国内のみならず海外にも展開し、高い人気を博しているiOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』(以下、FGO)。先日配信された「Fate/Grand Order カルデア放送局 ライト版」では、本作のダウンロード数が1500万を突破したとの発表が寄せられました。


そして、この達成を記念するキャンペーンが、11月7日のメンテ明けよりスタート。最大で呼符10枚が貰える連続ログインキャンペーンや、サーヴァントおよび概念礼装の強化における成功・極大成功の発生率が2倍になる催しなどが予定されています。

ですが、その中でも最も注目を集めているのは、54騎の星4サーヴァントの中から好きな1騎を選んで交換できる「1500万DL記念チケット」のプレゼントでしょう。一部のイベント限定サーヴァントなどは対象外ですが、54騎もの面々の中から好きなサーヴァントを自分で選べるこの機会を見逃す手はありません。

しかし、対象が多すぎて、どのサーヴァントにすればいいのか迷っている方も少なくないはず。そこで今回は、筆者の独断で選んだお勧めサーヴァントをピックアップして紹介したいと思います。目的やゲームの進行度によって有用性が変わる場合もありますが、悩んでいる方々の参考にしていただければ幸いです。

◆お勧めを紹介する前に!

『FGO』は、歯応えのあるバトルが様々な形で待ち受けていますが、その一方で「このサーヴァントがいないと絶対クリアできない!」といったバトルもありません。課金不要のフレンドポイント召喚で手に入る星3以下のサーヴァントやイベントのクリアで貰える配布サーヴァントを駆使したり、フレンドの強いサーヴァントを借りることで、メインストーリーやイベントの大半を問題なくクリアできます。

なので、54騎の中から1騎を選ぶ際、「好きなサーヴァントがいたら、迷うことなくそのキャラを選べ!」が大前提です。戦力としては高くても、使っていて気持ちが乗らないサーヴァントより、ちょっと弱くても見ているだけで楽しいサーヴァントの方が、遥かに高い価値があると断言します。プレイのモチベーションにも影響するので、好みにハマるサーヴァントがいたら、迷う必要はありません!

その上でなお、「候補を絞りたい」「どうしても迷ってしまう」のであれば、項目別のお勧めサーヴァントを判断材料のひとつにしてみてください。


◆入手機会が少ない「ストーリー召喚」サーヴァントから選んでみよう!

今回のキャンペーンでは、ストーリー召喚のサーヴァントも選択可能です。ピックアップ対象にならない限り、ピックアップ召喚で呼び出すことが出来ない面々なので、入手機会は自ずと限られています。そんなサーヴァントたちを、任意かつ確実にゲットできるこのチャンスでお迎えする、というのも悪い手ではありません。

そんな、ストーリー召喚がメインのサーヴァントたちは、以下の面々となります。

■セイバー
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕/ネロ・クラウディウス/ガウェイン/柳生但馬守宗矩

■ランサー
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕/神槍 李書文

■アーチャー
トリスタン/エミヤ〔オルタ〕

■キャスター
メディア〔リリィ〕/トーマス・エジソン/ミドラーシュのキャスター

■アサシン
加藤段蔵

■アベンジャー
ゴルゴーン
希少性だけで考えるならば、このメンバーの中から選んでみるのも一興です。ちなみに、戦力アップも狙いたい場合は、自分の手持ちで薄いクラスから埋めていくのがオーソドックスですが、上記の中で特にお勧めのサーヴァントも紹介させていただきます。

セイバークラスでは、宝具も撃ちやすく、その度に敵の攻撃力をダウンさせられる「柳生但馬守宗矩」がひとつ抜きん出た強さを持っています。アーツ系パーティが組める方なら、その有用性を充分活かせることでしょう。また、自身に3回のガッツを付与する「ネロ・クラウディウス」は、殿を任せられる強みなどを持っています。

ランサーの「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕」も、戦力的にかなりお勧め。スターを獲得し、自身に集中させ、クリティカル威力もアップするスキル「最果ての加護 A」がかなり強力で、条件が噛み合うと単体宝具並みのダメージを叩き出すことも。他のスキルもダメージアップに繋がるものばかりなので、ランサーの戦力が乏しいならば充分候補に入ります。


アーチャーならば、味方全体に回避を配れる「トリスタン」も。ちょっとクセがあるもののスキルでNPチャージもでき、敵の強化を解除できるのも嬉しいポイントです。サポートも得意とする、バランスのとれたサーヴァントと言えます。

キャスターの中では、「メディア〔リリィ〕」が高い回復能力を持ちますが、戦力が整っていくと回復よりも攻撃を重視した方が安定する場合が多いので、活躍できるかは環境によって大きく変わります。単体向けの攻撃宝具を持つキャスターがいなければ「ミドラーシュのキャスター」も選択肢に加わりますが、先日のイベントで「酒呑童子(キャスター)」が配布されたばかりなので、必要とする人は少なめかもしれません。

◆「スカサハ=スカディ」を持っている方は、ここから選ぶのもアリ!

クイック寄りのサポートを得意とする「スカサハ=スカディ」が7月に実装され、その影響でクイック系のサーヴァントの多くが再評価されました。ある程度状況を整えれば2ターン連続で宝具を発動させることができ、更に条件が厳しくなるものの3ターン連続も不可能ではありません。

条件次第ではありますが、スカサハ=スカディを絡めた宝具連発を狙うならば、今回の星4サーヴァントの中では「アタランテ(アーチャー)」「パールヴァティー」「ワルキューレ」「ランスロット(バーサーカー)」の4騎がお勧めです。概念礼装や自身のスキル、宝具の性能と組み合わせることで、2発目の宝具発動が比較的容易に狙えます。

ただし、敵の人数やクラス相性などで連発できるか左右する場合もある上に、敵のHPが高い場合は一掃できないことも。宝具LV1だとダメージも自ずと高くはなりにくいので、戦力が揃っていない場合に無理して狙うのは得策とは言い難いかもしれません。

ちなみに、手持ちにスカサハ=スカディがおり、フレンドからも借りてこられる場合は、NP50%チャージの概念礼装と自身のスキルを活かす形で「アストルフォ」も宝具の2連打が可能。
3連打も不可能ではありませんが、その条件はかなり厳しいので、既に条件が揃っている方以外はあまり意識しない方がいいでしょう。

どうしても決められない人は、視点を変えてみては?

◆バーサーカーから選ぶなら?

『FGO』におけるオーソドックスな育成方法のひとつは、まず全クラスで1騎ずつサーヴァントを育てることです。本作は相性が非常に重要なので、まずは1騎ずつ、続いては単体/全体攻撃法具をそれぞれ1騎士ずつ揃えていくのがベターです。

しかし、そこまで戦力を揃えるには少なからず時間がかかるもの。そのため、多くのクラスに対して与ダメージがアップするバーサーカーを当面の主力に据える手もあります。アタッカーとしてバーサーカーを欲する方には、「茨木童子」か「エルドラドのバーサーカー」がお勧めです。

ちなみにバーサーカーは、与えるダメージが大きい反面、受けるダメージも大きく、打たれ弱い弱点を持ちます。この弱点をスキルである程度補えるのが茨木童子。防御力アップやHP回復などのスキルで長く留まりつつ、有利な攻撃相性でダメージを稼いでくれます。

エルドラドのバーサーカーは真逆で、スキルはほとんど攻撃に特化しています。自身や全体のダメージを押し上げ、毎ターンNP獲得状態を付与することで宝具の発動も比較的容易。元々のATKが高いこともあり、通常攻撃・宝具共に頼もしいダメージ源となります。
その分防御面は心許ないので、短期決戦で臨むか、ゲオルギウスなどでターゲットを逸らすなど対策をしつつ戦いましょう。

また、「ヘラクレス」もお勧めできるサーヴァントです。回避やガッツを自身に付与できるので、耐久性がある程度あります。しかも、絆を最大にすることでもらえる概念礼装「雪の城」は、ヘラクレスに3回のガッツを付与。この礼装を装備させて殿を任せると、驚異的な耐久性を見せることが間々あります。頼もしい殿を求めている方ならば、前述のネロ・クラウディウスかヘラクレスの二択と言っていいほどです。ただし、絆MAXまでの道のりは結構長いのでご注意を。

◆その他にも、様々な特徴を持つサーヴァントも候補にどうぞ

これまでの項目に該当しない中にも、お勧めサーヴァントは当然います。まず、「ランスロット(セイバー)」は、自分でスターを稼ぎ、集中させ、そしてクリティカル威力のアップも可能と、スキルが自己完結しており、単体だけでもかなりのダメージを叩き出します。単体向けの宝具としては威力が抑えめですが、スキルでNPチャージもあり、手数でカバーできます。

手持ちに女性のサーヴァントが多ければ、ランサーの「エリザベート・バートリー」も悪くありません。強化後のスキル「嗜虐のカリスマ A」は、味方の攻撃力をアップさせるだけでなく、自身を除く女性の味方サーヴァントの攻撃力を更にアップできるので、全体のダメージアップに貢献。
しかも、敵の防御力をダウンするスキルも持っているので、女性のアタッカーを持っている方は一考の余地ありです。

キャスター枠では、まずは「ニトクリス」をお勧めします。スキル「高速神言 B」で溜まるNPの量が凄まじく、LV8の段階で100%を突破。スキルレベルさえ上げておけば支援が一切なくとも、登場と同時に宝具が発動できます。また、NPチャージ礼装とNP支援(諸葛孔明など)を受ければ、スキルと合わせて宝具の2連打が可能。宝具の威力そのものは控えめですが、即死効果があるため、敵のHPに関わらず一撃で葬ることも少なくありません。育成と準備、そして相手の耐性次第では、ほとんどの敵を彼女だけで葬ることが可能です。

こちらは他のサーヴァントや概念礼装との噛み合い次第ですが、「エレナ・ブラヴァツキー」も高い有用性を備えています。特に嬉しいのが、味方全体のNPを最大で20%増やせるスキル「魔力同調 C」。自分のスキルでNP30%を稼げるサーヴァントならば、50%チャージできる概念礼装と彼女の支援で、宝具の即発動が可能になります。また、概念礼装「カレイドスコープ」があれば、「魔力同調 C」の支援だけで100%に。星4ながら頼もしいサポート力を発揮してくれます。


この他にも、スター供給役として頼もしい「ギルガメッシュ(キャスター)」や、手持ちが薄くなりがちなアサシン枠の貴重なアタッカー「カーミラ」、クイック系のアサシンをサポートする「不夜城のアサシン」なども、ポイントを押さえた活躍が可能なサーヴァント。自身の環境と照らし合わせつつ、長所を伸ばしたり足りないところを補ってくれるサーヴァントを捜してみてください。

◆それでも「どうしても決めかねる」という人は、“あのイベント”に向けて考えてみよう!

明らかな一押しもおらず、かといって性能面でも決められない方は、ひとつの発想として来年2月に行われる(と予想されている)イベントを前提にしてみてはいかがでしょうか。

『FGO』では、バレンタインに合わせた期間限定イベントが恒例となっており、今年も賑わいを見せました。このイベントでは、主人公であるマスターとチョコをやり取りするイベントが全サーヴァント分用意されていますが、見ることができるのは手持ちのサーヴァントの分だけ。逆を言えば、召喚しておけば、そのサーヴァントのバレンタインイベントを見ることが可能なのです。

どうしても決められないという人は、「“甘いやりとり”を是非見てみたいサーヴァント」という視点で、今回もらえる1騎を選んでみるのもアリかと思います。ラブラブな雰囲気を狙うもよし、普段は真面目だからこそ意外な一面が見られそうな相手にするもよし。性能ではなく、バレンタイン目当てでチョイスするのもお勧めですよ!

誰にするか決めた方は、こちらのアンケートにご協力いただけると幸いです。あなたのご意見、お待ちしています。

■『FGO』1500万DL突破キャンペーンどの★4サーヴァントをもらう?【読者アンケート】
https://www.inside-games.jp/article/2018/11/06/118558.html

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