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そばだけど麺じゃない! 夏に食べたい山形名物「むきそば」

そばだけど麺じゃない山形ご当地グルメ


山形県の酒田に「むきそば」という、ちょっとユニークなご当地グルメがある。「そば」と名前こそつくが、あの細くて長いそばではない。そばの実をむいて茹でたものにダシ汁をかけて食べる郷土料理である。

そばの実は丸くてプチプチした食感。箸でなく、スプーンで食べるほうがラク。いわばスープ感覚だ。
そばだけど麺じゃない! 夏に食べたい山形名物「むきそば」
むきそば

このユニークなご当地料理のツールについて、「食の都庄内」親善大使で、日本料理研究家でもある土岐正富さんに話を聞いた。

「昔は関西の寺院で食べられていたものが、北前船で庄内に伝わり、料亭でだされるようになりました。最近でも小料理屋などでは食べられます。お酒を呑みながらでも、つるっと入っておいしいんですよ」(土岐さん)

通常のそばとは違い、一品でメインになるものではなく、会席料理などでは小鉢感覚で食事の途中に提供されるという。

作るときは、そばの実を強火にかけ、沸騰したら中火で約10分、好みのかたさになるまで茹でる。茹でたらお湯をすてて流水でよく洗い、水切りして丼に入れ、冷たいダシ汁をかけて食べる。ちょっと手間がかかるので、いまでは家庭ではあまり食べられていないそうだ。


むきそばに待望のレトルト登場


そばだけど麺じゃない! 夏に食べたい山形名物「むきそば」
むきそば(庄内産)レトルト(実売価格400円前後※店舗により異なる)ほかにフカヒレ入り(実売価格700円前後)もあり

実は土岐さんはレトルトの「むきそば」を開発し、一昨年から販売している。それまでにも缶詰や瓶詰タイプのむきそばはあったが、レトルトというのは日本初。せっかくのユニークな郷土料理を、若い人たちにももっと手軽に味わってほしいと考えたそうだ。

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