ABS-CBNニュースの報道によると、1日未明から午後にかけて「第2区画」の深部などから新たに犠牲者が搬出された。特に12人目の遺体収容の現場は、垂直に潰れて重なり合った強固なコンクリート床に阻まれ、特殊重機や破砕機を駆使して引き揚げまでに5時間以上を要する過酷な夜間作戦となった。現在までに身元が判明した犠牲者には、日雇い作業員のロベルト・サビレさん(51)とクリスチャンさん(26)の親子や、マーク・ローレンス・カプンガイさん(21)らの名前が挙がっている。
【その他の写真:フィリピン・パンパンガ イメージ】
有力紙インクワイアラー(Inquirer)は、今回の惨劇が過酷な労働環境にあった建設作業員のみならず、近隣の無辜(むこ)の一般市民をも巻き込んだ点を詳報している。崩落現場の真ん前で24時間営業 of サリサリストア(小規模雑貨店)を営んでいたエルサ・アンカオさん(50)と夫のジョーイ・アンカオさん(48)の夫婦は、店内に設置した木製ベッドで就寝中に突然の崩落に巻き込まれた。変わり果てた姿で相次いで発見された夫婦の悲劇は、地域社会に大きな衝撃を与えている。
一方、フィリピン主要紙のフィリピン・スター(Philstar)が伝えたところによると、フィリピン国家警察(PNP)は国家建築基準法違反および業務上過失致死傷の疑いで、施主および施工業者に対する本格的な合同捜査を開始した。先週末、業者側の弁護士が「すでに被害者2人の遺族に対して金銭的支援を行った」と釈明したものの、他の多くの犠牲者家族からは支援の受け入れを断固拒否されているという。重機を投入した現場のがれき撤去進捗率は依然として5%程度にとどまっており、残された数名の大規模な遺体収容(リカバリー)作戦は長期化が避けられない見通しだ。
大統領府からの強い圧力を背景に、地方行政の腐敗体質への追及と同時に始まった民間への刑事捜査。安全基準を無視した強欲な開発が引き起こした「人災」の代償は、あまりにも重い。
【編集:Eula】








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