夏って、正体不明のワクワク感がありません? きっと、何かが起こる期待感を抱いているからに違いないでしょう。暑さゆえの開放感、皆が浮き足立っているこの季節、嬉しい事が起こらないわけがない! そんなマインドで、私たちは日々を過ごしているのです。


では、どうしたら成し遂げられるのか? その辺のディテールを、成功者から引き出してみました。オンライン旅行会社エクスペディアは、夏の旅行シーズンに合わせ、旅先で出会った異性と「(その場限りの)恋を楽しむ“アバンチュール"」を経験したことがある20代~50代の男女400名に意識調査を実施しております。

では第一の設問、「アバンチュール時に旅行したお相手は?」。
結果、男性は1位「一人で」、2位「同性の友達」、3位「同性の会社の同僚」、女性は1位「同性の友達」、2位「一人で」、3位「同姓の会社の同僚」というトップ3にそれぞれ落ち着いたようです。
要するに同性の友達や一人旅行の際に、アバンチュールが多いみたい。体験談の中にも「一人で東京に行ってクラブで知り合った人と……」や、同性の友達との旅行で「お互い良い人を見つけ、旅行中は別行動をした」といった声が見受けられます。また少数ではありますが、「配偶者・恋人と旅行に行った際にアバンチュールを経験した」という回答も見られました。このはっちゃけぶりには驚きを禁じ得ない……。

じゃあ、それは一体“誰と"なのか? 「アバンチュールのお相手は誰?」と尋ねると、男性1位が「国内旅行先の日本人観光客」、2位は「国内旅行先での現地の日本人」、3位は「海外旅行先での現地の外国人」という結果に。一方の女性は、1位「国内旅行先での現地の日本人」、2位海外旅行先での現地の外国人」、3位「国内旅行先での日本人観光客」というトップ3になっております。
なるほど。「現地や観光で来ている日本人」という、いわば“日本人同士"によるアバンチュールが多い傾向が見られました。


さて、ではもっと詳細にググっと迫っていきたい。そのアバンチュールは、一体どの旅行先で体験したのでしょう?
まず“海外編"ランキングは、上から1位「東南アジア(タイ、マレーシアなど)」、2位「ハワイ」、3位「アメリカ」、“国内編"は1位「沖縄」、2位「東京」、3位「北海道」というトップ3となりました。
どうですか! 「東南アジア」とか「沖縄」とか、やっぱりアバンチュールは暑い地域に多いのだな。また、海外旅行の「ハワイ」や国内旅行の「沖縄」と、リゾート地でのアバンチュールの発生確率の高さも見逃せません。

では、その後の事の経緯も探っていきましょう。「帰国後、アバンチュールのお相手と再会しましたか?」と伺うと、37.8%(男性40%、女性34%)の人が、再会している事が明らかになっております。
じゃ、再会して、後は何がどうなるのか? その後の展開を探ってみると、どうやら97.2%の人がその後の親交も続いているようです。内分けは「再会して付き合い結婚した」(4%)、「再会して付き合ったが、結婚していない」(31%)、「再会して友だちになったが、付き合っていない」(58%)、「再会したが、ガッカリした」(6%)という流れになっているようで……。

では、最後に。「アバンチュールをもう一度経験してみたいですか?」。……なるほど、62.5%の人が「楽しかったので、もう一度経験したい」もしくは「前回失敗したので、もう一度経験してリベンジしてみたい」と回答しております。
中でも「楽しかったので、また経験したいと思う」と回答した人は54.5%となっており、半数以上の人はアバンチュールが良い思い出になっていることが判明。
実際の体験談でも「映画のワンシーンのようだった」や「運命の赤い糸を手繰り寄せた。帰ってから再会してしばらくは運命を感じていた」等、とてもロマンチックな思い出として記憶に残っている人が少なくないようです。
そして、もう一つ気になる点が。男女で比較してみると、アバンチュール再経験へのモチベーションに差異があるのです。例えば50代男性は「経験したい」と答えた人が74%だったのに対し、女性はわずか10%。男性が約7倍もの確率で「もう一度体験したい」と考えていることが明らかになりました。
また、アバンチュールは「若さと旅先のノリ。映画のような素敵な経験なんてそうそう無い」と、その場限りや若さのゆえと割り切って考えている回答者も見受けられます。

夏の終わりが近付いている気がしないでもない、今日この頃。今年は、アバンチュールできるかしら?
(寺西ジャジューカ)
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