しかし、デビュー当時のSMAPは5人ではなく、6人だったことはファン以外にもよく知られている話。
そのメンバーの名は森且行、オートレーサーになるために1996年5月にSMAPを脱退しました。歌唱力がグル―プの中でもっとも高かったりと、メンバーの中でも中心的存在だった彼の脱退の影響は大きく、中居正広はSMAP解散を覚悟したとも言います。
そんな森ですが、実はSMAP脱退の約5か月前に発売されたアイドル雑誌『Duet』の中で、意味深なコメントを残していました。
これは1995年9月でCDデビュー5年目に突入し、名実ともにトップアイドルとなったSMAP"6人"の原点をインタビューから掘り起こすといった内容です。
森且行の「夢」
そのインタビューの中で「昔からこれだけは変わらない(変わりたくない)と思ってるところは?」と聞かれて、森は「夢」だと答え、こう続けています。
「夢は小さい頃からずーっと変わっていない。でも、まだ全然近づいてない状態です。だから夢の正体は皆に公表したくない。だって口ばかりなのってカッコ悪いじゃん」
森且行は"次なる目標"を宣言していた!
そしてその後、「今、心に温めている次なる目標(ゴール)を教えてください!」という質問で森は、「夢をかなえる!!」と答えた森は、このように話します。
「1日も早く夢をかなえたい。でもこれはあくまでも"次なる目標"のほうね。でもこれはゴールじゃなくて、まだまだ先の話。
この森が抱いていた夢こそ、まさにオートレーサーになるということだったのではないでしょうか。幼いころから彼がバイク好きだったという話は有名ですし、”次なる目標”というのは、アイドルからレーサーへの転身を当てはめると自然です。
また、インタビューには森のコメントだけではなく、雑誌の編集部が書いたコメントも載っています。そこには、「森は目標に向かって助走状態。ビックな報告を聞ける日が待ち遠しい!」と書かれています。しかし、編集部の人もまさか半年後にSMAPを脱退し、バイクレーサーになることは想像もしていなかったことでしょう(笑)
しかし、レーサーに転向した森はG1で勝利もするなど、1流レーサーの一人として活躍しています。
ぜひとも、来年のSMAPデビュー25周年では、また6人での共演を見てみたいです!
(さのゆう90)
爆音に焦がれて―森且行の挑戦