国内の大手通信キャリアは、2020年前後から巻き起こった政府からの料金値下げ圧力を受け、低価格のサブブランドやオンライン専用ブランドを続々と投入するなどして、料金の大幅な引き下げを進めました。その影響を大きく受けたのが、かつて「格安スマホ」「格安SIM」などと呼ばれて支持を集めたMVNOです。
料金の安さという土俵で勝負しづらくなったMVNO各社は、動画やSNSの利用では通信量を消費しないカウントフリー付きプランなど独自のサービスを用意し、価格以外での勝負に転換。これらの個性ある付加価値が評価され、再びMVNOの注目度が高まっています。
月々のスマホ料金をもっと下げたい…と感じている人は、あなたのスマホの使い方にビシッと刺さる付加価値付きのMVNOがないか探してみてください。それがスマホ料金節約の第一歩となるはずですよ。
動画やSNSを思い切り楽しみたいならカウントフリーに注目
前述の通り、大手キャリアはメインブランドとは別に、サブブランドやオンライン専用ブランドをラインナップし、政府の料金引き下げ要請に対応してきました。NTTドコモは「ahamo」「irumo」、KDDIは「UQ mobile」「povo」、ソフトバンクは「ワイモバイル」「LINEMO」がそれにあたり、月額3,000円前後の低料金で利用できる選択肢が充実。大手キャリアでは後発となる楽天モバイルは、月額3,278円で使い放題の「Rakuten最強プラン」を提供しています。
Rakuten最強プランを除き、大手キャリアのサブブランドやオンライン専用ブランドは、契約プランによって月々のデータ通信量が決められており、YouTubeなどの動画配信サービスやInstagramなどのSNSを楽しむと、あっという間に“ギガ”が足りなくなってしまいます。ギガを節約するため、動画やInstagramはWi-Fiがない場所では見ないなど、不便を感じつつ使っている人も多いのではないでしょうか?
そのような悩みを持っている人に向け、さまざまなMVNOが提供しているのが「カウントフリー」。MVNOが指定した動画配信サービスやSNSの通信はギガを消費しない、という魅力的なサービスです。契約している通信量を消費せずに動画やSNSが利用できるので、動画やSNSをよく見るヘビーユーザーほどメリットがあります。ゲームや電子書籍もカウントフリーにしているMVNOもあるので、どのような内容が対象なのかをチェックするとよいでしょう。
マルチキャリア対応も、MVNOならではのサービスといえます。多くのMVNOはNTTドコモ回線を利用していますが、マルチキャリア対応のMVNOならば利用したい通信回線を選んで契約できます。「自宅の周囲はau回線がつながりやすい」「通勤に使う路線はソフトバンクが強い」といった状況が分かっていれば、マルチキャリア対応のMVNOを選ぶのがよいでしょう。
これまで解説したカウントフリーやマルチキャリア以外にも、MVNOは大手キャリアにはないさまざまなサービスを用意しています。特に注目のサービスや付加価値を持つMVNOについて、具体的に見ていきましょう。
NUROモバイル
NUROモバイルは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するMVNO。カウントフリーは、LINEの対象機能の利用時に通信量を消費しない「バリューデータフリー」と、LINE/X/Instagram/TikTokの対象機能の利用時に通信量を消費しない「NEOデータフリー」があります。ライブ配信などアップロード時の通信量がカウントフリーになる「あげ放題」や、最大通信速度を制限する代わりにデータ容量を消費せず通信できる「節約スイッチ」を用意するなど、独自のオプションやサービスが充実しているのもポイント。契約プランに応じて3カ月ごとにデータ容量を追加で受け取れる「Gigaプラス」も、ユーザー本位のサービスといえます。現在、公式サイトからの申し込みで音声付き5GBプランが1年間月額499円で使える特典も用意しており、コスパの高さも魅力的です。
LinksMate
LinksMateは、LogicLinksが提供するゲームプレーヤー向けのMVNO。月額550円のカウントフリーオプションを付けると、対象のゲーム、動画、SNSのデータ通信が90%以上カウントフリーになるのが特徴です。
ZERONEO MOBILE
ZERONEO MOBILEはミラインクが提供するMVNOで、中古のスマートフォン端末とSIMをセットで提供するのが特徴。5年間の継続契約を前提に、iPhone 16やPixel 9などの人気スマートフォンの中古端末を実質0円で提供し、返却不要で使用できます。モバイル通信回線は楽天モバイルを利用しており、データ容量無制限で利用できるのもポイント。
メルカリモバイル
メルカリモバイルは、フリマアプリで知られるメルカリが提供するMVNO。最大の特徴が、余ったデータ通信量をメルカリ内で売買できること。ギガが余りそうな人は、メルカリ内で手持ちのギガを売ってお小遣いにできます。不要品を売ったメルカリの残高があれば、出費なしでギガが手に入るのも魅力です。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、KDDIグループのBIGLOBEが提供するMVNO。月額308円(音声通話SIMの場合)の「エンタメフリー・オプション」を付けると、YouTubeをはじめとするさまざまな動画配信サービスや音楽配信サービス、電子書籍配信サービスがカウントフリーになります。
mineo
mineoは、関西電力グループのオプテージが提供するMVNO。「パケット放題」サービスが特徴で、最大3Mbpsでデータ通信が使い放題になります。一般的な速度制限の300kbpsの10倍もの速度で通信できるので、動画視聴やビデオ会議も比較的快適にできます。余ったパケットを全国のユーザーでやり取りできる「フリータンク」機能もユニーク。
トーンモバイル
トーンモバイルは、ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)が提供するMVNO。子どもやシニアの見守り機能を充実させ、家族みんなが安心して使えることを売りにしています。特に子ども向けの安心機能が充実しており、自撮り画像の送付を検出してブロックする、塾など指定した場所に着いた際に通知を送る、といった機能が利用できます。医師などの専門家に健康相談ができるシニア向けの機能も、ほかにはないサービスといえます。
JALモバイル
JALモバイルは、JAL(日本航空)とインターネットイニシアティブ(IIJ)が提供するMVNO。新規契約時に加え、契約中は毎月JALのマイルが付与されるのが特徴。さらに年に1回、1,500マイルでどこかに行ける国内線特典航空券と引き換えられる「どこかにマイル」が利用できます。
ANAモバイル
ANAモバイルは、ANA(全日本空輸)の子会社であるANA Xが提供するMVNO。
KABU&モバイル
KABU&モバイルは、カブ&ピースが提供するMVNO。利用料金に応じて株の引換券がもらえるのが特徴で、ためた株引換券はカブ&ピース社の未公開株式へ交換できます。
磯修 いそおさむ 1996年、アマチュア無線雑誌で編集者としてのキャリアをスタートし、その後パソコン雑誌やWeb媒体の編集者としてデジタル分野の記事を担当。2018年からマイナビニュース・デジタル編集部に加入。専門分野はカメラ、アップル製品とエコシステム、スマートフォン、デジタル家電関連、PCキーボード。画像生成AIなどAIまわりの進化の速さに追いつくべく奮闘しつつ、自身でよい写真を撮影することも心がけている。ニガテな動画撮影は鋭意勉強中。猫が1匹います。 この著者の記事一覧はこちら











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