今回のテーマは、「富裕層が好む時計」です。

日本では「純金融資産保有額」が1億円以上5億円未満を富裕層、5億円以上を超富裕層と定義しています。
純金融資産とは預貯金や株式、債券などの金融資産の合計から借り入れなどの負債を差し引いたもの。

時計は時間を確認するための単なるツールではなく、投資を目的に購入されることや、自身の社会的地位や個性を表現するアイテムとして選ばれることもあります。

時計の王様「パテック・フィリップ」

世界三大高級時計メゾンのひとつとして数えられるパテック・フィリップ。「世界最高峰」と名高いこのメーカーは、これまでに100以上の技術特許を取得しており、圧倒的な技術力、資産価値、伝統を守る企業として知られています。

また、同社は独自の厳しい品質基準「パテック・フィリップ・シール」を設け、極めて高い精度を保っていることでも有名です。誰もが1度は手にしたいと憧れる時計ですね。
1875年創業「オーデマ・ピゲ」

こちらも世界三大高級時計メゾンのひとつに数えられるブランドです。1875年にスイスで設立されたこのメーカーは、現在も創業一族による経営が続く名門として世界中の愛好家を魅了しています。

中でも1972年に誕生したスポーツウォッチ「ロイヤル オーク」が有名で、八角形ベゼルとタペストリーの文字盤が特徴的なこの時計は多くのファンを持つ名品です。
世界最古の時計メゾン「ヴァシュロン・コンスタンタン」

「ヴァシュロン・コンスタンタン」といえば、1755年の創業以来、1度も途切れることなく時計を製造し続けている名門中の名門です。そして、270年以上の歴史を持つこのブランドも世界三大高級時計メゾンのひとつに数えられています。

その多くのモデルが、最高峰の品質・職人技の認定基準「ジュネーブシール」を取得しており、高い品質が保証されています。

高い資産価値を誇る「ロレックス」

ロレックスは1905年にスイスで創業した高級時計メーカーで、世界で最も有名かつ最も人気のあるブランドとして知られています。

富裕層がロレックスを好む主な理由は、その極めて高い「リセールバリュー」にあります。ロレックスは価値が下がりにくいため「実物資産」「投資対象」として保有する富裕層も多いのです。購入時よりも高い値がつくことは珍しくなく、とあるお客様は

「買った時より3倍高い値がついた」

と、話してくださいました。

「でも気に入っているので売らない」
「この時計はいつか息子に受け継いでもらう」

ともおっしゃっていました。
優美なジュエリーウォッチ「カルティエ」

カルティエの時計は1847年創業のフランスの高級老舗ジュエラーが手がける洗練された時計です。普遍的でアイコニック、かつエレガントなデザインは男女を問わず多くのファンを魅了しており、リセールバリューも非常に高いのが特徴です。

中でも、戦車の形状を模して作られた「タンク」、飛行中でも操縦桿から手を放さず時計をチェックできるようにと依頼され制作された「サントス」、女性から絶大な支持を受ける「パンテール」などが有名です。
日常使いにピッタリ「グランドセイコー」

「グランドセイコー」は日本の高級腕時計ブランドのひとつです。世界最高峰の機械式・クォーツ式技術を持ち、その製品はスイスの高級時計に匹敵する精度の高さを誇ります。

日本の伝統や文化を反映した極めて洗練されたデザインと、確かな品質は多くの富裕層から評価されています。
あえて時計はつけない派も

富裕層の中には「あえて時計はつけない」と話す方も。


高級時計は「お金持ち」であることのシンボルであり、高級時計を身に着けていることで強盗やスリ、詐欺などの標的になりやすいというセキュリティ上の懸念があります。

また、高級時計は「儲かっている」ことの証でもあり、周囲に嫌悪感を与えてしまう可能性もあります。著名人が高級時計を身に着けていると「どうせ悪いことをしているんだ」「ズルいことをしているに違いない」などと言い出す人が必ずあらわれますよね。

このような理由から

「趣味でロレックスを収集しているけれど普段身に着けるものはアップルウォッチ一択だよ」

とおっしゃる方も。
お金持ちならではの悩みも

今回は、「富裕層が好む時計」について解説しました。

世界三大高級時計メゾン「パテック・フィリップ」「オーデマ・ピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」の他、高い資産価値を誇る「ロレックス」「カルティエ」の時計も多くの富裕層から高い評価を得ています。

また、日本ブランドにこだわるお金持ちは「グランドセイコー」を愛用していることも。

一方、セキュリティ対策やいらぬやっかみを受けることを避けるため、普段はあえて「アップルウォッチ」などを身に着けている、と話してくれたお金持ちもいました。お金持ちならではの悩みがあるようです。

成功している人をやっかむよりも「いつか私も彼と同じステージに立ちたいんだ」と、志を高く持ちたいものですね。

みずえちゃん みずえちゃん 1989年生まれ。新潟県長岡市出身。
関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務しながら、大阪北新地でキャバ嬢デビュー。現在は銀座のクラブに勤めるかたわら、フリーランスのライターとして活動している。 この著者の記事一覧はこちら
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