宮藤官九郎のオリジナル脚本によるNHKの大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(放送は毎週日曜、総合テレビでは午後8時、BSプレミアムでは午後6時、BS4Kでは午前9時から)。1月13日放送の第2話「坊っちゃん」では、前回のラスト、日本初のオリンピック予選会のマラソンにて1位でゴールした金栗四三について、いまいちど時代をさかのぼり、その生い立ちをたどった。
「いだてん〜東京オリムピック噺〜」少年時代の金栗四三は夏目漱石と会っていたのか2話
イラスト/まつもとりえこ

金栗四三の生い立ちをスピーディに描く


第2話のあらすじを年表風にまとめるとこんな感じになる。

・明治24(1891)年、熊本県・春富村の没落した造酒屋の家の四男として金栗四三誕生。その名は、父・信彦(田口トモロヲ)が43歳のときの子供ということでつけられた。その前年には、ドラマの語り手である美濃部孝蔵、のちの5代目古今亭志ん生が誕生。

・四三・5歳(子役:久野倫太郎)。第五高等学校を訪れていた嘉納治五郎(役所広司)に抱き上げてもらおうと、病弱な父とともに春富村から熊本まで片道約40キロを歩いて出かける。しかし結局、嘉納に抱き上げてもらうどころか、その顔すら人垣に阻まれてまともに見られず。

・四三、尋常小学校に入学。体が小さくて友人たちになかなかついていけない。だが、兄嫁の出産からヒントを得て、独自の呼吸法を編み出し、俊足を身につける。

・明治34(1901)年、四三・10歳(子役:船元大馳朗)。高等小学校まで往復12キロを走って通学。人呼んで「いだてん通学」。そのころ父が危篤に。隣村のかかりつけの医者の家まで走って呼びに行くも、死に目には間に合わず。