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東大に入るための最強の習い事はピアノと公文式?

       

ピアノと似た効果のある習い事とは?


「東大生にピアノ経験者率が高い理由として、親の所得が高い、左右の手が別の動きをするので脳が鍛えられるということはあるでしょうが、それに加え『習慣化』が身に付くのではないかと思っています。ピアノの場合は週に一度教室に通えばいいというものではなく、毎日30分でも1時間でも同じ曲を間違わないように緊張の中でコツコツやっていくのは、デスクワークや勉強を習慣化していくこととも近いのではないかと思っています」

その仮説を後押しするようにおおた氏は、東大生の中に公文式の経験者が際立って多いことを指摘している。

「独自に調査したところ、東大生の3人に1人近くは公文式の経験者でした」

ご存知の方も多いと思うが、公文式は自学自習のプリントを与えられ、それを自分のペースでひたすら解いていくという学習法だ。公文式でもやはり毎日こつこつプリントをこなしていかなければいけない。

では東大のような難関校に入るのには、ピアノや公文式のように毎日コツコツ作業をするような習慣が身に付く習い事をさせるのがいいのだろうか?
東大に入るための最強の習い事はピアノと公文式?
『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』(おおたとしまさ著・祥伝社新書)


正解のない時代に正解を探す昭和的価値観


「子どもを東大に入れることを目標に、ピアノや公文式を習わせたとします。そういう場合は、今我慢すれば将来いいことがあるから、と言って子どもが絶対に嫌だといっても無理やりやらせることになるでしょう」

「その結果、実際東大に一歩近づくかも知れません。でも、そうやって東大に入ることにそもそもどれだけの意味があるのでしょうか?」

おおた氏は子どもたちに親の昭和的価値観を押し付けるのは危険だという。

「昭和的価値観だと社会は右肩上がりなので、いい大学に入っていい会社に入れば将来的な収入も計算できて安定した幸せが得られるということになります。そのため将来のために今我慢するということを是とする価値観がありました。でも今は計算のできるレールというものがなくなり、正解の生き方というものがありません」

それにも関わらず、一部の熱心な親は勝ち組・負け組の発想で、習い事にも正解があるのではないかと思ってしまっているのではないかというのだ。

正解のない時代を生き抜くために、正解の習い事を探すというパラドックス。

「レールがなくなった時代は、その都度風を読んで生きていかなければいけません。そのなかで、安定したレールが敷かれていることが前提の価値観や作法が身に付いてしまうと、子どもはかえって苦労してしまうかも知れません。大切なのは子どもが幸せになることですが、正解を求めて嫌々やらされているよりも、自由という不確定要素の多い道を選んで、大変であっても自分で選んでやっている納得感があった方が幸せに感じるでしょう」

「習い事が重要な学びの機会であるのは間違いないです。色々なことに挑戦することには大賛成です。でもそれが昭和的な『あれもこれもやっておかなきゃ』という発想になってしまうと、子どもが自分の力で道を切り拓いていく力をかえって削いでしまうかも知れませんので気を付けてください」 
(鶴賀太郎)

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2017年4月26日のコネタ記事

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