5月27日配信『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』 #8

日プ2|5チームのカラーが激突! Mr.パーフェクト田島将吾が大スランプに
ファイナルに向けた生き残りをかけたコンセプト評価は、練習生のために作られた5作のオリジナル曲とオリジナルの振付でのチーム戦。現場評価の国民プロデューサーは、チームと、そのチーム内で最も印象的だった練習生に投票。1位獲得チームの1位練習生には10万票、2位から8位には2万票ずつのベネフィットが与えられる。


【前回の記事】シンデレラボーイ小池俊司誕生! ベネフィットによる順位大変動で不動の2TOPが陥落

コンセプト評価では、国民プロデューサーが楽曲のコンセプトに合った練習生を決めるマッチング投票を行うが、結果が出る前に、練習生自身が楽曲を選び練習を開始。3日後、マッチング投票の結果でグループ再編を行うが、自分の選択とマッチング投票の結果が合っていないと、別の曲で練習を1からやり直すことになる。ただしポジション評価1位の小池俊司は、特典として自身の選択曲に参加できる。

この結果をもとに、次週「第2回順位発表」が行われ、40名からファイナルに進める20名を絞り込む。また、コンセプト評価に参加した700名のグローバルプロデューサーのグローバル投票1位の練習生もファイナル進出という新ルールも適応されることに。

「SHADOW (Slip Inside)」チーム 自分を信じて奇跡を起こす

<陰-IN->後藤威尊 小林大悟 許 豊凡(リーダー) 高橋航大(センター) 平本 健 松田 迅 松本旭平 森井洸陽
(他チームから転入:高橋航大 平本 健)
(他チームへ移動:太田駿静 高塚大夢 仲村冬馬)


グループ再編で、もともといた6人に新たに2人が加わることに。「もとからいた6人は、すでに完成している状態。
ここから入るのは難しい」と新加入の高橋航大が肩を落とすが、「Goosebumps」チームにジャッジを依頼したセンター選びでは、「(後藤)威尊はダントツでダンスがうまかったけれど、(高橋)航大は雰囲気も世界観も曲にあっていた。あとはダンスを磨くだけ」(西 洸人)と、センターに抜擢された。

センターを逃した後藤威尊は、オンタクト能力評価5位からゲリラ順位発表で15位になり、デビュー圏外に焦っていたが、田島将吾に「センターじゃなくても絶対目立てると思う」という言葉をかけられ一念発起。

ダンス未経験の森井洸陽も、チームについていけずに沈んでいたが、メンバーたちの助けでめきめき成長。KENZOトレーナ―に「自分を信じることができたんだね。まだまだダンス的には足りないけれど、人の心を動かすダンスができるようになった」と褒められた。


その結果、本番のパフォーマンス後は「奇跡が起きた」、「いままででいちばんのステージだった」とメンバー各人が口にできる満足度の高いステージとなった。

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高橋航大


「STEP」チーム ピンチを活かし、ポジティブに

<はねむぅ~ん>阪本航紀 篠原瑞希 寺尾香信 大久保波留 佐野雄大 飯沼アントニー(センター) 大和田歩夢 井筒裕太(リーダー)
(他チームから転入:阪本航紀 篠原瑞希 寺尾香信 佐野雄大 大和田歩夢 井筒裕太)
(他チームへ移動:村松健太)


転入組が多いこのチーム。井筒裕太がリーダーに立候補し、ポジティブな気持ちで頑張る一方、自分が思うコンセプトとのマッチングが叶わなかった大和田歩夢は、KENZOトレーナーに「パフォーマンスに迷いがある」、仲宗根トレーナーにも「(かわいいコンセプトに対する)恥ずかしさが抜けていない。ピンチを活かせるかが大事」と指摘される。そこから気持ちを持ち直して前向きに。

大久保波留と争い、初センターに就任した飯沼アントニーは、「前回の『PRODUCE 101 JAPAN SEASON1』に出たかったが、年齢が満たなくて出られなかった。またチャンスが来て、これは受けるしかないなと思った」と本オーディションに懸ける強い想いを語る。
方や大久保波留は、スランプで表情も暗い。チームメイトが設けてくれた話し合いの場で悩みを吐き出し、浮上することができた。

ピンチを乗り越えたメンバーたちの頑張りで、本番パフォーマンスは「元気でたなー」(KENZO)、「歌とダンス両方あって、曲の良さが発揮できてた。マッチしていた。魅力的だった」(KEN THE 390)と高評価を得た。

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大和田歩夢

「A.I.M (Alive In My Imagination)」チーム どん底からはいあがる!

<B.Q.N(バキューン)>高塚大夢 福田翔也(センター) 栗田航兵 藤牧京介 小堀 柊 村松健太 ヴァサイェガ光 テコエ勇聖(リーダー)
(他チームから転入:高塚大夢 福田翔也 小堀 柊 村松健太 テコエ勇聖)
(他チームへ移動:井筒裕太 大和田歩夢 篠原瑞希 高橋航大 福田歩汰)


ポジション評価1位の小池俊司が、特典として「Goosebumps」を選択。そのことで「Goosebumps」チーム最下位のテコエ勇聖小池俊司のマッチング投票曲「A.I.M」へ押し出されることに。


ダンスを引っぱるヴァサイェガ光だが、「センターにもなれなくて、ボーカル志望なのにボーカルでもなくて。いいところを見せられなかったらもう終わりなのに……マジできつい。自信がなくて、みんなと同じ気持ちでパフォーマンスができてなくて迷惑をかけている」とリーダーのテコエ勇聖に弱音を吐く。

テコエ勇聖の「支えてあげてほしい」という言葉を聞き、小堀 柊は「落ちた人たちのためにも自信を持ってステージをやらないと失礼になると思う。俺はもう最後かもしれないけど、ベネフィットを取る気持ちでステージを終えたいと思うし、それで落ちたなら納得できる。偉そうなこと言いますけれど、自信を持ってやらないとダメだと思います」と涙ながらに訴え、ヴァサイェガ光も「スッキリした。
改めてうちのチーム強いんだなって思いました」とチームの絆を再認識した。

ダンス未経験の村松健太はついていけず、上の空。KENZOトレーナーに「遊びじゃない! 俺は101人全員デビューさせるつもりでやっているし、お前に投票してくれた人がいるからここに立っているのに、お前自身が頑張ってなかったらどうするんだよ。不安でもいい、進むしかない」と熱い叱責を浴びせられる。

いちばんメンバー変動が多かったチームだけに、福田翔也、藤牧京介までも不安にのみこまれたが、村松健太の「みんなで一回肩を組もう!」というひとことで結束が生まれていき、デビューをしたいという気持ちが自信につながっていった。

パフォーマンス後は、「これで良かったんだと思う。
いろいろあったみたいだけれど、人はどん底に落ちた時に変わるんだなってこれを見て思った」と仲宗根トレーナーが言う通り、「気持ちが一つになっていたのを実感した。やりきりました」(高塚大夢)、「出し切れました」(藤牧京介)と、爽やかな後味に。

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村松健太

「Goosebumps」チーム Mr.パーフェクト田島将吾の葛藤

<八men鳥>笹岡秀旭 小池俊司 上田将人 中野海帆 田島将吾 西 洸人(センター) 池崎理人(リーダー) 西島蓮汰
(他チームから転入:中野海帆 西島蓮汰)
(他チームへ移動:木村柾哉 小堀 柊 寺尾香信 平本 健 福田翔也)


すごいメンバーが揃っていると注目されているチーム。今までの他の練習生を引っぱり、常に完璧なところを見せてきた田島将吾だが、レコーディングで「もっと自信を持って!」と言われ続け、なかなかOKが出ずに意気消沈。「いつものたじ(田島将吾)と違う。だんだん元気がなくなっている」と心配する西 洸人は、「周りが見えなくなる感じ。息苦しい」と涙する田島将吾を部屋の外に連れ出し、抱きしめて慰める。完璧な自分というプレッシャーをずっと背負ってきた田島将吾は、日記に「本当の自分をさらけ出せた気がした」と綴った。

田島将吾だけでなく、焦りや不安が大きくなっていくメンバー達。リーダーの池崎理人がプレッシャーで涙を見せると、池崎を休ませて、「その間にびっくりさせてやろうぜ!」と練習に打ち込み、翌日に池崎の内心を探らず、楽な気持ちで合流させる気遣いを見せた。

青山テルマトレーナーの「落ち込んでもいい。強い自分になれるのは、弱い自分を認めてあげるから」という言葉に励まされた本番では、田島将吾も「いつも自信を持ってパフォーマンスすることを心に思ってやっている。今回のコンセプト評価を通して、揺るがない強さ、肝がわかった気がして、今の自分は今にしかないから、謙虚な気持ちで今の自分をしっかりと愛して、愛をどんどん返せるようにこれからも精一杯頑張っていきます。みなさん、大好きです!」と大復活を遂げた。

日プ2|5チームのカラーが激突! Mr.パーフェクト田島将吾が大スランプに
田島将吾


「Another Day」チーム みんなの憧れの木村柾哉も、焦りを見せる

<Freshers>尾崎匠海 仲村冬馬 四谷真佑 福田歩汰 木村柾哉(リーダー・センター) 太田駿静 内田正紀 飯吉流生
(他チームから転入:仲村冬馬 福田歩汰 木村柾哉 太田駿静)
(他チームへ移動:阪本航紀 佐野雄大 テコエ勇聖 西島蓮汰)


KENZOトレーナーに「優しいメンツが集まってるから褒め合いもわかるけれど、優しさは残酷だ。優しさが足を引っぱっている」と指摘されたグループ。

ダンスで遅れをとっていた福田歩汰は、KENZOトレーナーに同じ日に支給されたスニーカーなのに、木村柾哉との汚れの違いを指摘され、メンバーたちの優しさに甘えていた心を入れ替える。練習の途中で失踪した四谷真佑は、木村柾哉に励まされ、これを機にメンバー全員で本音をぶつけあい気持ちがひとつに。

みんなの憧れの木村柾哉だが、「中間発表で3位。ベネフィットが大事だと痛感。グループバトルではチームが勝ってベネフィットを得たが、個人の票数は少ない。勝てていると思ったことがない」と、彼も実は焦りを感じていたのだ。

そんな中、仲村冬馬の左耳が聴こえなくなるというアクシデントが発生。メンバーたちは、仲村冬馬を元気づけようとパフォーマンスで励ました。

真のチームワークを手に入れて、「すごい幸せ。このメンバーが好きだからこそ、終わってから泣いちゃいました」(飯吉流生)、「絆があってここまでやってこれた」(内田正紀)、「幸せな気持ちでパフォーマンスできた」(仲村冬馬)と、満足のいく本番を迎えることができた。

日プ2|5チームのカラーが激突! Mr.パーフェクト田島将吾が大スランプに
木村柾哉

◆コンセプト評価 順位

1位:「Goosebumps」八men鳥
グループ内1位の田島将吾には10万票、他のメンバーには2万票のベネフィットが加算される。
<田島将吾コメント>
今まで以上にすっきりした自分がいる。何かが足りなくて、現場評価であまり良い点数をもらえてなかったのですが、今回は結果をしっかりと出すことができて、本当に嬉しいです。
2位:「SHADOW (Slip Inside)」陰-IN-
3位:「STEP」はねむぅ~ん
4位:「Another Day」Freshers

5位:「A.I.M (Alive In My Imagination)」 B.Q.N(バキューン)


次回は「第2回順位発表」。そして、『PRODUCE 101 JAPAN』の先輩、JO1が練習生たちの前にサプライズ登場する。



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関連リンク

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』公式サイト
https://produce101.jp/


Writer

坂本ゆかり


レコード会社の制作・宣伝、Webメディアの編集長を経てライターに。女性誌、Webなどで主にアーティストのインタビューを担当

関連サイト
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