
高い演技力を持ち、人間力あふれるメンバー
6月30日に配信限定リリースされたプレデビュー・デジタルミニアルバム『Make you happy』が、全世界の音楽配信サイトで109冠を達成(7月16日現在)するなど、デビュー前から大記録を更新し続けている期待の新人NiziU(ニジュー)。【レビュー】NiziU「気付き」と「成長」をもたらせるJ.Y. Parkの名言で振り返るメンバー紹介
世界で活躍するガールズグループを育成するために、日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメント(以下、JYPエンタ)が開催したグローバル・オーディション『Nizi Project』から誕生した、マコ、リオ、マヤ、リク、アヤカ、マユカ、リマ、ミイヒ、ニナの9人からなるガールズグループだ。
マヤは、表現力あふれるパフォーマンスに加え、“Nizi Projectのお母さん”といわれるほどの人間力あふれるメンバーである。
マヤは、石川県出身の18歳。BIGBANGやBLACKPINKを擁するYGエンタテインメントの日本法人で練習生をしていた経験もある。「アイドルになりたい」という夢をかなえるため、そして「自分の良さって何?」という自分探しのために、『Nizi Project』に応募したという。
冒頭の地域オーディション・東京会場では、総合プロデューサーのJ.Y. Parkに「演技力が素晴らしい」と評価され、思い悩んでいた「自分の良さ」を知ることができ、涙ぐむ場面も見られた。
1万人から26人に絞られた東京合宿。大手事務所出身だが、ダンスもボーカルも12位と、実力を発揮できずにいた彼女が評価を上げたのは、スター性テストだった。絵と表現力という得意分野を活かすために、『みにくいアヒルの子』の紙芝居を制作し、感情たっぷりに読み聞かせを行った。
その説得力にJ.Y. Parkも「マヤさんの一番の魅力を見せてくれました。伝えたいことがあるから、絵を描ける。音楽も同じ」と感心。そして「みにくいアヒルの子のように、今までに寂しかったり辛かったことは?」と問われると、マヤは「オーディション直前におじいちゃんが亡くなりました。夢をかなえる姿を見せられなかったけれど、きっと今の私を見てくれていると思うので頑張ります」と答えて泣き出してしまう。
胸のつかえを吐き出した彼女にJ.Y. Parkは、「君は特別な人だ。理由を持って生まれてきたとわかる日が来る。1位でも26位でも、特別です」と、希望と合格の証のキューブを与えてくれた。
ここからマヤは、本領を発揮。ふっきれたように勢いをつけて臨んだショーケースでは、リク、リマらと同じ、“miss G”チームで「Bad Girl Good Girl」(miss A)をパフォーマンス。
初のグループミッションで出だしを担当するマヤは、「ここで間違えると、みんなが緊張してしまう」とプレッシャーを感じていたが、本番ではミスなくこなし、特別審査員のTWICEモモに、「マヤさんが目に入った」とその存在感を認められる。
J.Y. Parkにも「マヤさんの長所は、実力よりも上手く見せる演技力。でも、歌も一番厚みがあってよかった」と、努力が認められて、涙。最終順位は3位と躍進し、韓国合宿へ!

マコと共にチームを支える要となるであろう人格者
13人に絞られた6ヶ月にわたる韓国でのトレーニング。1ヶ月のレッスンを受けてまず臨んだのは、個人レベルテストだ。miss Aの「Touch」に挑むこととなったが、「こういう雰囲気の曲は初めて。動作が小さいと指摘されたので、注意して練習しました。このままだと最下位になってしまうと思い、足りない部分を補うために、体力トレーニングも始めました」と、努力を重ねてステージへ。J.Y. Parkも「今日も演技力のおかげで足りないところが見えませんでした。体力トレーニングのおかげで体のコントロールもよくなって、動いてもブレない。毎日誠実に、歌手になるための準備を重ねている人です。A+をあげたい」と、積み重ねてきた努力が認められキューブを獲得し、順位も4位に上昇。
また、人格を重視しているこのオーディションで、トレーニングチームからの評価が高かったことも告げられた。
チームミッションでは、マコ、リオと“Mr. お姉さん”チームとして、J.Y. Parkの「Swing Baby」をパフォーマンス。リオとマヤが2人でジャケットを羽織るシーンからスタートするミュージカルのような演出に、J.Y. Parkは終わった途端に笑顔で拍手し、「練習生のステージだということを忘れて見ていました。メンバー一人ひとりがスターのよう。僕が良いステージになりそうだと感じたのが、マヤさんとリオさんがジャケットを着るスピードがほぼ同じだったのを見た時。お互いを見る時の表情に、すべてが表れていました。期待以上のパフォーマンスでした」と、チームワークを絶賛した。
そして、「今回のステージで一番驚いたのは、マヤさんです。
ファイナルステージでは、“マヤチーム”のリーダーとして、リマ、ミイヒ、ニナ、マユカ、リクを率いて“マコチーム”と対決。「Boom Boom Boom」では、「上手くやろうとしすぎて、力が入りすぎている。最後のステージだから、リーダーだからという以外にも、“こういう曲が上手くできるかな?”と心配しているから」とJ.Y. Parkに指摘される。
しかし「Make you happy」ではその指摘を覆すパフォーマンスで、「本当に上手でした。自分の曲のように自信を持って、この曲の全てを表現できたのは、どれだけたくさんの努力をして、どれだけ成長したのかの証明。歌手は、曲に合わせて自分を様々な姿に変身させることが求められます」とJ.Y. Parkの賛辞を受け、NiziU入りを果たした。

それに対してJ.Y. Parkが「イメージが違う人が多いほど豊かになる」と言ったように、キラキラしたアイドルとは少し異質な部分のあるマヤは、きっとNiziUのスパイスになるはずだ。
(坂本ゆかり)
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