日本共産党の田村智子委員長は19日の記者会見で、立憲民主党泉健太代表と昼食をとりながら会談し、自民党政治を終わらせるために「来るべき総選挙では連携と力合わせが必要ということで合意した」と語った。総選挙での具体的な連携等の協議はこれからになる。


 会談には立憲から岡田克也幹事長、共産から小池晃書記局長が同席した。党首会談は泉氏が従前から「ミッション型内閣について説明するために」申し込んでいた。今回、岸田文雄総理が9月の総裁選に出馬しないと表明したことから衆院解散・総選挙が近いことを受けての意見交換にもなった。


 田村委員長は昨年12月の市民連合要求の「共通政策」で基本合意しているものが、その後、自民党派閥による裏金問題で自民党政治が追いつめられる状況になっており「私たちからは共通政策がより豊かで魅力あるものになるようにすることが必要ではないか」と提案。


 また「選挙協力では対等・平等・相互尊重が必要」としたうえで、先の衆院補欠選挙・東京15区はそうしたものが形になった戦い方ができたと成功のケースとして例示した。田村委員長は「自民党政治を終わらせるために全力であたっていきたい」と強調した。(編集担当:森高龍二)

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