最初に結論:

自宅で美味しいスープが作れる注目スープメーカーを紹介。実機を使ったスープ作りも試しました。


記事の重要ポイント:

スープメーカーを選ぶポイントは容量/機能/価格
4つの注目スープメーカーを紹介
スープメーカーを使って実際にスープ作り!

5月は新年度からの疲れが出やすく、一息つきたくなるタイミング。とくに、一人暮らしなどの世帯では、健康や家計のために自炊をしようと考えていても、忙しさからついつい外食や出来合いの惣菜に頼る頻度が上がりやすくなります。

そんな人におすすめしたいのが少人数向けスープメーカー。冷蔵庫の余り野菜を放り込むだけで、自動的に美味しく健康的、かつ低コストな一品が完成する、現代のライフスタイルに合致した調理家電です。

そこで、本記事では、1人~2人分のスープが手軽に作れる人気モデルを紹介しつつ、実機レビューを通じてそのリアルな使い勝手も検証します。

※記載の価格はメーカー公式サイトのもの(2026年5月2日時点)
スープメーカーを選ぶポイントは? 注目の4製品を紹介

スープメーカーとは、鍋底のブレードで食材を刻みつつ、ヒーターで熱を加えてポタージュや具入りスープを自動で仕上げる家電です。おなじような製品に昨今人気の撹拌機能付き電気調理鍋もありますが、こちらは多人数世帯に向く一方、一人暮らしなどの少人数世帯には本体サイズが大きく、少量の調理が苦手という難点があります。

そこで推奨したいのが、1~2人分に特化した小容量スープメーカー。狭いキッチンでも場所を取らず、少量の食材でも美味しく作れるうえ、洗い物も手軽など多くのメリットがあります。

ここでは現在人気のスープメーカー4台を紹介。一人暮らしでも使い勝手の良い600~800ml容量の製品を中心に、スムージーやお粥といったスープ以外の対応メニューの違いや、それぞれの特徴、価格を解説します。自分のライフスタイルに合う一台をぜひチェックしてみてください。

○コンパクト軽量なスープメーカーの定番、ウィナーズ「レコルト 自動調理ポット」

現在のスープメーカーブームを牽引した先駆け的な存在であり、もっとも「定番」といえるのがこの製品です。

操作ボタンなどをハンドル部分に配置することで、一見すると家電に見えないデザインなので、インテリアを邪魔せず狭いキッチンでも違和感なくなじみます。本体重量は約0.97kgと、今回紹介する4台の中で唯一1kgを切る軽量設計で、毎日の自炊で負担になりにくいのも嬉しいポイント。

搭載モードはダイズと水から豆乳とおからが作れる「SOYMILK」のほか、滑らかな「POTAGE&PASTE」、あえて具を残した「SOUP&OKAYU」、ヒーターを使わずミキサーのように利用できる「JUICE&CLEAN」、そして保温用の「WARM」というスープメーカー定番の5種。水と米を入れるだけでお粥も作れるので、胃腸が疲れた日にも大活躍しそうです。

メーカー:ウィナーズ
製品:レコルト自動調理ポット
型番:RSY-2
直販価格:13,200円
容量:600ml
サイズ:幅16.5×奥行12.0×高さ23.3cm
重量:0.97kg
搭載モード:SOYMILK / POTAGE&PASTE / SOUP&OKAYU / JUICE&CLEAN / WARM

○調理の進捗がわかり、細やかな設定も可能。ラドンナ「Toffyオートスープブレンダー」

ToffyオートスープブレンダーはToffyブランドらしいレトロで親しみやすいデザインが特徴。特筆すべきは、コンパクトな本体に搭載された7セグメントLED。「残り調理時間」がデジタル表示されるため、あと何分で完成するかを確認しながら、並行して他の家事や身支度を効率よく進められます。

具を残す「DICED SOUP」、滑らかな「POTAGE」といったスープメニューのほか、お粥、豆乳、スムージー、保温モードも搭載。特に豆乳は、お急ぎモードだけでなく、時間をかけて濃厚に仕上げるモードも選べるこだわりようです。さらに、洗浄用のクリーンモードは常温洗浄のほかに、ひどい油汚れに便利な加熱モードも用意。
見た目が可愛いだけではなく、細かな使いやすさも魅力です。

メーカー:ラドンナ
製品:Toffyオートスープブレンダー
型番:K-AS2
直販価格:9,900円
容量:600ml
サイズ:幅17.4×奥行13.8×高さ27cm
重量:1.2kg
搭載モード:DICED SOUP / POTAGE / RISOTTO&OKAYU / SOY MILK(Quick/Rich)/ SMOOTHIE & JUICE / 保温モード / クリーンモード(加熱/常温)

○圧倒的コスパ。スープも卵料理もこれ一台、ニトリ「スリム調理ポット」

5,990円という、他社製品の約半額近い圧倒的な低価格でスープ生活を始められるのがニトリの「スリム調理ポット」。本製品の魅力はなんといっても機能の多彩さ。他社にはないユニークかつ実用的な機能が詰め込まれています。

最大の特徴は、専用の「卵ホルダー」が付属していること。これを使えば、温度管理が面倒な「ゆで卵」や「温泉卵」がボタン一つで完成。

さらに、他社にはない機能として4時間後、あるいは8時間後に調理をスタートする「予約調理」機能も搭載しています。寝る前にセットしておけば、忙しい朝に出来たてのスープが楽しめるうえ、調理開始までは内部を約70℃で保温するので肉などの食材が痛みにくいです。

メーカー:ニトリ
製品:スリム調理ポット
型番:HB2G01
直販価格:5,990円
容量:600ml
サイズ:幅16.6×奥行11.8×高さ26.2cm
重量:1.2kg
搭載モード:クリーミー / あっさり / 煮込み / おかゆ / ゆで卵 / 温泉卵 / 発酵 / ジュース(クリーン)/ 4時間(予約)/ 8時間(予約)

○料理好きも満足できる多機能ミキサー、シロカ「おうちシェフ BLENDER」

今回紹介する製品のなかで、スープメーカーというよりも「加熱機能付きの高性能ミキサー」としての色が強いのが本製品。食材を入れる容器は耐熱ガラス製で、食材の臭いや色が移りにくいのが特徴。スパイスを多用するスープを作った後でも、汚れや臭いを気にせずスムージーなどのドリンク作りに活用できます。


一般的なスープメーカーは「ポタージュ」や「スムージー」といった自動調理モードのみで完結するものが多いなか、本機は唯一「マニュアルモード(高/低)」や、一瞬だけ断続的に回転させる「フラッシュ」といった手動操作が充実しています。

ちょっと凝った料理でミキサーのように使いたい時、一般的なスープメーカーと違って食材の状態に合わせて細かく動きを調整できるのが強みです。こだわりの一杯を作りたい本格派には最適な一台ですが、その分サイズと重量が他製品よりややある点はチェックが必要です。

メーカー:シロカ
製品:おうちシェフ BLENDER
型番:SM-S151
直販価格:17,820円
容量:800ml
サイズ:幅18×奥行15×高さ36cm
重量:2.5kg
搭載モード:フローズンスムージー / スムージー / ホットスムージー / 豆乳 / スープ / ソース / おかゆ / 薬膳 / なめらか / ヨーグルト / こうじ / 温めなおし / マニュアル(高/低)/ フラッシュ

ほんとに便利? 「おうちシェフ BLENDER」を実際に使ってみた

今回は、紹介した4台の中から実際に「おうちシェフ BLENDER」を使用し、その実力をチェックしました。最初に作ったのは少人数向けスープメーカーの定番メニューともいえるスムージー。バナナや冷凍保存しておいた潰しイチゴ、繊維の残りやすい生の人参やブロッコリーを牛乳と一緒に投入し、スムージーモードで攪拌します。

感心したのは、一般的なミキサーのようにただ一定速度で回るのではなく、断続的に動いたり止まったりを繰り返しながら撹拌してくれる点です。そのおかげか、水分(牛乳)が少なめだったにもかかわらず、人参やブロッコリーの繊維を一切感じさせない、非常に滑らかで喉越しの良い一杯が完成しました。

続いて、メインのスープ作り。本機のスープモードには加熱のみを行って自分でカットした具材を残す「ふつう」と、中の材料をすべて粉砕して滑らかなポタージュに仕上げる「もっと」があります。今回はポタージュにしたかったので後者を選択しました。

材料は冷蔵庫にあったかぼちゃ、セロリ、ニンジン、そしてバター、牛乳、コンソメ。
本来かぼちゃのスープには玉ねぎが必須ですが、今回はあえて「冷蔵庫の残り物だけで適当に作る」ことを試しました。

出来上がりは驚くほど本格的。すべての量が適当なので、やや薄味に作り、スープ完成後に味見をしながら塩やスパイスを加えるという方法で味を調整します。

ボタンを押している間だけ回転する「フラッシュ機能」でムラなくサッと混ぜ合わせられるので、味の調整も失敗なしにできました。レシピを見ず、適当な材料を放り込むだけで完成度の高いスープが作れるので、自炊のハードルが劇的に下がります。

もうひとつ良かったのがお手入れのしやすさ。一般的なスープメーカーは容器とモーターが一体型のため、水と洗剤を入れて撹拌して洗うのが基本。シンクで丸洗いすることはできません。しかし本機は、汚れやすい容器部分だけを完全に取り外してシンクで洗えます。油分や臭いの気になる調理の後で、しっかり水洗いできるのは嬉しいポイントでした。

自分にぴったりの一台で、温かいスープ生活を!

今回紹介した4製品は、それぞれ以下のような人におすすめです。

手軽に定番を楽しみたいなら:軽量でシンプルデザインのレコルト
タイパとコスパを重視するなら:予約機能と卵料理もできるニトリ
効率よく家事を進めたいなら:残り時間が一目でわかるToffy
本格的な調理と衛生面を追求するなら:パワフルで丸洗い可能なシロカ

製品ごとに細かな設定や得意分野の違いはありますが、共通しているのは「冷蔵庫の残り野菜を放り込んでボタンを押すだけ」で簡単に温かい一品が完成するということ。
自炊のコストを抑えつつ、栄養たっぷりのスープが、面倒な火加減や撹拌の必要もなく放置している間に出来上がります。

5月の疲れが出やすい時期、無理に自炊を頑張りすぎる必要はありません。飲んでホッとする優しいスープを毎日の習慣に取り入れて、心と体を労わってみてはいかがでしょうか。

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倉本春 くらもとはる 生活家電や美容家電、IoTガジェットなど、生活を便利にする製品が大好きな家電ライター。家電などを活用して、いかに生活の質をあげつつ、家事の手間をなくすかを研究するのが現在最大のテーマ。 この著者の記事一覧はこちら
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