デビュー15周年の節目に、5年ぶりの写真集『Trajectory』を上梓した岸明日香。ファンにはお馴染みの三角ビキニや大胆なシースルー衣装などで様々な表情を見せる、「ありのままの自分」を出した一冊だ。
撮影地はベトナム・ダナン。台風襲来という過酷な状況も乗り越えながら、食事制限やキックボクシングで仕上げたベストコンディションの肉体美を余すことなく刻んだ。30代ラストを見据え、「最初で最後の見せ方」にも挑んだという今作に込めた思いを語ってもらった。(前後編の前編)

【写真】5年ぶりの写真集が話題!岸明日香の撮り下ろしカット【12点】

――5年ぶりとなる写真集『Trajectory』のお話があったときのお気持ちはいかがでしたか。

岸 ずっと心のどこかで、次の写真集を出すなら節目がいいという気持ちがあったんです。前回の写真集『Culmination』を出したのもデビュー10周年でしたし、漠然と次は15周年かなと思っていたので、お話をいただいたときはうれしかったです。

――今回の撮影に向けて、どのような準備をされましたか。

岸 5年ぶりの写真集だったので、とても緊張してしまって……。毎日グラビア撮影があって、生活の一部になっていたときはルーティン化されているから何とも思わないんですけど、久々だと恥じらいや戸惑いもありました。だからこそ、ちゃんと体型を整えて、万全の状態で臨もうと思って、食事制限をして、キックボクシングにも通って、3キロ痩せました。ファンの方は寛大なので、太めでも喜んでくれますが、痩せすぎると怒られるんです(笑)。とにかく体型維持は大変でしたね。


――ご自身の中で写真集のテーマはあったのでしょうか。

岸 これまでの写真集は事前にテーマを決めたり、方向性を固めたりという撮影が多かったんですけど、もしかしたら今回は30代最後の写真集になるかもしれないという気持ちがあったんです。15年も続けてこられた感慨もあったし、ベストコンディションで、ありのままの自分を出したいという気持ちが強くありました。

――表紙の写真からも、“ありのままの自分”というのが伝わってきます。

岸 表紙の写真は完全にすっぴんなんです。今までもすっぴん風の撮影は何度かありましたが、実はベースメイクをして、コンタクトを入れて、みたいなことが多くて。でも今回は本当に何もしていないですし、裸眼なんです。だからあんまりよく見えていなくて、ボーッとした表情で。しかも、この衣装ビジュアルでワンカット目に撮られた写真なんですよ。ほぼ試し撮りだったんですが、スチールチェックの周りにいたスタッフさん達が一瞬ざわついて、「え!めちゃくちゃいい!表紙これでいいじゃん!」とおっしゃるので、最初は冗談だと思っていたんです(笑)。まさか本当に表紙になるとは思わなかったんですが、これまでの写真集の表紙とはテイストが違う、まっすぐそのままの自分を撮ってもらえた一枚だなと感じました。

――正面を向いた写真が表紙というのも初めてですね。


岸 そうなんですよ! 今までの表紙は横向きばかりで。というのも横胸のラインが綺麗、横顔が好きと言ってもらえることが多かったんです。それに正面から撮られるアングルに苦手意識がありましたし、シャツを前開きにして撮るのも自信がなくてNGにしていました。でも今回は綺麗に撮っていただいて、こういう見せ方も良かったんだという発見がありました。

――ロケ地はベトナム・ダナンです。

岸 初めてのベトナムだったんですが、すごく開放的な気持ちになれました。ただ、私は晴れ女でもあるんですが、一方で「台風女」という異名も持っていまして(笑)。晴れるか台風かのどちらかなんです。ベトナムでは台風が来て、海の撮影は大恐怖でした。風でメイクも吹き飛んだんですが、なんとか撮影場所にたどり着いて、「早く撮るよ!」とみんなで気合いを入れて決死の覚悟で臨みました。撮影中はまだよかったんですが、撮影を終えて戻ろうとしたら潮が満ちていて、流されそうになりながら、みんなで声を掛け合って帰りました。

――多彩な衣装を着用していますが、特に印象に残っているのは何でしょうか。


岸 オレンジの三角ビキニです。私からのリクエストで、20歳のときに初めての海外撮影で着たんですが、その写真の反響がすごくて。その後も三角ビキニが一番似合うと言っていただくことが多かったので、私にとって代名詞みたいなものなんです。ただ、そのときの撮影も暴風で(笑)、吹き飛ばされそうになりながら撮りました。髪の毛が吹き飛んで、ギャーギャー叫びながら素で笑っているカットが選ばれているんですが、写真集ならではの思い出深い一枚になりました。

――お気に入りのロケーションも教えてください。

岸 お寺で撮影したカットは光の入り方が素敵で、横胸のラインも綺麗に撮っていただけましたし、大人の艶っぽさを出せました。今回の写真集はページごとに、いろんな表情を撮っていただけましたし、ラストのほうではシースルーの衣装で、今までやってこなかった大胆な見せ方にも挑戦しています。最初で最後の見せ方かなと思いながら臨んだんですけど、自然体でいられましたし、神秘的な仕上がりになりました。

――東京と大阪で写真集発売記念イベントも開催します。

岸 私のファンはデビュー当初から応援してくださっている方が多くて。一緒に年齢を重ねているので、いろんな人生を歩んでいて。
こういうイベントでお会いすると、近況報告をしてくれますし、私の体調なんかも気遣ってくれて、すごく楽しい時間なんです。おじさま方のファンが多い一方で、最近は20~30代のサラリーマンも増えていて。学生時代にコミック誌のグラビアやテレビで見ていたけど、当時は写真集を買うお小遣いもなくて、「やっと自分で働いたお金でイベントに来られるようになりました」と言ってくださる方が多いんです。「小学校のときに、あの番組を観てました」という年下の子たちもいて、幅広い世代が駆け付けてくれるのはうれしいですね。

『Trajectory』
発売日:2026年5月22日(金)
撮影:榊原裕一
定価:3,850円(本体3,500円+税)
発行:ワニブックス

写真集『Trajectory』発売記念イベント開催決定!
<東京>
開催日:2026年5月23日(土)13:00 ~
会 場:ブックファースト新宿店
URL:https://www.book1st.net/event/2026/03/001771.html

<大阪>
開催日:2026年5月31日(日)13:00 ~
会 場:梅田蔦屋書店
URL:https://store.tsite.jp/umeda/event/shop/53483-1254120320.html

【後編】岸明日香「“グラビアを辞める”とは言いたくない」15周年で語る原点回帰
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