放送開始から1カ月経っても、視聴率が伸びない。NHKからフリーに転身した和久田麻由子アナ(37)を起用し、4月25日に鳴り物入りで始まった「news LOG」(日本テレビ系)。

土曜夜10時台という時間帯で視聴率は3%前後と伸び悩んでいる。裏番組の「情報7daysニュースキャスター」(TBS系)は毎回10%前後を獲得。なぜ、約3倍も差が付いているのか。


「報道・情報番組は、どうしても似たようなニュースが並んでしまう。その中で差別化するには、3つのポイントがあります。番組の全体の構成で見やすくする、ニュースの掘り下げ方で独自性を出す、他の番組が取り上げない話題を扱う。『news LOG』はどれも『情報7days』に劣っているように見えます」(テレビ局関係者=以下同)


 5月30日の放送で、「news LOG」は冒頭から85歳のマイクロバス運転手の事故、旭川女子高生殺害事件の裁判と重い話題が続いた。


「最初に暗いニュースを持ってくると、視聴者はチャンネルを替えたくなってしまう。この点、『情報7days』の構成はうまい。オープニングで、安住紳一郎アナと三谷幸喜のトークで、明るい雰囲気で番組が始まる。このワンクッション置くコーナーが重要なんです」


「情報7days」は2人のトーク、社会人対抗の綱引き大会のVTRを流した後、トップニュースとしてバレー日本代表・佐藤駿一郎の大麻所持、元広島・羽月隆太郎のゾンビたばこ、巨人・阿部慎之助監督の辞任の3つをテンポ良くまとめた。その後、同じスポーツつながりでメジャーリーグの大谷翔平、岡本和真、村上宗隆の活躍を放送し、足立区の花火復活と明るいニュースを報じて、スタジオに戻った。


「視聴者の気持ちを暗くさせない構成になっています。この段階で、『news LOG』はようやく女子高生殺害事件の裁判の話題を終え、佐藤、羽月、阿部の話題に移った。その頃、『情報7days』はスタジオでのトークを経て、女子高生殺害事件の裁判を報じた。ここまで扱っている内容はほぼ同じなんですが、構成で『情報7days』に軍配が上がります」


■高市陣営の中傷動画疑惑を取り上げる気概はあるか


「news LOG」は巨人・阿部監督の逮捕の話題になると、「生成AIにどんな相談をするか」とZ世代に聞く街頭インタビューを放送した。


「その視点は他の番組で何度も取り上げられており、視聴者は食傷気味です。オリジナリティーに欠けていて、数字が上がるとは思えません。ただ、次の『自衛隊の離島奪還訓練』の取材VTRは独自性があり、見応えもありました。視聴者が自分に直接関係あると感じるかは別ですが……。いずれにしろ、この日の目玉でしょう。それなら、番組冒頭に持ってくる手もあった」


 この訓練は中国への抑止力を念頭に置いていた。VTRを受けたスタジオでは、中国との外交問題に触れ、和久田アナは高市早苗首相に「外交努力を続けてほしい」と注文をつけた。


「最近のテレビでは高市首相への意見でさえ、あまり見掛けない。

しかも、NHK出身の和久田アナの発言ですから、意外でした。『news LOG』視聴率上昇のヒントは、ここにあると思います。『週刊文春』が詳細に報じ、ネットで話題になり、国会でも取り上げられている高市首相陣営の自民党総裁選や衆院選での中傷動画疑惑を、テレビはほとんど報じていない。放送しても、高市首相の言い分ばかり。中傷動画に関する独自取材をすれば、数字も伸びますよ」(週刊誌記者)


「情報7days」と同じようなニュースを流しても、視聴率は上がらない。「news LOG」に高市首相の中傷動画疑惑を報じる気概はあるか。


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 日本テレビは“素材”を生かし切れていないようだ。関連記事【もっと読む】日テレ「news LOG」は和久田麻由子アナの“無駄遣い”…関係者が嘆く美人すぎる元NHKアナの“キャラ不足”…では、和久田麻由子アナウンサーの“無駄遣い”について伝えている。


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