【コラム】BTSさえ、ただで使う韓国政府
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韓国のイメージ
 2021年9月に韓国の文在寅大統領の国連訪問があった。文大統領がいる場所には必ず「韓国唯一の世界的アイドルグループ」のBTSを同行させ、その人気を持って大統領もいますよ的な報道が常に行われるようにしたのは、既報済みだ。文大統領夫人のショッピングの際も、BTSを同行させて、まるでホストのように扱った。

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 そこまで私的利用したのに、だ。文大統領が自腹でギャラを払うことなく、国家が支払う案件になっていた。

 日本のアイドルと違って芸能事務所に所属しているのかは不明だが、BTSは、韓国の文化体育部にも所属している。位置づけとしては、未来文化大統領特使。活動費として、7億ウォン(約6732万円)…これが、未払いになっている。

 さらにあろうことか、国家が「後続の交渉手続きが完了すれば、すぐに支払う」と述べている。つまり、今後大統領の「だし」に使われるなら、同行しないとBTSが表明したら、1ウォンすら支払われないのだ。

 ただ、担当の秘書官は、すでに支払ったとしており、10月16日には入金されているはずだと主張している。だが、国政監査上はまだ支払われていないという矛盾も露見している。

 それに関しては、BTSメンバーがお金はいらないと言ったとも伝えられている。お金をもらって大統領特使をしたと騒がれるのがイヤなのだそうだ。このお金には、旅費などの実費も含まれている。

 BTSは今のところ、韓国を捨てて、アメリカなどの芸能界に活動の場を移してもしばらくはやっていけるだろう。グリーンカードを取ってしまえば、もう兵役逃れも公然とできる。韓国で芸能活動するより、ギャラも高いだろう。

 それだけの稼ぎがあるBTSが、わざわざ、まもなく任期が切れる大統領に忖度する必要はない。

 文大統領が、兵役免除を約束したとしても、次期大統領が覆すこともできる。どっちみち韓国に基盤を置いてもいいことなどないのに、なぜ忠誠を続けるのか。

 ともあれ、アイドルグループに頼らないと、世界的な報道の対象にもならない大統領というのも情けない。ギャラぐらい、払ってやれ。
【編集:fa】