電通は6月1日、SBIネオメディアホールディングス、電通デジタルとともに、SBIグループが進める金融とIP・メディアを融合した「SBIネオメディア生態系」の構築と、新たな事業機会の創出を目的とする戦略的業務提携を締結したと発表した。

広告・マーケティング、金融、AI、オンチェーンなどの分野を横断する事業機会の創出に加え、「共感」「信頼」「熱狂」を生み出すことで「感情経済圏構想」の実現を目指すという。


○提携の概要

デジタル技術の進展により、生活者の情報接触や購買行動は大きく変化し、金融サービスやメディアの機能も多様化・高度化している。サービスの多角化に伴い、データプライバシーへの配慮や、パーソナライズされたデータ活用による利便性向上が求められているとしている。

今回の提携では、SBIネオメディアホールディングスが中核となり、電通と電通デジタルが持つ広告・マーケティング、クリエイティブ、制作、データ活用、デジタル・テクノロジー領域の知見を生かす。これにより、SBIグループが推進するSBIネオメディア生態系の構築と事業機会の創出を加速する。

具体的には、地域の新聞社、放送局、地域金融機関との連携による地方創生モデルの構築、生活者データと金融トランザクションデータを活用したマーケティングサービスの開発、AI活用によるマーケティング精度と業務効率の向上などに取り組む。データ活用については、適切なプライバシー保護と法令遵守を前提に進めるとしている。

さらに、Web3やステーブルコインなどの技術を活用した次世代型金融・取引システムを検討し、将来的にメディアやアフィリエイター、インフルエンサーなどとの広告取引の仕組みの構築を目指す。

このほか、データ起点型の広告・マーケティングを軸とした新たなエージェンシー機能の構築、金融とメディアを融合した新規サービスやビジネスモデルの企画・開発も推進するという。
編集部おすすめ