
“ムツゴロウさん”の愛称でおなじみ畑正憲氏といえば、「動物王国」でしょうか。『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』という番組もありましたが、「仲間」とは動物たちを指すのでしょう。
では、我々は彼の仲間になることはできないのか? ……もしかすると、このフィギュアを手にすればムツゴロウさんと仲間になれるかもしれません。
フィギュアとペットを一緒に撮る人が多いから、ムツゴロウさんにオファー
バンダイが9月より発売しているのは、その名も『ムツゴロウさんと一緒スイング』(税込300円)。ガシャポンで購入できる、畑正憲氏のボールチェーン付きフィギュアです。
「フィギュアになるのは今回が初めてなんです。ぬいぐるみにはなったことはあるんですけどね」(畑さん)
それにしても、なぜ唐突にこんなフィギュアが出来上がったのか? それを探るには、昨年11月に発売された松崎しげるフィギュア『コーヒーカップの松崎しげる』まで遡る必要があります。

「『コーヒーカップの松崎しげる』を商品化した時、ユーザーがSNSを通して遊んでくださいました。その後、写真をアップしたくなる代表で、犬・猫など動物と絡めて楽しい人を考えた時、パッと頭に浮かんだのはムツゴロウさんでした。どんなものとも意思疎通のとれるムツゴロウさんだからこそ、フィギュア化に向いていると思ったんです」(バンダイ担当者)
SNSでは、小さなフィギュアとペットを一緒に写真を撮っている人が多かったらしい。だからこそ、ムツゴロウさんが打ってつけなのです。
「象と遊ぶとき、体が自由に動かなきゃ死にますから」
『ムツゴロウさんと一緒スイング』は、ご本人の協力のもと全身を3Dスキャンして立体化したフィギュアです。そして、このフィギュアには4種類がある。要するに、ムツゴロウさんが4つのポーズをしてくれたのです。

「ポーズは、何かと絡めて遊んだときのわかりやすさを重視してこちらから提案しました。撮影時、ムツゴロウさんにポーズをお伝えしたら『いいですね!』と言っていただけたので嬉しかったです」(バンダイ担当者)
ムツゴロウさんは、実際にこんなポーズをとっています。
(1)ぶら下がり

(2)あっち行け

(3)抱きつき

(4)体育座り

「普段からああいうことはやっていますから、どんなポーズでもとりますよ。象と遊ぶときなんかは、体が自由に動かなきゃ死にますから」(畑さん)
「フィギュアになった自分をメチャクチャにしてほしい」
ところでこのフィギュア、ターゲットとしてどんな層が想定されているのでしょう?
「老若男女、幅広い層に遊んでいただきたいです。動物はもちろん、日用品と戯れているムツゴロウさんもいいですし、フィギュアと絡めて遊んでいただいたり、あらゆるものとムツゴロウさんを絡めていただきたいです」(バンダイ担当者)
一方、ご本人からはこんなコメントが。
「可愛がるというか、とにかく自由に扱ってほしいですね。せっかくフィギュアになってあなたの側に行くんですから、もうメチャクチャにして遊んでほしい(笑)。何をしてもらってもいいですし、その方が凄く面白いと思いますよ」(畑さん)
動物のマスコットやぬいぐるみと一緒に飾るとすれば、あなただけのムツゴロウ動物王国が完成!
「フィギュアになっても動物と一緒にいられるというのは嬉しいかぎりです」(畑さん)
(寺西ジャジューカ)
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