その後『サントンバランス』は人気を博すようになり、2012年ロシアのイジェフスクで行われた第5回国際サーカス・アート・フェスティバルでは銀賞と特別賞の二冠に輝くなど評価を高めていく。
その中、マディール氏からMiyokoさんの舞台のない月にスペインのテレビにでないかという提案があり、件の番組"Tu Si Que Vales"への出演が決まったのだ。出演後は世界中のメディアからの問い合わせが殺到し、数カ月に渡り対応に忙殺されたという。
「いろいろな方面の方々から、さまざまな視点、解釈をいただ いたのはとても興味深かったです」
一本の羽根が世界の均衡の危うさと儚さを象徴するインパクトが、世界を席巻したのだ。同時にその繊細な演出ゆえの難しさもあるという。
「わずかな微風であっても崩れてしまうことがあります。上演の際には、エアコンを止めていただくとか、ドアや幕はすべて閉じていただくとか、お願いすることがあります。温度差ができると風が生じますのでかなり神経を使います」
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