暑さを感じる日も増えてきた、2026年5月現在。
気温が上昇すると細菌の動きも活発になり、食中毒の発生が多くなります。
毎日のお弁当作りにも気を遣う季節でしょう。
※写真はイメージ
腐らせないためのさまざまな知恵やテクニックを取り入れ、お弁当作りをしている人も多いかと思います。
外出する際、保冷剤を入れた保冷バッグで持ち運ぶこともお弁当を長持ちさせる方法の1つです。
今回は、保冷バッグの使用が、細菌の増殖をどの程度抑えるのか検証してみました。
細菌数はどう変わる?7時間の検証結果
腐りやすいメニューである玉子焼き、生野菜のサラダを入れたお弁当を2つ作り、室温で置いた場合と、保冷バッグに入れた場合で、7時間後の細菌数を検査しました。
調べたのは、食品1g当たりの一般細菌数(CFU)。一般的に、CFUの数値が高いほど、衛生状態が悪く、食中毒や感染症のリスクが高いことを示します。
結果は以下の通りです。
玉子焼き サラダ ご飯 調理直後 3,300 95,000 320 7時間後(室温) 2,400,000(240万) 7,900,000
(790万) 450,000
(45万) 7時間後(保冷バッグ) 4,000 140,000
(14万) 480
※検証:エフシージー総合研究所
室温の玉子焼きの細菌数は7時間で730倍に増加したのに比べ、保冷バッグに入れた玉子焼きの細菌数は1.2倍に抑えることができました。
サラダの細菌数は室温が83倍の増加に対し、保冷バッグでは1.5倍。
ご飯も同様の傾向で、室温で1,400倍の増加、保冷バッグでは1.5倍と大きく抑えられています。
保冷バッグでは細菌はわずかな増加しか見られず、室温に置くより、はるかに細菌の増殖を抑えることが確認できました。
保冷バッグの温度は?
では、保冷バッグの内部はどのくらいの温度になっているのでしょうか。
お弁当を入れた保冷バッグの中の温度を測定してみました。
検証:エフシージー総合研究所
保冷剤を入れた直後は室温とほぼ同じ温度ですが、バッグを閉じた直後から急速に温度が下がり、1時間後には15℃を下回っています。
その後、7時間後まで13℃前後を保ち、安定して保冷されていました。
長時間持ち歩くなら保冷バッグを!
食品を腐敗させる細菌の多くは、温度によって増殖速度が変わります。
30℃を超える環境下では増殖が非常に速く、10℃前後では増殖が遅くなります。
温度のコントロールは、お弁当の衛生状態を良好に保つうえでの大きなポイントです。
※写真はイメージ
また、調理時に器具や手を清潔にする、腐りにくい食材を選択するといった点にも気を遣うことで、より効果が期待できます。
長時間、お弁当を持ち歩く際などには保冷剤と保冷バッグを利用するといいでしょう。
[文/エフシージー総合研究所 構成/grapeライフハック編集部]

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