*12:41JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は続伸、エムスリーとソフトバンクGの2銘柄で約59円押し上げ
18日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり139銘柄、値下がり82銘柄、変わらず4銘柄となった。

日経平均は続伸。
140.32円高の20177.79円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国市場の上昇の流れを引き継ぐ格好から小幅に続伸して始まり、寄り付き直後に19999.10円と2万円を下回る局面もみられたが、その後は底堅さが意識される中、前引けにかけてじりじりと上げ幅を拡大させている。楽観視は出来ないとはいえ、新型コロナウイルスについては東京都の感染者は減少傾向にあるほか、大阪では感染者数がゼロとなるなど、経済活動再開への期待が高まりやすく、底堅さが意識される中で押し目買い意欲が強まっている。

値上がり寄与トップはエムスリー、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約59円押し上げた。エムスリーは、先週末に20年3月期の決算を発表、営業利益は343億円で前期比11.5%増益、ほぼ従来予想線上での着地。ただ、4月実績について営業利益は前年同月比21%増と好調な滑り出しに。
また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもエムスリーで10.76%高、同2位は日産化学で8.31%高だった。日産化学は底堅い21年3月期見通しに加え、260万株(70億円)を上限とする自社株買いに関する発表が好感されている。

一方、値下がり寄与トップは東エレク、同2位はTDKとなり、2銘柄で日経平均を約39円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはSCREENで12.45%安、同2位は日本郵政で7.93%安だった。米政府は中国の通信機器大手「ファーウェイ」への制裁措置を一段と強化すると発表しており、本日は東エレクやSCREENなどはじめとしてハイテク株の弱さが目立つ。日本郵政は、大幅減益の21年3月期見通しに加え、配当未定を嫌気した売りが膨らんだ。



*11:30現在

日経平均株価  20177.79(+140.32)

値上がり銘柄数 139(寄与度+233.88)
値下がり銘柄数  82(寄与度-93.56)
変わらず銘柄数  4

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エムスリー 4170 405 +35.01
ソフトバンクG 4687 113 +24.42
ファーストリテ 51490 440 +15.85
KDDI 3222 57 +12.32
日産化学 4430 340 +12.25
テルモ 3735 83 +11.96
中外薬 13340 235 +8.47
ファナック 17620 200 +7.20
ファミマ 1841 46 +6.63
トレンド 5750 180 +6.48
キッコーマン 5010 140 +5.04
リクルートHD 3349 41 +4.43
アステラス薬 1748 20 +3.60
住友不 2871 100 +3.60
オムロン 6750 80 +2.88
第一三共 8509 77 +2.77
スズキ 3582 76 +2.74
7&iHD 3551 75 +2.70
オリンパス 1645 17 +2.45
セコム 9019 65 +2.34

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 21910 -615 -22.15
TDK 8970 -470 -16.93
アドバンテ 5190 -140 -10.09
太陽誘電 2925 -160 -5.76
ソニー 6726 -139 -5.01
スクリン 4850 -690 -4.97
資生堂 6348 -127 -4.57
信越化 11830 -120 -4.32
富士フイルム 5058 -70 -2.52
日本郵政 770.4 -66.4 -2.39
アルプスアル 1104 -45 -1.62
ミネベアミツミ 1766 -34 -1.22
バンナムHD 5480 -27 -0.97
塩野義 5691 -23 -0.83
クレセゾン 1099 -23 -0.83
日野自 597 -18 -0.65
東海カ 873 -16 -0.58
昭電工 2190 -151 -0.54
ガイシ 1355 -15 -0.54
JR西日本 6237 -132 -0.48


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