アビスパ福岡所属のイラン代表FWシャハブ・ザヘディは、今月22日開催のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対柏レイソル)で公式戦2試合連続となる退場。不必要なファウルだという批判が湧き起る中、ネット上では同選手に対する誹謗中傷メッセージが。
契約期間が今年6月までであるだけに、去就に関するコメントを見受けられる。

 ザヘディは今年3月、ロシアのウクライナ侵攻による国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置により、ウクライナ1部ゾリャ・ルハンシクから福岡へ移籍。リーグ戦12試合の出場で6ゴールをマークしているだけに、ファン・サポーターからの期待が高まっていた。

 しかし今月18日のJ1第15節セレッソ大阪戦で後半16分に2枚目のイエローカードを貰い退場。そして柏戦でも後半アディショナルタイムの45+2分、ロングボールへの競り合いでDF立田悠悟の顔に腕をぶつけたことによりイエローカードを貰うと、1分後にはDF野田裕喜を背後から両手で押し倒して退場。レッドカードを提示された直後、テーピングを投げ捨ててピッチを後にした。


 柏戦における2つのファウルシーンは、瞬く間にX(旧ツイッター)で拡散。「2つ目のファウルは不必要」「自分から退場しに行っている」「擁護できない」という声が挙がる一方で、「日本から出ていけ」「国へ帰れ」「頭悪い」などといった過度な批判や誹謗中傷と解釈可能なメッセージも見受けられる。

 2試合続けての退場劇であるだけに、今月25日開催のJ1第16節アルビレックス新潟での出場停止はほぼ確実な状況。6月2日の第17節柏レイソル戦でプレーできない可能性も考えられる。

 くわえて、ザヘディと福岡の契約は今年6月末で満了。それだけに一部のファン・サポーターは「このまま帰国とはならないよね?」「センターフォワードいないから、契約延長してほしいけど…」「長谷部監督は、こういうプレー嫌いなのかな?」「6月末で退団?」と、イラン代表ストライカーの去就を心配している。