フィリピンのLCC セブ・パシフィック航空は、2026年6月から8月にかけて成田、中部、関西、福岡の国内計4空港を発着する路線で、合計190便を欠航する。本サイトがフィリピン民間航空委員会(CAB)や現地メディアの情報に基づき、4月13日時点の最新運航計画を精査したところ、欠航便の全容が明らかになった。
当初の「機材繰り」という説明に加え、中東情勢緊迫化に伴う燃油高騰と、主力機のエンジン不具合による機材不足が背景にある。

その他の写真:セブ・パシフィック航空イメージ

 欠航の詳細情報は以下の通り。

 成田発着では、マニラ線(5054/5055便)が7月2日から28日の火・木・土曜日の24便。セブ線(5062/5063便)が6月2日から27日の火・木・土曜日の24便。同じくセブ線(5064/5065便)が7月2日から25日の木・土曜日の16便。クラーク線(5068/5069便)が7月5日から28日の火・日曜日の16便が欠航する。

 中部発着は、マニラ線(5038/5039便)が7月1日から26日の水・金・日曜日の24便。

 関西発着は、マニラ線(828/827便)が7月4日から27日の月・土曜日の16便。セブ線(5108/5109便)が6月4日から27日の木・土曜日の16便に加え、7月1日から27日の月・水曜日(20日を除く)の14便が対象となる。

 福岡発着は、マニラ線(922/923便)が6月5日から26日の金曜日の8便、7月2日から28日の火・木・日曜日の24便、8月5日から26日の水曜日の8便となっている。

 航空業界関係者によると、4月1日付で燃油サーチャージが「レベル8」に引き上げられたことが経営判断に影響した。現在、航空燃料価格は1バレルあたり175ドル前後で推移しており、不採算路線の縮小を余儀なくされている。
また、エアバスA320neo機等に搭載されたプラット・アンド・ホイットニー(P&W)社製エンジンの点検問題も深刻だ。現在、同社保有の約1割にあたる12機から14機が地上待機しており、この機材不足の完全解消は2028年までずれ込む見通しという。

 予約客への救済措置として、同社は手数料なしの予約変更や払い戻しに応じるほか、支払額をクレジットとして保存できる「トラベルファンド」への振替を実施している。最新の規定では、このトラベルファンドの有効期限が完全に撤廃され、無期限での利用が可能となった。
【編集:Eula】
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