最初に結論:OURAが型化と長時間駆動を両立した最新スマートリング「Oura Ring 5」を6月5日に国内発売した。

記事の重要ポイント:

1:構造を全面的に見直し、小型化しながら高い計測精度とロングバッテリーを実現

2:運動状態のリアルタイム表示や期間指定データ削除機能、女性向け機能を追加

3:最大1カ月分の充電が可能な新型充電ケースも導入

フィンランド発のスマートリングメーカー、OURAは、同社の最新スマートリング「Oura Ring 5」の国内発売を6月5日から開始しました。
「世界最小のスマートリング」をうたい、前世代「Oura Ring 4」から体積を40%削減。一方でバッテリー駆動時間は伸び、約6~9日間の連続利用が可能です。

カラーは全6色(Black/Gold/Silver/Stealth/Deep Rose/Brushed Silver)。価格はSilverとBlackが65,800円、これ以外が81,800円。Goldは色味を刷新し、Deep Roseは今回追加された新色です。サイズは6号~13号が用意されています。

○本体は小さく、でも高精度測定が可能な新世代リング

Oura Ringは指に装着するだけで健康データを記録できる指輪型ウェアラブルデバイス。今回登場したOura Ring 5は、2025年7月に国内展開した「Oura Ring 4」の後継モデルで、軽量・非アレルギー性のチタン素材を採用し、体積を40%削減しながらも高い計測精度と約6~9日間のバッテリー持続を両立した点が最大の特徴です。

Oura Ring 5の主な特徴は次の通り。

前世代比で体積を40%削減、世界最小スマートリング
12本のシグナルパスウェイで計測精度を向上
バッテリー持続約6~9日間(約1週間)
100m防水、IP68防塵防水+高耐久PVDコーティング
ライブアクティビティ追跡や女性に役立つ新機能
Goldカラーはリニューアル、新色Deep Roseを追加。全6色

○内部構造を全面刷新。装着感と機能性を両立

Oura Ring 5の開発にあたっては、センシング技術やバッテリーを含むすべての構造をゼロから再設計したといいます。


というのも前世代モデル利用者からのフィードバックとして“小型化”が挙がったものの、一般的なウェアラブル製品における小型化はバッテリー容量やセンシング精度などとのトレードオフになるため。

バッテリー駆動時間やセンシング精度といった重要な要素を犠牲にしないため、Oura Ringの機械的・電気的な構造を根本から見直し、リング内径に薄型センサーを再配置し、従来比で4倍強力なLEDを採用するなどの改善を重ね、小型化とロングバッテリーを実現。結果、スマートリングに興味を持ちながらも「装飾品として目立ちすぎる」と感じていた層にも受け入れやすいデザインに仕上がったとしています。

本体は日常使いでの耐傷性向上のため、表面に高耐久のPVDコーティングを施し、傷への耐性を高めました。耐久性と防水性能も高く、IP68準拠の防塵防水のほか、100mの耐水性能を備えます。

機能面では、スマートフォン上でリアルタイムに主要指標を確認できる「ライブアクティビティトラッキング」が新たに追加されました。これはOuraアプリからワークアウトを開始すると、ランニング・サイクリング・筋力トレーニングなどの種目で、スマートフォンのロック画面からペースや移動距離をリアルタイム表示できるもの。また、サードパーティ製の心拍計と連携し、心拍数のリアルタイム表示にも対応しました。

プライバシー管理機能も強化され、新たに「Time-Based Data Deletion(期間指定データ削除)」を導入。アカウントや長期的なデータ履歴全体を保持したまま、特定期間のデータのみを削除できる機能で、長期データから得られる見識はそのままに、どのデータを削除するかユーザーに選ぶ権利を提供します。

このほか女性向け機能も大幅に拡充され、更年期への移行期(周閉経期)が日常生活に与える影響を把握・可視化できる更年期ケアの新機能「更年期インサイト」、経口避妊薬(ピル)や子宮内避妊器具(IUD)などのホルモン避妊法などを利用しているメンバー向けの「ホルモン避妊サポート」などが搭載されました。

「更年期インサイト」では、Ouraが独自開発した臨床アンケートに回答することで、症状が日常生活や日課にどう影響しているか(影響していないか)の概要を確認可能。
「ホルモン避妊サポート」は「生理周期インサイト」のアップデートにより利用でき、ホルモン摂取日と休薬日でバイオメトリクスがどう変化するかを可視化するといいます。

なお、「ライブアクティビティトラッキング」や「期間指定データ削除」、女性向けの2つの新機能はすでに、Oura Ring Gen3以降の全世代Oura Ringで利用可能となっています。

○最大1カ月駆動、持ち運べる充電ケースも登場

本体を充電できる持ち運び用ケースも別売アクセサリとして登場します(発売日未定、価格は11,800円)。コンパクトなアルミニウム製のふた付きケースで自由に持ち歩け、最大1カ月分(最大5回分のリング充電)のバッテリーを内蔵します。

内部にはリングを収納でき、ワイヤレスで給電。表には充電レベルのインジケーターも備えています。なお、標準の据え置き型充電器は本体に同梱されます。

紛失防止のためのデバイス探索機能「場所の特定(ロケート)」では、充電ケースも含めたOura Ring 2以降のデバイスの探索が可能すべての世代に対応。置き忘れたOura Ring本体や充電ケースの場所をアプリ内から確認できるようになりました。

村田奏子 むらたかなこ 大手ITニュースサイトやデジタル製品を扱う月刊情報誌で編集記者を務めた後、2010年代後半よりマイナビニュース編集部に所属。デジタル機器情報メディア「+Digital」やビジネス情報メディア「TECH+」を中心に、パソコン、周辺機器、スマートフォン、Webサービスなど、最新ガジェットから業界トレンドまで幅広く取材・執筆している。COMPUTEXやMWC、IFAをはじめとした海外展示会の現地取材経験も多く、ユーザー視点と現場感を重視した記事作成に取り組んでいる。
保護猫と同居中。 この著者の記事一覧はこちら
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