“知る人ぞ知る”からすっかり“全国区”になった名バイプレーヤー、山口馬木也(53=写真)の勢いが止まらない。


 2024年公開の主演映画「侍タイムスリッパー」が第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞してから、引っ張りだこ。

今年はNHK大河「豊臣兄弟!」での柴田勝家役をはじめ、現在放送中の連ドラ「銀河の一票」(カンテレ・フジテレビ系=月曜夜10時)でも与党幹事長の“怪しげな政策秘書”役として存在感をアピールしている。


 さらに「月夜行路―答えは名作の中に―」(日本テレビ系=水曜夜10時)の第3話にも、過去に訳ありのジュエリーデザイナー役でゲスト出演していた。


「単なる脇役ではなく、作品に説得力を持たせる“重し”という唯一無二の名脇役になりつつありますね」とスポーツ紙芸能デスクがこう続ける。


「山口さんは若い頃はイケメン、今は“シワまで渋いイケオジ”として評価されがちですが、インタビューで写真を撮られることに照れてしまうほど、素は温厚で優しい性格。下積み時代が長い苦労人だからでしょう。時代劇出身で殺陣など役者の技量はもちろんのこと、『豊臣兄弟!』での柴田勝家役などクセ強な“剛”の演技にばかり目がいきますが、今後はもっと現代劇での“柔”の演技、濃いルックスで渋いからこそ笑ってしまうコメディーなどでの活躍も期待したいですね」


 見た目のせいか、同じ“濃い顔族”の先輩、阿部寛(61)と比較されることもあるようだ。確かに阿部もコメディーからシリアスまで役柄は幅広いが、ベテラン映画ライターはこう話す。


「山口さんは見た目から《安田顕さんに似ている》なんてことも言われています。もっと若い頃は坂口憲二さん似とか。まあ、イケメンでヒゲが似合うからでしょうが、ただ、裏を返せば、誰かに似ていると言われる時点で、世間的にはまだ唯一無二の存在にはなれていないのかな、と」


 そりゃそうか。“ポスト阿部寛”とか言われているようでは、阿部は超えられない。


「ひと昔前で言えば、故・緒形拳さんもコワモテそうでいて笑うと愛嬌があったり、野性と個性、深みと幅のある役者さんでした。

山口さんにもそんな役者を目指してほしいですが、あまりにアクが強くなりすぎると、今度はテレビで使われにくくなる可能性がありますからね。今のバランスがちょうどいいのか、難しいところです」(前出の映画ライター)


 快進撃は、まだまだ続くか。


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 山口馬木也については、関連記事【もっと読む】『山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」』も必読だ。


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