【その日その瞬間】


 大原かおり(タレント・グラドル/50歳)


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 1990年代に「ミニスカポリス」で人気だった巨乳タレントの大原かおりさん。今月、50歳にして写真集を発売し話題だが、ポイントになった瞬間はデビューと「がおり」の改名をやめた時──。


 最初のターニングポイントは30年前のデビュー。きっかけは六本木でのスカウトでした。スカウトの方から他の芸能関係の方をいろいろ紹介され、最後に行きついたのがカメラマンの山岸伸さん。スタジオに行くと、その後28年間所属させていただくことになる事務所の社長が「こんちは~」と現れて、伸さんが「この子、いいんじゃない?」と私を推薦してくれたんです。すると、社長がその場で「ぜひうちに来てください」と。


 後で考えると、打ち合わせ中に連絡なしで来られるってこともあまりないから、巨乳の女の子が来るから見てみたら? という感じで、あらかじめ社長は呼ばれたのではないかと勝手に推測しています(笑)。


 社長と出会うまでの数年間はいろいろな方面の事務所にやたらとスカウトされていました。私はグラビアをやる気持ちはまったくなかったけど、スカウトマンの方に「話を聞くだけでいいので一度事務所に来てください」としつこく連絡をもらっていたので、話を聞くだけでもと行ってみると、「オッパイ大きくていいね、芸能人になれるよ」とか「どこまでできる?」「水着の先もいける?」と聞かれる。「水着はできません」と正直に言うと、裏から怖そうな方が出てきて、テーブルをドン! と叩いてすごいけんまくで、「さっきから聞いてりゃなんだ! 君のレベルなら水着でもそうそう売れやしねぇんだよ!」と突然、恫喝されたり。怖いことばかりでした。


 それに比べて社長は「ひとりで事務所に来ていただくのも不安だと思いますので、お母さんもご一緒に来ていただき、3人で話しましょう」と安心できる親切な対応をしてくれました。事務所を決めてしまえば、この先怖い人からスカウトされなくて済むし、世は巨乳ブームだったので、思い切ってのっかってみようと(笑)。


 その頃はかとうれいこさん、細川ふみえさん、雛形あきこさんが人気でしたね。私と同期は桜庭あつこちゃんかな。


“婦人警官”の格好をしたミニスカポリスがデビューと思われてますが、その前に「邦子がタッチ!」という土曜お昼の生放送が最初。ダイエッターズといって、水着でひな壇に座る20人くらいの女の子のひとりでした。本番前に体重を測り、前の週より太っていたらイエローカードをもらい、3枚たまるとレッドカードでクビになる。


 私は巨乳だったのでコーナーをやらせてもらい、そこからグラビアの仕事をいっぱいいただけるようになり、「出動!ミニスカポリス」「ギルガメッシュないと」「大爆笑問題」と出演。毒舌を気に入っていただいてか大阪でも番組が決まり、その頃は全部でレギュラーが5本あったと思います。今ではありえないですが、CMの仕事では水着で胸を揺らしてました。


 マネジャーからは「最初は体の露出が多い仕事ばかりだけど、みんなに顔と名前を知ってもらったら抑えよう。時とともに服は着ていこう」と言われました。だからだんだん水着をやめて写真集も5冊くらいしか出してなかったんですよ。


 でも、そんなことをしているうちに年齢とともに仕事がなくなってしまいました(笑)。


■今度のが一番露出が多いかも


 次のターニングポイントを挙げるとしたら、仕事のない状況を変えるために改名した時。9年前画数を見る占い師さんに占ってもらうと、「あなたが売れない理由は名前にある。かおりの『か』を5画の漢字にしなさい」と言われ、探したけどないと思って“がおり”にしたんです。よく考えると、可とか加があるのに(笑)。


有吉反省会」に出た時に「事務所に内緒で勝手に改名してごめんなさい」と話したら、Yahoo!ニュースが載っけてくれて。有吉さんが他の番組でも話してくださったり、他の芸人さんもラジオで「最近のツボは大原かおりが大原がおりに改名したアホさです」と話題にしてくれました。結果として改名して売れることはなかったけど、名前で笑いは取れました。


 そろそろ元のかおりに戻したいなあと思っていた昨年の秋、「じっくり聞いタロウ」(テレビ東京系)で「名前を元に戻すタイミングがなくて」と言うと、司会のネプチューンの名倉(潤)さんが「この番組で戻したらいいやん」と言ってくれて戻すことに。それがネットニュースになったらなぜかいろいろな仕事が入ってきました。


 22年ぶりに写真集のお話をいただいた瞬間は、「私? ウソでしょ?」と(笑)。デビュー30周年で爪痕を残したいとは思っていたので「ぜひやらせてください」と即答。11月にお話をいただいて今年5月に出版したいと言われ、「ダイエットとトレーニングする時間がないので、体を絞れないです」と言うと、編集さんから「今のままで」と軽く言われて。

トレーニングすると胸も締まるのですが、腰づかいを柔らかくするための柔軟体操しかしてないおかげで胸は大きいままです。


 22年ぶりの写真集が今までで一番露出が多い。そんな要求されてないのに、私が勝手にはみ出しちゃって。私を知っている世代の巨乳好きのオッパイ星人たちにぜひ見ていただきたいです。


■後ろ姿だけなら今もナンパされますよ


 一昨年、事務所が倒産して引退しようと思った時に「頑張ろうよ!」と江頭(2:50)さんが励ましてくれたと、前にゲンダイさんでお話ししましたが、その江頭さんが今年、写真集を出して大人気じゃないですか。私も頑張って近づきたい。露出はどっちが多いんだろう(笑)。


 これからも写真集を続けたいですし、できれば週刊誌みたいな本を作りたい。若いグラドルと対談したり対決したりと自分で企画をして作る「週刊かおり」。50代なので急いでいろいろ始めたいです。この前、渋谷で後ろからナンパされた時に振り向いた瞬間「あ、間違えました」って言われましたから(笑)。 (聞き手=松野大介)


▽大原かおり(おおはら・かおり) 1976年2月生まれ、東京都出身。

2005年に犬のファッションブランド「Otty(オッティ)」を設立。「キケンなカオリ♡大原かおり写真集」(双葉社)が5月20日に発売される。



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