
最近急にかわいくなったと噂の「多部ちゃん」こと多部未華子。ものすごく美人というわけではないが、なぜか目を引く不思議な魅力があり、惹きつけられる人も多い。
そんな「なぜか気になる」多部未華子はこれまでどんな活躍をしてきたのだろうか。デビューから現在までのあゆみ、独特の魅力、そして気になる恋愛事情、彼氏の噂までを一度整理してみよう。
多部未華子のプロフィール
多部の芸歴は15年以上と、実は結構長い。まずはプロフィールや芸能界に入ったきっかけからご紹介しよう。
レディの肖像 多部未華子
— GINZA (@GINZA_magazine) 2018年6月22日
嘘なく、迷わず、潔く。小さな楽しみで日々幸せ。話す言葉が素っ気なく響くところがあるかもしれないが、多部さんに他意はなく、そのとき思うことを素直に話しているだけなのである。 #多部未華子 #インタビュー https://t.co/D4Ll0MnerV pic.twitter.com/PlzZsd4x1h
生年月日や出身地、身長
生年月日:1989年1月25日出身地:東京都
出身大学:東京女子大学
愛称:多部ちゃん
身長:158cm
血液型:O型
所属:ヒラタインターナショナル
1989年1月8日から「平成」が始まっているため、多部はちょうど平成元年生まれ。もともとヒラタオフィスに所属していたが、2018年にヒラタインターナショナルに移籍。同じ事務所には女優の宮崎あおいや松岡茉優も所属している。
東京出身だが、関西出身の親の影響もあり吉本新喜劇が大好き。小さい頃は新喜劇のマドンナ役になりたかったほどという。またバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』のファンでもあり、2018年には見習い秘書として悲願の出演を果たしている。
東京女子大学は休学や留年をしたが、6年かけて卒業した。
芸能界では高校の同級生でもある新垣結衣や、ドラマ『鹿男あをによし』で共演した綾瀬はるかと仲が良いという。
芸能界入りのきっかけは『アニー』

多部が芸能界を志したきっかけは有名ミュージカル『アニー』。親に連れていってもらい初めて舞台を観てから憧れており、小学5年生から中学2年生までオーディションを受け続けていたそう。残念ながら合格はできなかったが、その過程で芸能事務所を紹介され、2002年に芸能界入りした。
デビュー作となったのは、ロックバンドJanne Da Arcのミュージックビデオ。その後1000人以上が参加したオーディションを勝ち抜き、2005年公開の映画『HINOKIO』でメインキャストの座を獲得。引きこもりの少年の代わりに小学校に通うロボット「ヒノキオ」と心を通わせる女ガキ大将を演じきった。
その結果、別に出演した映画『青空のゆくえ』と合わせて「第48回ブルーリボン賞 新人賞」を受賞。一気に注目を集めた。

出演作や共演者の公式インスタグラムにたびたび登場
事務所公認で現在も更新されているInstagramやTwitterのアカウントはない。ただ、出演しているドラマの公式アカウントや共演者らのアカウントにはたびたび登場している。読書好きとしても有名
多部は読書好きとしても知られており、好きな作家はアレックス・シアラーという。2010年には集英社文庫の夏のキャンペーン「ナツイチ」のイメージキャラクターも務めた。これまでに雑誌で読んだ本を紹介したり、ブックコンシェルジュとしてコーナーを担当したりしているほか、新聞や雑誌でコラムも執筆している。
多部未華子は映画やドラマ、舞台にひっぱりだこ
中学生で芸能界に入ってから、多部は次々と映画やテレビに出演。演技派女優と高い評価を受けている。
NHK朝ドラ主演、映画『君に届け』は大ヒット

多部はデビュー後、映画を中心に出演していたが、2007年に『山田太郎ものがたり』で民放の連続ドラマに初出演。妄想が激しい女子高生をコミカルに、ナチュラルに演じた。2009年にはオーディションからNHK連続テレビ小説『つばさ』の主役の座を獲得。子どもから高齢者まで、多くの視聴者に知られるようになった。
2010年には出演した映画『君に届け』がヒット。クラスに馴染めない女子高生が、三浦春馬演じる男子高校生との恋や友情で成長していく姿を生き生きと演じた。
その後もテレビや映画、舞台と、次々とオファーが舞い込み、今や売れっ子女優だ。

主な映画やドラマ出演作品一覧
多部には映画からナレーションまで多数の出演作品がある。主な映画やドラマだけでも以下のようになっている。
【映画】
『HINOKIO』(2005年)、『青空のゆくえ』(2005年)、『ルート225』(2006年)、『夜のピクニック』(2006年)、『西遊記』(2007年)、『フィッシュストーリー』(2009年)、『君に届け』(2010年)、『源氏物語 千年の謎』(2011年)、『ライアーゲーム −再生−』(2012年)、『深夜食堂』(2015年)、『ピース オブ ケイク』(2015年)、『あやしい彼女』(2016年)、『続・深夜食堂』(2016年)、『それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!』(声優、2017年)、『日日是好日』(2018年)、『アイネクライネナハトムジーク』(2018年冬公開予定)、『トラさん』(2019年公開予定)

【ドラマ】
『山田太郎ものがたり』(2007年)、『鹿男あをによし』(2008年)、『ヤスコとケンジ』(2008年)、『連続テレビ小説 つばさ』(2009年)、『不毛地帯』(2009〜10年、)『デカワンコ』(2011年)、『大奥 〜誕生(有功・家光篇)』(2012年)、『ラストホープ』(2013年、)『僕のいた時間』(2014年)、『ドS刑事』(2015年)、『仰げば尊し』(2016年)、『わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた』(2016年)、『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』(2017年)、『先に生まれただけの僕』(2017年)

高い演技力で数々の受賞歴

多部はその高い演技力が評価され、これまで数々の賞を受賞してきている。主なものは以下の通りだ。
「第48回 ブルーリボン賞 新人賞」(2005年度)
「第15回 日本映画批評家大賞 新人賞」(2005年度)
「第21回 高崎映画祭 最優秀新人女優賞」(2006年度)
「第18回 読売演劇大賞 優秀女優賞、杉村春子賞」(2010年度)
「エランドール賞 新人賞」(2010年度)
「第25回 日本映画批評家大賞 主演女優賞」(2015年度)
「第25回 日本映画プロフェッショナル大賞 主演女優賞」(2015年度)
「第8回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演女優賞」(2017年度)
UQ、NTN、キリンなどのCMに出演

多部未華子は男女どちらからも好感度が高く、CM出演も多い。
深田恭子、永野芽郁と3姉妹を演じるUQ mobile、WiMAXのCMは「3姉妹がかわいすぎる!」として人気だ。深田のInstagramには、永野一緒に多部の舞台を見にいった時の様子がアップされるなど、プライベートでも仲が良いことがうかがえる。
精密機器メーカーNTNのCMでは、なめらかなダンスやきれいな歌声が注目を集め、キリンビールのCMではバンド「SEKAI NO OWARI」のFukaseとの共演が話題をよんだ。ほかにもソフィーナ、三井アウトレットパーク、森永乳業「マウントレーニア」、ビオレu「泡ボディウォッシュ」など数々のCMに出演している。
また印象が良いためか、警視庁や国土交通省、農林水産省、参議院議員選挙のポスターなどに起用されることも多い。
多部未華子の魅力とは?
多部は「かわいい」「かわいくない」とその評価が真っ二つに分かれる。「ブサかわ」と言われることも多い。だがなぜか気になる。その魅力とは何なのだろうか。

チャーミングなえくぼ
多部のチャームポイントといえば「えくぼ」。ほっぺたにできるラインがとても愛らしい。また日本人らしい顔立ちは親しみやすいとされている。以前は眉毛の上で前髪を切り揃えるスタイルが定番だったが、近年は眉毛が隠れる長さのことも多い。本人は広い「おでこ」にコンプレックスがあるというが、前髪で隠されてなかなか見ることはできない。
一重・奥二重の目のメイク術にも注目
多部の目は一重か奥二重。一般的に一重や奥二重はくっきりした二重よりも目が小さく見られがちで、そこに悩みを抱えている人も多い。だが多部はしっかりめのアイラインなどにより、あまり目が小さく見えないため、そのメイク術が注目されることも多い。肌にも透明感があり、一重・奥二重のためのアイシャドウのCMにも起用されている。
演じられる役柄が幅広い
ドラマ『デカワンコ』ではロリータ服で現場の臭いを嗅ぐ刑事、『ドS刑事』でムチをふるう超ドSな刑事など、多部はこれまで一風変わった役も多くこなしてきた。コメディエンヌとも言われるほどだ。その一方で『僕のいた時間』では難病の恋人を持つ女性を、『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』では思いがけず継いだ代筆業を通して成長する女性を演じ、そのみずみずしく繊細な演技で視聴者を魅了した。
また2015年に主演した映画『ピース オブ ケイク』では、恋愛依存体質の女性を熱演し、ベッドシーンにも挑戦。30歳を前に役の幅をより一層広げている。

『悲しくてやりきれない』の歌唱力も話題
#あやカノ 北村さん舞台挨拶
— 映画『あやしい彼女』 (@ayakano2016) 2016年4月9日
第1位は…悲しくてやりきれない歌唱シーン
「この曲が一層好きになりました。多部さんが泣きながら歌ってたのを知って、僕も泣いちゃいました。とても好きなシーンです。」と、北村さんも一押しのシーン pic.twitter.com/D9Gl82S4Hu
2016年に公開された映画『あやしい彼女』では、73歳から20歳に若返ってしまった女性を演じた。バンドのボーカルとして劇中では実際に『悲しくてやりきれない』などを歌った。3ヶ月ボイストレーニングをしたというその歌声は、透き通るようで心地よく、歌唱部分の動画が公開されたこともあり、話題となった。映画では他にも『見上げてごらん夜の星を』『真赤な太陽』などの名曲を熱唱している。
多部未華子のこれまでの恋愛とは?
多部にはこれまで派手な恋愛の話はないが、主に共演者との熱愛が噂されてきた。
三浦春馬、高橋一生、綾野剛らとの熱愛が噂に

多部は三浦春馬との交際が噂されることが多い。これまで映画『君に届け』、ドラマ『僕のいた時間』などで何度も共演しており、そのたびに話題となってきた。またスペシャルドラマ『わたしに運命の恋なんてありえないと思ってた』で共演した高橋一生とは、あまりにも自然な恋人の演技であったため熱愛が噂された。映画『ピース オブ ケイク』で共演した綾野剛との熱愛疑惑もある。だがどれも双方が認めたことはなく、目撃情報もないため噂の域を出ないようだ。
また2014年には、俳優・脚本家・演出家である宅間孝行と一緒に歩く様子が写真週刊誌に掲載されたこともあったが、交際とは違ったという話だ。
窪田正孝とは破局

唯一ほぼ確実に交際していたとされるのが、俳優の窪田正孝。2013年に写真週刊誌にキャッチされた。二人は前年にドラマ『大奥 ~誕生(有功・家光篇)』で共演していた。当時の窪田の知名度は高くなかったが、その後一気にブレークした。その間も多部と手をつないで歩く姿や、窪田が多部のマンションを訪れる様子などがたびたび報じられたが、2016年に破局したとされている。
現在の彼氏は? 結婚の予定は?
多部にはこれまで何度も熱愛の噂があったが、窪田正孝以外にはオープンな関係のものはなかった。現在も熱愛の話はない。20代前半は結婚願望もあったようだが、2016年に出演したテレビ『さんまのまんま』では「結婚はしたいが、30歳までは遊びたい」「色々な出会いをしたり、色々な恋をしたい」と発言。今はまだ結婚を強く意識している段階ではないようだ。
最近可愛くなったのはなぜ?

女性がキレイになると「恋の影響だ」と言われることが多いが、多部に関してははっきりとそうとは言えなそうだ。ただ、女子高生を演じていた多部ももうすぐ30歳。新しい役柄に挑戦したり、自分にあったメイクや大人の女性の雰囲気を身につけたりしたことで、美しくなったことは確かだろう。
まとめ
多部は人気女優ながらも、大きな顔をしたりガツガツしたりする様子がなく、なんとなくマイペースな印象がある。トーク番組やバラエティ番組でも飾らずありのままを話すため、親しみやすさを覚える人も多いだろう。
これから30代になりもっとキレイになり、女優としてももっと成長していくことが期待される。ますます気になる存在になりそうだ。