ』と思ってもらえるような雰囲気作りをしてみましょう。自分がうまく話さなければいけないと思うと、慌ててしまって挫折してしまいがちです。相手の話を聴く姿勢をもつことで、会話はどんどん豊かになっていきます」
自分のことばかりを話そうとしてしまうと、相手は「私のことには関心がないのか」と思ってしまう可能性がある。逆に、相手の話を気持ちよく聞くと、聞いてくれたことに対して信頼関係が生まれてくるとのこと。
「あとは、口角を上げて笑顔になることです。笑顔には『返報性』があって、相手が笑えばこちらも笑うという心理が働きます。だだ、自分は微笑んでいるつもりでも、まわりの人から見ると顔が引きつっていることがありますので、気をつける必要があります。鏡に自分の顔を映して、楽しいことを思い出しながら口角の上がり具合や位置を確認してみましょう。その時に目の表情の優しさを覚えると良いです」