今回は、新生活シーズンに人気の調理家電を取材するため、ビックカメラ新宿西口店に足を運びました。

一人暮らしを機に購入される調理家電といえば、電子レンジやオーブンレンジが定番ですが、家電コーナー主任で家電アドバイザーの李馨怡氏によると、今年はトースター機能を備えたトースターレンジがよく売れているといいます。


「一人暮らしですと、どうしてもスペースの制限が出てくるので、いろいろな調理や温めができる多機能な製品が求められます。そのなかでも、トーストを両面でカリッと美味しく焼けるトースターレンジに注目が集まっていますね」

そこで今回は、トースターレンジの売れ筋トップ3を挙げてもらいました。ただ、人気のオーブンレンジも売り場にたくさん並んでいるので、そちらも3モデル選んでもらいました。下記の「トースターレンジ&オーブンレンジ選び 基本の3カ条」を踏まえて、モデルごとに人気の理由を追ってきましょう。
<トースターレンジ&オーブンレンジ選び 基本の3カ条>

設置場所の事前チェックが肝心。排熱などで左右背面に一定のすき間が求められることも多いので、そこも含めて調べよう。
自分の調理スタイルをしっかりイメージすると良い買い物ができる。ご飯食かパン食か、どれだけ自炊しそうか、など。
加熱の仕方も違いが大きい。片面焼きか両面焼きかの確認はとくに重要。ヒーターのタイプや出力の比較も有効。

※本文と写真で掲載している価格は、2026年3月23日14:00時点のもの。
日々変動しているので、参考程度に見てください。
第1位:ジャンル確立の立役者「2in1 トースターレンジ MRT-F100」

一番人気に挙げられたのは、日立グローバルライフソリューションズの「2in1 トースターレンジ MRT-F100」です。庫内容量は15Lあり、トーストモードでは2枚のトーストや直径23cmまでのピザが焼けます。取材時の価格は39,800円。ハンドルを含む外形寸法はW464×D406×H302mmとなります。

「トースターレンジという製品を作り始めたのが同社で、両面焼きができるところで注目を集めています。1台で収まるうえコンパクトなので、お一人暮らしの方や、キッチン周りにモノを増やしたくない人に人気があります」

第2位:焼き上がりを重視する人に定評ある「グラファイトオーブンレンジ AEM-G14A」

2位は、アラジンの「グラファイトオーブンレンジ AEM-G14A」です。庫内が22Lあり、最大4枚のトーストが焼けます。ハンドル込みの外形寸法はW468×D440×H338mmで、取材時の価格は67,100円でした。

「素早く高温に達するグラファイトヒーターを採用した製品で、トースト内部の水分を残しながら表面がカリッと焼けると評判です。広い庫内はオーブンレンジとしても重宝します。調理から温めまで、幅広い用途で使いたい人に向いていますね」

第3位:高コスパなトースターレンジ「NERZ-WF150TV」

3位には、山善の「NERZ-WF150TV」がランクインしています。
庫内容量は1位のMRT-F100と同じ15Lで、2枚のトーストが焼けます。ハンドル込みの外形寸法はW464×D403×H302mmで、取材時の価格は26,400円でした。

「一人暮らしを始めるにあたり、手を出しやすい価格帯という魅力があります。トーストの両面焼きもできるオーブンレンジということで選ばれる方が多いですね」

オーブンレンジ注目株・・・両面トースト可能な「ME-FS2E-M」

続いて、オーブンレンジの注目株を見ていきましょう。

トースターレンジのコーナーには置かれていないものの、トーストの両面が焼けるオーブンレンジとして注目を集めているのがパナソニックの「ME-FS2E-M」です。庫内容量15Lで、ハンドル込みの外形寸法はW464×D406×H302mm。取材時の価格は32,670円でした。

「温めの精度が高くて、レンジ機能が非常に優秀です。オーブンとして使えて、トーストの両面焼きもできるということで、オールマイティかつコンパクトなレンジを求める人に好まれていますね」

オーブンレンジ注目株・・・オーブン重視派に人気のスチームタイプ「ER-D70BK」

お菓子や料理などを作るのが好きな人には、東芝ライフスタイルの「ER-D70BK」が注目されているといいます。角皿式スチームオーブンレンジで、庫内容量は26L。ハンドルを含む外形寸法はW480×D443×H350mm。取材時の価格は33,440円でした。


「オーブンでは250度まで上げられるので、高熱が必要な料理を楽しみたい人によく選ばれます。ME-FS2E-Mと同じく赤外線センサーを備えていて、食品の表面温度を測ってくれるのも魅力ですね」

オーブンレンジ注目株・・・コンパクトさ重視派に選ばれる「RE-WF236」&「RE-WF186」

角皿式スチームオーブンレンジでは、シャープの「RE-WF236」も好調とのこと。庫内23Lで、ハンドル込みの外形寸法はW468×D440×H338mm。取材時の価格は36,420円でした。

また、同社のオーブンレンジ「RE-WF186」もよく選ばれるそうです。庫内18Lモデルで、ハンドル込みの外形寸法はW455×D423×H330mmとなります。取材時の価格は32,800円でした。

「どちらもコンパクトさを重視する人に好まれていますね。RE-WF236は左右と後ろのすき間を開けずに置けるので、上部のスペースさえ確保できていればシビアな位置取りでも使える可能性が高いです。RE-WF186は全体がコンパクトでいて、庫内は18L確保しているところが評価されています」

著者 : 古田雄介 ふるたゆうすけ フリーランスライター。『アキバPick UP!』(ITmedia PC USER/2004年~)や『売り場直送! トレンド便』(日経トレンディネット/2007~2019年)などのレポート記事を手がける。デジタルと生老病死のつながりにも詳しい。
著書に『スマホの中身も「遺品」です』(中公新書ラクレ)、『ここが知りたい!デジタル遺品』(技術評論社)、『故人サイト』(社会評論社)など。 この著者の記事一覧はこちら
編集部おすすめ