「男っぽいよね」と同性に言われることの多い女性って、けっこういる。
このフレーズ、言われる側はたいてい悪い気はしないもので、自ら「男っぽい性格」なんて言ってしまう女性もいる。

自分自身、ときどき言われることもあるが、冷静に考えると、「あれ? 実は良い意味ばかりじゃないかも?」という気がしなくもない。

そもそも「男っぽい女」と、「本当の男」とは、大きく異なるものだ。もしかしたら、「女らしい女」よりも、「男」からほど遠い存在かもしれない。
そんな「男っぽい」女にありがちなポイントを以下に挙げてみたい。

○単にがさつで、面倒くさがり&だらしないだけの場合
言動、性質の「がさつさ」「だらしなさ」を「男っぽい」と解釈しているタイプ。実際、一般の人を取材する際などに、男には「ムダな物がなくて、殺風景でキレイな部屋」が多く、女のほうが汚い部屋が多いことに驚かされることも多々ある。
これは自分自身も大きな反省点……。

○サバサバ→短気なだけのパターン
「小さいことにこだわらない=サバサバしている」と思う人は多いが、単に短気だったり、細やかな配慮が足りなかったりするだけという場合も。
ちょっとしたことで「あ~、そういう細かいことどうでもいい! めんどくさい!」などと投げたりキレたりするのは、サバサバしているわけではなく、ゆとりがないだけかも?

○サバサバ→小心ぶりを隠したいだけのパターン
神経質だったり、気にしやすかったりする小心者の面を隠すために、わざと虚勢をはってみせるパターンもある。また、同性の目を気にしすぎて、「サバサバ」を演じている場合もある。

○「男っぽい女=デキる女」というアピール
「男=デキる」「理系=デキる」と思い込みがあるのか、「私、男脳だから」「理系だから」「合理的だから」などと自分から言う人がいる。そうした場合、「男っぽい=優れている」というアピールである場合も。

でも、自分でこういうアピールをする人に限って、仕事が遅かったりしがち……。

○「男っぽい」というよりも……
単に厚かましいこと、恥知らずなことを「男っぽい」という言葉によってごまかしている場合も。

以上、自戒の念も込めて、「男っぽい」と言われる女性の悪い面ばかりを集めてみた。

もちろん「男っぽいと言われる女性」がすべて上記のようなわけではないし、「男っぽい」というフレーズを善意で言っている人も多いとは思う。でも、「男っぽい」とよく言われる場合、気持ちよくなってしまわずに、ちょっと自分自身を振り返ってみるのも良いかもしれません。
(田幸和歌子)
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